久しぶりに金曜日に休みをとっての3連休。正月以来の連休である。こんな稀少な機会に家に籠ってるのは勿体ないと思ったのに昨夜会社の飲み
会だったこともあり起きられない。結局昼近くに家を出て上野で美術鑑賞か動物園でも行ってみようとしたが、今年初の真夏日!そうとは知らず
日傘なしで家を出たので倒れそうになり映画鑑賞に予定変更。無理に出かけなくても良かったのかなと後悔しそうだったがこれが正解だった。
これ面白いです。!
館内は私も含めオールドフアン(昔の仮面ライダーを愛する年齢の高い人々)が約50人くらい。若者は殆どいなかった。
どことなく皆雰囲気似てる。映画観に来たというより、共通の趣味の集いの場に来たみたいな空気感で嫌いじゃないぞこの感じ。
まず音楽が良かった。作品の迫力が増している。昭和の頃の世界観が音楽にもあって印象的だった。実はシンウルトラマンも観た私であるが
その時は曲にのせて作品のスピードやリズムを感じるという印象はなかった。
あと作品全体に漂う泥臭さが魅力的。主要キャストは仮面ライダー1号池松壮亮と2号柄本佑。正直キャストが発表になったとき、
へーと思っていた。直近の庵野秀明監督作品で言えばシンゴジラは長谷川博己、シンウルトラマンは斎藤工とシュッとしたモデル系イケメンがメ
インだったけどこの2人はわりとその辺を歩いてそうな感じである。
でも普通っぽいから出せるカッコよさと戦闘シーンのリアリティが出てた。実際に本人たちが演じてるようです。
そうした全身全霊で取り組む姿勢が観る人の心にささるのではないだろか。シンウルトラマンも映画館に行ったのにブログにはUPしなかっ
た。面白くなかったから。あの時は作る側の見せたい事、伝えたい事がダイレクトに伝わって来なかった。何がいいたいんだろと思ったのだ。
今回はそれが解消されていた。熱量はいつもあるだろうから起こる偶然が良い方に転んだのもあったかもしれない。一瞬で観る側の心を躍らせる
力というのは考えて出て来るというより積み重ねたアイディアが間違っていなかったときに相乗効果で出るんじゃないかと。そこ出来ていたと思
う。面白かったし楽しかった。
にしても興行収入今のところ19億なのが不満。20にはなって欲しい。なってもシンウルトラマンの半分くらい。あちらもハイクオリティなんだけ
ど、仕上がってみると音楽、作品の質、キャストの足し算がそれ以上の力を発揮しなかった。それぞれ独立してるというか。だから音楽も印象に
残らなかったんだな。米津玄師を主題歌に起用するほどだったし、曲自体良かったんだけど。それでがっかりした人々が足を運ばないのか、元々
仮面ライダーよりウルトラマンの方がフアン多いのか???もし仮面ライダー好きだけど映画つまんないかもと躊躇してる人がいたら行ってみ
て!と伝えたい。
豪華キャストがチョイ役で出てるという贅沢さも見どころだよ。
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