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映画『花のあと』、秀逸な物語と北川景子の美しさ!

今週は今年5回目の米国出張に出鰍ッているが、今回JALの機内で昨年公開された映画、『花のあと』を鑑賞した。公開当時、僕は特に北川景子にはまっていたので、
この映画は映画館で見たいと思っていたが、結局見逃してしまっていた映画だ。



原作は藤沢周平。庶民や下級武士の哀愁を描く、その独特なタッチの時代劇小説は有名で、
映画化された真田広之主演の『たそがれ清兵衛』、木村拓哉主演の『武士の一分』、そして僕も気に入っている豊川悦司主演の『必殺剣鳥刺し』など、味のある多くの時代劇映画の原作を提供している。

そして、この『花のあと』は、江戸時代の武士を描いた切ないラブストーリーだが、
ただのラブストーリーでは無い。



東北の海坂に住む美しい娘の以登(いと)は、男性にも劣らぬ剣の遣い手。
そんな以登に、満開の桜の下で以登に声をかけたのは、羽賀道場の高弟・江口孫四郎であった。父・寺井甚左衛門に剣の手ほどきを受けた以登は、道場の二番手、三番手を破るほどの剣豪であったが、孫四郎とは未だ剣を交えたことはなかった。わずかでも孫四郎の人柄に触れた以登は、父に孫四郎との手合わせを懇願する。以登は孫四郎に駐≠ナち込む中で胸を焦がしている自分がいることに気がつく。ただ一度の手合わせで以登が感じたものは、紛れもなく初めての恋心であったが、家が定めた許婚がいる以登は孫四郎への想いを断ち切る。その数ヵ月後、孫四郎が藩の重役・藤井勘解由の卑劣な罠にかかって自ら命を絶った。江戸から帰国した許婚・片桐才助の手を借りて事件の真相を知った以登は、孫四郎の無念を晴らすために、そして自らの淡い想い出のために剣を取るのだった…。



この映画の魅力は、何と言っても“3つの美しさ”が描かれている点にある。
まず一つ目は、映画全体における日本の描写がとても美しく描かれていること。桜をはじめ、日本古来の美しい風景が、一つのアート作品のような件p的な美しさを放っている。

そして2つ目は、北川景子自身の美しさ。
演技力はまだこの映画主演時点ではイマイチな感もあるが、それでもその凛とした美しさは際立っており、北川景子ファンにはたまらない作品だろう。また、恐らくかなり稽古を積んだであろうと思われる、その見事な殺陣はなかなか見応えがあり、女性らしい美しさと男勝りなカッコ良さをうまく演じ分けていたが、これは実際にオトコっぽいとされる北川景子の性格にも通じる部分かもしれない。



そして3つ目は、そのあまりにも美しき復讐劇を描いた、秀逸なラブストーリー。
以登が恋心を孫四郎に対して抱き、そしてまた孫四郎も以登に恋していた相思相愛な関係ながらも、この叶わぬ恋という切ないラブストーリーをベースにしており、この設定自体は時代劇に多く見られるものだが、女剣士として最後は無念の死を遂げた孫四郎の復讐を果たすというそのストーリー展開と、クライマックスの死闘は、件p的な美しさで描かれている点がとてもユニークであった。




4人の武士を切り唐オ、最後は孫四郎を罠にはめた藤井を一撃でしとめるクライマックスは、『必殺剣鳥刺し』の衝撃的なクライマックスにも通じる件p的な見事な場面であり、心に響くものがあった。恐らく幾ら女剣士として腕がたつとは言え、武士を呼び出して4人も切り殺すことはありえないことだと思うが、このありえなさの中にも、どこかにリアリティーをもたらしている点が、何とも言えず藤沢周平の作品に共通して流れる独特な雰囲気であり、物語の妙である。

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