蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

コロナで揉める

2020-04-03 21:28:00 | 徒然
寺院にもコロナ渦が及んでいました。
初めは寺の僧侶がOKを出したのですが、すぐにNG。
僧侶が高齢なので、娘がNGを出したのです。
義母の遺体の行先がなくなり、次に埼玉県境の預かり所を紹介してきましたが、今度は同居人がNG。
するとまた電話が入り、火葬場は行くが骨葬でと言われOKを出しました。
この段階で疲弊度MAX。
するとまたしばらくして、コロナが怖いので、焼き場もNG。
もうこうなったらネット(この言葉はきらい!)で探して直葬は避けようとネットの葬儀屋へTEL。
話をしている最中に葬儀屋からTEL。
うちでなんとか僧侶を手配したとのことでようやく病院を出発。
自宅を回って焼き場にイン。
この段階で蟷螂はユンケル一発。
義弟義妹はノーテンキ。
全てお任せです。
臨床診断は脳出血後遺症(肺炎はあった)なのに、みんな怖がります(蟷螂も怖い!)
自宅を回った霊安車(普通のワンボックス)で焼場にイン。
葬儀屋との打ち合わせは外で。桜吹雪がすごかった。ただ、葬儀会社の担当者の額の汗を見て、蟷螂は3歩引きました。発熱?蟷螂はN95をしっかりとおしつけます。

寺の坊主までもが嫌がる斎場。
いまは焼き上がるまで45分と聞き、思わず『早ッ』。
イタリアで祭司が感染しまくっているから坊主も怖いんでしょう。
今夜は義母は斎場泊です。

義母の弟は太平洋戦争で出征し、太平洋上で米潜水艦の魚雷で沈められた輸送船に乗っていて、一兵卒で戦死しました。
場所は全くわからずみずく屍だそうです。
遺骨の箱には何も入っていなかったとききました。

義母もようやく弟とつもる話で盛り上がるでしょう。
斎場には沢山の桜が植えてあり、今を盛りと咲き誇っていました。


散る桜
ともに見遣りし靖国の
義母弟と再会叶ふ

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