蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

谷中への墓参

2024-07-13 16:17:34 | 徒然
本日、関東のお盆なので谷中の菩提寺へ墓参しました。
予報に反して天気が良過ぎて暑く、そして道は意外に込んでいました。
浅草を通り、言問い通りを一直線、谷中へ向かう途中で花屋に寄ります。
同居人が花を買いに行く間、狭い路地に3ナンバーの車を突っ込ませて、肩身の狭い思いをしながら待ちます。
う~ん、墓参するのか通行人がやたらと多いし、バカでかいワンボックスまで横を通り過ぎる。
お、後ろにタクシーが停まった。
げ、客を降ろし始めた。
通行人や自転車がたまり始めた。
でも、谷中は歩いてくるには体力勝負の坂が多いし、タクシーは捕まらないしで、結局車になってしまいます。
ようやく同居人がヨタヨタと花を抱えて帰ってきました。
『3400円になった!』
400円値上がりしていました。
10%以上の値上がりです。
なんでもかんでも値上がりしていて、こっちの根も上がっちゃう。
で、菩提寺に行くと住職の奥様がお出迎えです。
線香の自販機に未だに慣れず、指導していただきました。
自動着火装置の火のツキが遅い。
でも奥様とお話しして、『母は今年の11月で100歳になります。たぶん120歳くらいまで生きると思うので、こっちが戒名を用意していただくのが先になりそうです』といいました。
『蟷螂さんの家の事も先日お話ししていました。「もうすぐ100歳くらいだろうか」とお話ししたばかりです』
で、手桶に水をくみ、墓へ親父を迎えに行きました。
ん・・・真新しい卒塔婆がたっている!
誰か死んだか?
噂の人(愚母)の名前だ。
これは確認しなくては。
愚弟が建てさせたとはとても思えないし、なんなんだ。
墓石を掃除し、花を供え、線香をさして拝みました。
早く〇〇しないと伊豆山を売られるぞ、と。
親父は今でも伊豆山の頂上付近にある山荘の一室で、夜な夜なマンドリン(明大マンドリン倶楽部で古賀政男に師事)をつま弾いているはずです。
実際には唯一遺した遺言により、庭の先端の角に植えられた辛夷の木の根元に分骨してあるのです。

で、墓参を終えて奥さんとプチ話をしました。
『あの卒塔婆は誰が?』
愚弟が気の利いたことをするはずはありません。
『施主におハガキをお出ししたのでお振込みいただきました』
何年かたまっていた管理料を請求し、支払ってもらったからという事みたいです。
或いは花が値上がりしたくらいだから、墓地の管理料が値上がりした?
そっちの方が本命だと思います。
『うちの管理料も上がるかも』
同居人が呟きました。
そう、他人事ではないのです。
バブルのころ、『墓ない話だねぇ』などと話題になっていた時代に、松坂屋の『無料バスお弁当付き公営墓地見学』という甘言に釣られ、錦糸町駅からバスに乗って行った先は千葉県の五井という、周囲にはゴルフ場しかない墓地を契約し、義父が納まりました。
義母が倒れて寝たきりになると、万一のときには通いきれないとなり、5~6年前に両国のマンション墓地に引っ越してきたのです。
『マンションの管理費だって上がっているからお宅も覚悟していた方がいいよ』
同居人の顔色が少し変わりました。
帰りに田原町により、雨漏りのチェックです。
1階のテナントの店長に確認すると、『OKでした』ということで、棟梁に連絡することにしました。
そしていつものアルコールディスカウントショップに寄ります。
(本当は寄り道は不可なんだけど、お神酒だから)
あ、ハザード、消し忘れたかも。
駐車場とマンションの間を2往復したら心拍数が130を超え、手首のパルセンスのセンサーが何回もバイブして滅多にかかない汗が額に滲みました。
帰宅してラバーの手袋を外したら大量の汗が!
いい運動になりました。
今夜はぐっすり眠れるでしょう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もう忘れたことにしたいcovid-19 | トップ | アスパルテームに発がん性 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。