誕生日に、滅多に値下に出くわさないローソンでデザートが値下がっていた話は前々回に書いたけど、今年は誕生日まわりでもう1ついい事があった。
会社の掲示板に福利厚生のお知らせが出て五島美術館無料券と東急電鉄乗車券を希望者にお分けしますとあるではないか。行く行く行く!私の場合派遣なのだが、正社員で応募する人もあまりいないようですぐ受け取れた。
まじで嬉しい(*^^*) 会社から誕生日プレゼント貰ったみたい。美術館無料券のみならず交通費まで出していただいて凄いわ。正確には東急線の始発駅までの交通費はかかるんだけどまぁ途中まで定期も使えるしちょっとで済んだ。
五島美術館。その名は知ってたが行ったことはなかった。正直、食指が動くような展覧会をやってた試しがなかったという。(*_*;でもタダなら1回くらい行ってみたかった。行ったら面白いという事もあるからね。
結果、行って良かった。そもそも世田谷区上野毛(高級住宅多し)に行く用事ないもん。貧乏人ですから( 一一)
美術館の隣くらいに「五島」と書かれた表札の豪邸あり。これが東急電鉄創業者一族のお住まいなんでしょうな。
さて、長い前フリだったがこの美術館はその名の通り五島氏のコレクションの保存展示のために開館したもので国宝源氏物語絵巻を所蔵することで有名。
源氏物語に興味あるかっていうと、んーと詰まる私だが入り口入って土産物コーナー隣で繰り返しビデオ上映している源氏物語絵巻に関するミニ番組は上質だった。画像もキレイでナレーターは吉川美代子。何だか古くから色あせない名作としての地位を確立してる作品の実力は凄い。いまさら言うまでもないけど人の思うことは昔も今も変わりません。
館内もキレイ。ちょうどこの時は特別展「美意識のトラジション16から17世紀にかけての東アジアの書画工芸」 が開催中だった。
有名ではないけど個性的な品々が集められている中にもう全くの名もない町絵師の描いた風俗画の金屏風があり、それが一番人気もインパクトもあったのが新鮮。私もこれが一番好きだった。
ちゃんとした画家だったかどうか謎な人でも細部まで丁寧な仕上がりで観る人に癒しと楽しみを与える。これこそこうした個人発祥美術館の真骨頂なのでしょう。
館内に若者の姿はほぼなく、最年少でも40くらい?メインターゲットは65~75くらいかなぁと。今までにない大人の雰囲気で着物姿もチラホラ。なんでかと思ったら庭に茶室があるのだ。茶室は関係者以外立ち入り禁止だけど庭は無料で散歩できます。
ちょうど色づき始め。寒いのですぐ館内に戻ったけどまぁ満足。
またの機会に自費で来てもいいなぁと思った。大人じゃないとわかりにくい良さを持った美術館。こういうところの良さがわかるようになったのが収穫だ。
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