今回のオリンピックって予想外のハプニングが次々と起こる印象。まぁ本当はハプニングというより
なるべくしてなってるのかもしれないが、我々がメディアを通して触れることが出来るのはメディアで目にすることが出来る部分のみ。
本当は隠された真実があるであろうことを頭には置きつつ、でも無責任に言わせてもらうと、競技そのものだけでなく、予想外ハプニングに
向き合う姿まで見せてもらってるのである。スポーツ全くダメな私は競技で目にする美技には「おお!」と感動し、同じ人間と思えんなーと
思いながら見ている。しかし予想外のハプニングに見舞われた選手のリアクションはとても人間的でその人を身近に感じる事が出来る。
個人的に一番印象的なのは、やはり平野歩夢君の2回目の素晴らしいパフォーマンスの後の謎に低い点数。
あれは本当に「?」。
これは理不尽だなーと、これで平野君が次に失敗してとんでもない順位に沈んだらスノボ界にとっても損失でしょうよ。
ハラハラしながら見守っていたら2回目と同じ内容で更に質を上げて、これなら文句ないでしょ?と言ってるかのよう。
そして文句なしの金メダル。
凄いメンタルとはさんざん言われたがまさにまさにその通りです。異次元というのは技の事だけでなく平野君自身の事でもあったな。
私もこうありたいなぁ。23歳にしてこの完成度。この精神レベルが、金をとったことによる環境などの変化で劣化しない事を
祈るばかり。
そして今まさに渦中の女子フィギュアスケート、カミラ・ワリエワ嬢のドーピング問題。ドーピングしてもオリンピックに出られるのか。
でもなんでこのタイミングでこのニュースがでるのか。こっちの方が理不尽だよね。だからこういうことになる。
タイミング悪くてこじれちゃったったやつだ。伝説の天才が出てきたと思ってたら、別の意味でも伝説の人になっちゃった。
才能あるスケート選手が禁止薬物をとれば皆があのレベルの演技が出来るようになるかと言えばそんな事ない。
しかし今は薬のおかげで超人的なパフォーマンスの説明がつくみたいになっちゃった。異次元の演技って一歩間違うと
魔女狩りみたいになって怖いね。
いずれにしても起こったことはもう起きる前に巻き戻せない。乗り越える一択だ。
コロナ禍のオリンピックだからなのも遠因としてあるのかな。でもどんな時にも今できる最大のパフォーマンスをして誠実に生きる。
これはオリンピアンでも市井の人々でもおんなじだ。
オリンピックも終盤だがまだまだ目が離せない。
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