トゼンの世相斬

政治経済で日々思いついたことを書き綴ります

ウクライナのゼレンスキ‐大統領について

2022-03-22 10:44:10 | 日記
ウクライナのゼレンスキ‐大統領の評判が急上昇している。
ウクライナでの支持率がなんと90%! 同国には10%程度ロシア系の人がいるから、ウクライナ人に限ればほぼ100%である。

危機におけるリーダーシップを素晴らしく体現していると思う。

まず大切なのは逃げないこと。
ロシアの侵攻が始まってもキエフに留まり、国民を鼓舞し続けたことは賞賛値する。
なかなか出来ることではないです。

次にSNSを使った広報の巧みさ。
やはり映像を見せられると説得力が違う。現代における広報の最高峰だと思う。

一方でちょっと気になるのは、彼自身が天狗になっているのでは、ということ。

アメリカの議会で演説して、真珠湾攻撃を引き合いに出されたことを不満に思う日本人が多いようだけど、まあ、感情的にそうだよね。
明日日本の国会でも演説するだろうけどまさか真珠湾のことは言わないでしょうね。

それよりもちょっと心配なのはドイツでの演説。
これまでドイツは経済メリットを優先してロシアを甘やかしてきた、とちょっと説教モードだったようだ。

うーん、演説の目的は助けてもらう事なんだよね。
それなのに相手を説教しては逆効果でしょう。
ドイツの人達はやはり人間が出来ているのか、演説後は拍手で大団円だったらしいけど、もし明日日本でも説教されたら、ちょっと引くなぁ。

真珠湾への言及と合わせて日本も感情的に一歩後ろに下がってしまうかもしれないなぁ。

言葉には十分気を付けてほしいです。


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