前にも一度観て、まぁ良かったと思っていたイタリア映画の『ひまわり』を再見しました。
特にソビエト戦線に送られたイタリア兵が寒さと飢えのなかでバタバタ死ぬシーンは、『へぇ〜イタリア兵もソビエト戦線に駆り出されたんだ』と、妙に感心したりしました。
とりわけ興味深かったのは、ソフィアローレンが、モウモウと白煙をあげる原発の横を通るシーンです。
ソビエトの原発は1954年にモスクワ近くに建設されていますから、歴史的にも場所的にも違和感がありますが、ソビエトが西側の映画を撮らせるからには、最新の原発を写させることが条件だったのかもしれません。
いま、この映画を見る意義は、やはりロシアのウクライナ侵攻が背景にあるからで、戦争で引き裂かれた男女が、別々の家庭を持ったのちに再会する悲劇が、現在の地球上で繰り広げられているかと思うと胸が痛みます。
また、ひまわり畑の上に広がる青空(少し雲が出ていたけれど)が、ウクライナの国旗を象徴しているようで、この美しく肥沃な国土を失うことがないように、世界は手を組んでプーチンと戦うべきだと思いました。
そしてその光景は近い将来の日本でも起こりえることだと認識しておかねばなりません。
今回の統一教会の件も、裏になにか世界的な大事件が隠されている可能性があるのではないでしょうか。
統一教会は氷山の一角だと思います。