小さな出来事、大きな足跡

小さなことを積み重ねて気が付くと自分の型ができている。取るに足りない事にも意味はある。

リボルバー・リリー

2023-09-09 23:46:39 | 映画

ブログ開設以来、今年が一番映画館で映画観てる。映画館で観ようと思える作品が多くて嬉しい^^。

この作品、興行成績がふるわないとネットでは取り上げられていたが、予告編を見る限りでは迫力

あるし、キャストも豪華。行くしかない。

 

舞台は大正時代、元凄腕スパイの綾瀬はるか演じる小曾根百合がかつての恋人の息子を守るため

陸軍を相手に手に汗握る闘いを繰り広げるというもの。

見どころはもちろん綾瀬はるかのアクション。アクション映画というものを私は甘くみておった。

タイトルからして銃撃戦をみることになるのはわかりきってたが思った以上になかなか残酷

なシーンがあちこちに。観る側に断りなく(笑)いきなり敵が出て来るので思わず

「うわっ(゚д゚)!」と声が出るわ、飛び上がるわ、見てらんなくて下向いてたり。意に反して

絶叫系の怖いジェットコースターに乗ったかのよう。飛び上がった時に持ってた扇子落として

しまったのにも気づかなかった。ここまでのリアクションをしながら映画観たのは初めてだ。

私の隣に座ってた女性ひとり客も身を乗り出して見てた。スリル度は満点でした。

 

しかし、興行成績がふるわないのもわかる。

アクション映画にメッセージ性を持たせるのは難しいと思うのでそれは期待してないが

例えば海外のアクション映画の良品はコメディ要素をいれてエンターテインメント性を更に

意識したつくりだったり、ストーリーを練ってあったり、アクションだけでなく他にも強み

を用意しているが、この作品はもうアクションを見せることだけにすべてを賭けて、それしか

できなかった感がある。

個人的に気になったのは、やくざ組長役の佐藤二朗と取引をしたのに、どんなことなのか最後まで明か

されず、ストーリー展開にも絡んでこないままだったところ、クイズ出しといてヒントも答えもないの

かい。個性の強い設定と俳優なのにうまく料理できずに中途半端感だけ残ってしまった。

 

とはいえ、日本のアクション映画はこれからの分野。誰かが道を切り開かないとならない。

作品に賭ける綾瀬はるかの気迫は伝わってきて、それが観た後も余韻として残った。

綾瀬はるか良かった。

作品としてまだ課題はあるにしても悪い仕上がりではない。これに懲りず、また女性が

主人公のアクション映画出てきて欲しいな。

 

 

 

 

 

 

 


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