トゼンの世相斬

政治経済で日々思いついたことを書き綴ります

台湾に注目

2021-01-28 09:44:13 | 日記
25日の日経に小さい記事だが「ドイツ、日本にフリゲート艦を派遣へ 中国けん制」が載った。

ドイツがこのような対応をするのはあまり記憶がない。メルケル首相は中国に対しては超甘ちゃんで、とにかくビジネス優先だったはずだが、大きな方向転換なのだろうか。

また、少し前に英国は太平洋に空母を派遣すると発表している。世界中の注目が太平洋に向きつつある。

東アジアでは色々な火種はある。昨年末に色々と騒動を起こした香港問題、以前より問題視されている南シナ海の島の武装化、古くて新しい北朝鮮の核問題などなど。どれも大きな問題だが、台湾問題の比ではないだろう。

中国が香港を完全に内地化して一国二制度をぶち壊してから、台湾が自発的かつ平和的に中国と一緒になることはほぼなくなったと言える。どんなに甘い言葉で誘われようと香港の今を見れば、中国がいずれ牙をむくのは明白だ。

どうしても台湾を取り込みたいと中国が言うなら、もう軍事的手段しかない。台湾を「核心的利益」と言う習近平は台湾進攻をやってもおかしくないのだ。

そうなると米国はもちろん、英国やドイツ等欧州勢も中国は敵に回すのだろうか?その時、日本はどうするべきなのか?

いずれにせよ、台湾は今年一番のリスクファクターなのかもしれない。