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イエマ×アラン・シルベスタイン限定コラボモデル誕生❕

2024年10月15日 18時15分27秒 | 日記

アラン・シルベスタインが国を同じくするフランスの時計ブランド「イエマ」とのコラボで帰ってきました。

 

当店【ビジューワタナベ・白金台オルロジュリ】はアラン・シルベスタインの正規販売店としてブランドが2010年頃活動を休止するまで長い間お付き合いをしてきました。

時計通であればアラン・シルベスタインの名前は誰しも知るところ。熱狂的なファンより今でも問い合わせがあります。

独創的な幾何学デザイン、青・赤・黄のシンボルカラーを基調とした色使いでとことん尖がりまくり、まさに時計界のピカソと言われる所以です。

最初にアラン・シルベスタインを知ったのが20数年前、当店がデパートへの卸からショップ展開への移行期でした。

当時はスイスの伝統的な時計ブランドの扱いが中心で、私にとってはアラン・シルベスタインとの出会いはあまりに衝撃的。すぐに虜になってしまったのです。

実はショップオープン時の内装も黒壁にアラン・シルベスタインの色を基調としたステンドグラスをはめ込み装飾するほどでした。今でもステンドグラスは健在です。

アラン・シルベスタインの根底に流れるポリシーを知らなければ、単なる奇抜な時計と思われてしまうかもしれません。

語り始めればきりがないのですが、彼の作品の源流はまさにドイツの「バウハウス」思想です。

ナチに迫害され短命に終わってしまった美術学校「バウハウス」の理念は、“形態は機能に従う”。言い換えれば、無駄な装飾を削ぎ落し機能の合理性を追求していけば真の美が生まれるといった考えです。

現代でもこの思想は家具を始め様々な工芸品に脈々と受け継がれています。

アラン・シルベスタインの作品が敢えて原色を使ったり、各機能の形状を丸・三角・四角で表現したのも、時計本来の機能“見やすさ”を追求するためでした。

つい熱が入り長々とお話ししてしまいましたが、今回ご紹介する時計の主役は時計ブランド「イエマ」です。

1948年創業のイエマはかつて日本でも展開されたことがありました。

世代も変わりイエマはマニファクチュールブランドを目指しここ数年めざましい発展を遂げています。

数年前よりヨーロッパ時計界もデカ厚時計から手首にフィットする小ぶりサイズに変わりつつありますが、その先陣を行ったのがイエマです。

当時時計愛好家が望む少し小ぶりの時計は他のブランドではほぼ見つけることが出来ませんでした。

イエマは各モデルの中心に時計ケース39㎜を据え、新作を意欲的に発表し続けています。度々ニュースでも大きく取り上げられました。

スイス時計の黄金期である1960年代~、時計のケースサイズは小ぶりが常識で、小さいサイズのケースに100に余るパーツを隙間なく組込むことに機械式時計の美しさと醍醐味がありました。機械式時計はその中に一つの小宇宙を見ることが出来るのです。

そして、それをいち早く再現したのがケース径39㎜のイエマでした。

東京でイエマの取扱店はまだ当店のみですが、フランス流のエスプリが効いたイエマのセンスとアラン・シルベスタインがコラボできればと思い、実は以前より代理店には本国に提案してはどうかと打診をしていました。

しばらく時間が経過していましたので、イエマとアラン・シルベスタインの突然のコラボ発表には少し驚きがありました。ワクワク感を持つて入荷するのを待っています。

以前スイス時計ブランドとアラン・シルベスタインのコラボモデルが発表されていましたが、文字盤だけではアラン・シルベスタインの本領は発揮できていないのではと、少し残念に思っていたのですが。

さて、ここまでお付き合いいただきましたがやっと本題に入ります。

この時計で特筆すべきは、イエマがアラン・シルベスタインにコラボレーションを持ちかけた際、ケースから文字盤、針に至るまで時計全体のデザインを全て自由にやってもらいたいと提案していたことでした。

彼が発表してきたアラン・シルベスタインブランドの数々のコレクションを見ればわかるのですが、時計のデザインだけではなくムーブメントまで細部に拘りの詰まった作品を発表してきました。

フレデリック・ピゲやレマニアムーブメントを搭載したモデルも多く、世界中の時計ファンに愛されたのも納得です。

そのアラン・シルベスタインの心を捉えコラボの合意に至らせたのが、イエマが開発したオリジナルマニファクチュール「マイクロローター」ムーブメントでした。

スイスでもわずか数社の雲上ブランドでしか発表されていない、しかも破格になるマイクロローターを搭載し、時計デザイン界の鬼才アラン・シルベスタインがデザインしたこの限定品はすでに世界中の時計コレクターの間で大きな話題になり始めています。

発売は来年3月以降を予定していますが、ヨーロッパのことですから多少入荷時期がずれ込んでしまうことはご理解ください。

このモデルは限定生産500本ですが、アラン・シルベスタインの熱狂的なファンは世界中にいるため日本国内への割り当て本数は限られてしまいます。

10月中旬より予約を開始しますが、恐らく早い段階で完売してしまうのではと危惧しています。

ご興味のある方どうぞお問合せ下さい。

これからはこのモデルのスペックをご紹介しますが、自動巻きマイクロローターを搭載し70時間のパワーリザーブを確保、しかも200m防水でアフターサービスも異例の5年間の国際保証はこの時計への自信の表れでしょう。

価格は驚くなかれ、税込684,200円(622,000円+税)です。

 

次に、アラン・シルベスタインに全て任された外装につきまして、

ケース素材はマイクロブラッシュド加工されたブラックチタンにDLC加工が施されています。

2時位置ケースサイドのインナーベゼル操作用リューズヘッドにはアランの十八番であるブルーのカラーリング。

  • 蛇足ですが、アラン・シルベスタインはまだスイス時計ブランドでチタンケースを使用したモデルが稀な時代から積極的にチタンケースを採用していました。その後ポリッシュチタンや ブラック・ブロンズカラーチタンモデルを他に先駆け発表するなど、ケースの素材に関しても革新的で前衛的でした。

ケースの直径は40mmとスポーティな時計では少し小ぶりで装着時にストレスが無く抜群のフィット感です。

 

風防は少し丸みがあるダブルドーム型サファイアクリスタル

 

文字版はマットブラックダイヤルにスーパールミノバを施した立体的なホワイト3Dインデックス。

時針は光沢のある赤にホワイトスーパールミノバで枠取りをしています。

秒針はアラン・シルベスタインの真骨頂であるパウダーブルーの星形モチーフ

暗い場所では発光の強いスーパールミノバで夜空のように神秘的な表情に変わります。

 

時計のケースバックも圧巻です。

搭載されたマイクロローターは赤く塗装され、黒ベースの地盤とのコントラストは絶妙です。

希少なマイクロローターの動きを一目で確認できます。

  • 一般的な自動巻きローターはケース裏側を大きく覆い回転することによりゼンマイを巻き上げます。

マイクロローターは小さい半円形のローターでムーブメントを覆い隠すことが無くその美しさを堪能できますが、巻き上げ効率が悪いため雲上ブランドは重量のある22金を使用してきました。

ただ、金を使用すると価格がとんでもなく高騰してしまいます。

そこでイエマのマイクロローターはローター部分に金よりも重量のあるタングステン合金を採用することにより価格の問題を解決しました。

また、シースルーのケースバックには2匹の遊泳する鯉が描かれています。

富と繁栄の象徴で、幸運をもたらす時計となってくれればとアラン・シルベスタインは願い描いたそうです。

ケース素材 :マイクロブラッシュド加工されたブラックチタンDLC加工
風防: 2.20mm ダブルドームサファイアクリスタル
ベルト: ブラックラバーブレスレット
ダイヤル: マットブラックダイアル BILLIGHT製スーパールミノバを施したホワイト 3D ブロック
針: ホワイトスーパールミノバを施した光沢のある赤い時針、サテン加工された黄色分針、Berlac社製パウダーブルーによる秒針
リューズ: 光沢のあるセラコート加工されたねじ込み式リューズ リューズヘッドはブルー 
ケース型: 40mm
ラグ幅: 20mm
厚さ: 11mm
防水性: 20 BAR / 200 m / 660 feet /
ムーブメント:YEMA マイクロローターキャリバーマニュファクチュールモルトー20 自動巻き
パワーリザーブ:70時間

価格:税込684,200円(622,000円+税)

 

 

大変反響の大きい限定品で入荷本数も限られていますから、ご予約はお早めに!

 

   ビジューワタナベ・白金台オルロジュリ

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