トゼンの世相斬

政治経済で日々思いついたことを書き綴ります

GoToトラベルについて 3部作 ワクチン編

2020-12-03 13:35:44 | 日記
コロナに対するワクチンの開発が進んでおり、その効果は予想以上だという。久しぶりに良いニュースであるが、これで大丈夫、とはならないだろう。問題はワクチンの効力がどのくらい持続するかだ。



通常インフルエンザ・ワクチンは冬に接種するが、2週間後から効果が出て5か月経ったら効果は消えるという。まあ、温かくなれば流行は終息するから、もうワクチンの助けはいらないのだろう。コロナ・ワクチンもそういうサイクルかな。

うん? ちょっと待てよ、コロナって夏も流行するんじゃなかったっけ? え、じゃあ、夏にもまたワクチン接種しなければならないの???



実際にコロナ・ワクチンはどのくらい効力を維持するのか、治験期間がまだ短いので不明だ。仮にインフルエンザ・ワクチンと同じく5か月の効力としたらどうなるだろう。大流行しそうな冬だけに接種すればいいのか? それとも通年効果を維持すべく年2,3回接種すべきなのか? でもそんなに何度も接種して体は大丈夫なのか?



コロナが暑さに強い性質を持つことは悪夢である事の根本はここにある。どのくらいの頻度でワクチンを接種すべきなのかわからないのである。

治験の継続、専門家の調査・議論を通じて、一般的な見解がまとまるのは数年かかるのではないだろうか。そしてその間はワクチンを接種する人としない人が二分して、コロナ分断の様相を呈するのではないか。結果として流行は簡単には終息せず、Withコロナの生活は当分続くことになる。



ジャック・アタリ氏は経済が戻るのに2年はかかると言っていたが、実際にはもっとかかるかもしれない。今、苦境に陥っている業界(観光、外食等)の回復はまだ遠い。


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