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僕はB'zが好きだが、正直に言えば、最近B'zもかなりマンネリ化していたと思うし、稲葉浩志も、松本孝弘もそれぞれソロアルバムを出してきたが、イマイチパッとしないと言う感覚があった。しかし、今回の『INABA/SALAS』はとても新しいロックアルバムとして我々に届けられ、そのキラキラした、とても斬新なサウンドが魅力だ。作詞は全て稲葉浩志が担当し、作曲は全てスティービーサラスが担当。
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スティービーによるキレのあるギターサウンドの洋楽ロックに、稲葉が日本語によるパワフルな歌詞を付けた感覚だが、曲も洋楽ロックとは言え、日本人にも実に耳触りのいい味付けがされている。松本孝弘が作曲するB'zサウンドとはまた違うし、ギターの響きも全然違うのが何とも新鮮だ。
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収録曲は下記全12曲。どの曲もキャッチーで全てがシングルかのようなクオリティに仕上がっている。良く聴くと、かなり細部にまで作り込まれていることにも気付く。
01. SAYONARA RIVER
02. OVERDRIVE
03. WABISABI
04. AISHI-AISARE
05. シラセ
06. ERROR MESSAGE
07. NISHI-HIGASHI
08. 苦悩の果てのそれも答えのひとつ
09. MARIE
10. BLINK
11. MY HEART YOUR HEART
12. TROPHY
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この中で、ロックのノリの良さでは、『SAYONARA RIVER 』、『OVERDRIVE』、『AISHI-AISARE』、『NISHI-HIGASHI』、『苦悩の果てのそれも答えのひとつ』、『MARIE』が特に気に入っているが、バラードとしては『BLINK』と『MY HEART YOUR HEART』もなかなかの秀作だ。
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アルバムを通して飽きさせないラインアップだし、全体の曲順や流れも上手く出来ている。また新たな稲葉浩志の可能性を感じさせる良いアルバムであった。