小さな出来事、大きな足跡

小さなことを積み重ねて気が付くと自分の型ができている。取るに足りない事にも意味はある。

映画「メッセージ」鑑賞

2017-05-29 02:02:16 | 映画
今年度アカデミー賞の音楽賞をとったそう。他にも色々ノミネートされてた作品。
なんかたまには映画館で映画見ようかと思って検索したときにピンと来て行ってきた。

一言でいえば宇宙人からのメッセージを受け取り、それを受け入れるって話だ。
といってもテーマはあくまでも自分の内側といった感じ。

ちょっと禅問答のようなところあり。
わからんと言いたくなる部分もあるが。宇宙人や宇宙船相手にしてるんだから
こう来ても不自然じゃないでしょともとれる。

しかし今までにない姿勢で宇宙人と向き合った映画だ。
静かな映画で大人向け。

こうした作品って日本で大作に仕上げるのは難しい。
派手なシーンで観る側を盛り上げることはせず、よく見ると丁寧に作ってあるのがわかる映画。

人間とは時間軸が違う宇宙人と出会ったことで今まで思いもよらなかったことを得る主人公。
ちょっと浮遊感がある展開も、もともとの作品づくりの丁寧さで美しく仕上がっている。

私は良い作品とは思うが
しかしこの作品のあらすじとみどころを説明した上で観たくなるようにアピールするのは難しい。

それにしても宇宙人。ロマンがあるね。見たことないだけに正解がない世界だがこの作品の
宇宙人たちはなかなかアーティスティックだ。
見たことないくせしてダサい宇宙人だと急にがっかりするのが映画好きであるがこれは違和感がなかった。

時代と共にSF映画も変わるべき。その先駆者となってこの後出てくる未知なるものをテーマにする作品のインスピレーションソースになって欲しい。

きゃー面白かった!というよりはスルメ型。自分でかみ砕いて楽しむ作品だ。





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