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4話-6話の最初の3部作がやはり一番心に残っているし、スターウォーズ第1作(4話)が最も素晴らしいとは思うが(僕の好きな映画No.1である)、5話の「帝国の逆襲」も続編としては実に良く出来ていてかなり味がある。”ダースベーダーのI am your father!”というセリフは映画史に輝く名セリフになってしまったし、その後も多くのパロディーを産んでしまった。また、ファンとしては16年振りにシリーズが復活した1999年のEpisode Iが公開された時も実に興奮した。その頃はちょうどサンノゼに駐在していたので、友人の中村氏と仕事を抜け出して炎天下で何時間も並んで前売り券を買い求め(日焼けしてオフィスに戻ってバレバレな感じもあったが)、公開当日も長時間、映画館で並んで、2日連続で2回見に行ったことを良く覚えている。映画館の駐車場では、公開の何週間も前からキャンプして、レイア姫やC3POなどの格好をしたコスプレでバーベキューなどをしながら盛り上がっている連中がたくさんおり、もうすっかり”スターウォーズ祭り”と課していた。また、アメリカではそもそも日本と違って、映画館で観客から拍手が起きたりすることは結構あるが、Episode I上映の冒頭では、20世紀フォックスのタイトルに続き、A long time ago, in a galaxy far far away…とのテロップが出た後、”じゃーん!”とSTAR WARSの映画タイトルが登場した瞬間、映画館の客席全員が総立ちとなり、もの凄い拍手と歓声が上がって盛り上がりは早くも最高潮! まさにお祭り騒ぎであった。
最初のスターウォーズ3部作の魅力は、その人間臭いキャラクターたちにあった。ハリソン・フォードのハン・ソロも絶好調だったし、C3POやR2-D2の凸凹コンビも最高で、何と言っても映画史に輝く名悪役、ダースベーダーのインパクトは凄い。
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1-3話の新3部作は、歴史を遡ったストーリー展開や、ダースベーダーが誕生するまでやルーク出生の秘密など見所満載だし、何と言っても最初の3部作から比べて、その特撮技術の進化は目を見張るものがあったが、やはり登場人物が機械的になってしまい、いい意味での人間臭さが無くなってしまったのは残念だった。それでもファンにはたまらないシリーズであるし、特に「Episode III シスの復讐」はアナキンがダースベーダー化する過程が描かれた(よってダースベーダーが久々に再登場)哀愁漂う傑作で、オリジナルの第4話への架け橋となる重要な位置付けであった点でも、ファンとしてはかなり泣ける作品だった。それにしても、このようなスペースオペラを創造してしまうジョージ・ルーカスには脱帽である。彼が尊敬する黒澤明の影響もあろうかと思うが、ジェダイに武士道もしっかりと注入しているあたりが日本人にも嬉しい限りだ。