昨年は計65本の映画を観賞した。2018年は過去最高記録となる81本の映画を観たが、昨年は16本減って65本。海外出張回数が2018年よりも若干減ったことが大きな要因であるが、まあそれでも結構な本数を毎年観ているものだ。
さて、観賞した65本の作品は下記の通り(観賞日も記載)。この内、*印が付いたものがシネコンで観賞した作品。カッコ内の数字は評価(5段階評価)。
<2019年観賞映画リスト>
1) シンプルフェイバー (4) 3/3
2) オズランド (3) 3/3
3) 旅猫リメ[ト (4) 3/3
4) グリーンブック (5) 3/3
5) 体操しようよ (3) 3/3
6) アリータ バトルエンジェル (5) 3/9*
7) スマホを落としただけなのに (4) 3/15
8) 未来のミライ (4) 3/15
9) アリー/スター誕生 (4) 3/15
10) キャプテンマーベル (4) 3/27*
11) 堂堂たる人生 (5) 4/16*
12) 青年の椅子 (5) 4/25*
13) アベンジャーズ エンドゲーム (5) 4/27*
14) 真白き富士の嶺 (3) 5/1
15) あじさいの歌 (5) 5/12
16) クリード 炎の宿敵 (4) 5/29
17) 翔んで埼玉 (4) 5/29
18) 運び屋 (4) 5/29
19) マスカレードホテル (4) 5/29
20) さらば愛しきアウトロー (4) 5/29
21) レイクサイドテラス (4) 5/30
22) スキゾ (2) 5/30
23) The Nude Nun with a Big Gun (0) 5/30
24) Howl (2) 5/30
25) 喰らう家/We are still here (3) 6/3
26) Spiders 3D (3) 6/3
27) Mirrors (3) 6/4
28) Tales from the Crypt (2) 6/5
29) グロリアベル (3) 6/6
30) 七つの会議 (4) 6/6
31) 九月の恋と出会うまで (4) 6/6
32) ゴジラ キングオブモンスターズ (5) 6/7*
33) 天気の子 (5) 7/21*
34) 天気の子 (5) 7/30* 2回目
35) 天気の子 (5) 8/12* 3回目
36) アラジン (5) 9/2
37) ラ・ヨローナ (3) 9/2
38) 居眠り磐音 (5) 9/2
39) ロマンティックじゃない?(3) 9/2
40) ジョン・ウィック3パラベラム (4) 9/2
41) スクリーム (4) 9/4
42) ザ・プロフェッサー (4) 9/8
43) 愛ってなんだ!(3) 9/8
44) ライフオンザロングボード2nd Wave (4) 9/8
45) ワンス・オャ刀Eア・タイム・イン・ハリウッド (5) 9/14*
46) 女子ーズ (4) 9/23
47) ジョーカー (5+) 10/4*
48) ファブル (4) 10/16
49) ロケットマン (4) 10/16
50) トイストーリー4 (4) 10/16
51) ゲットアウト (4) 10/19
52) Curse of Chucky (3) 10/19
53)スクリーム2 (2) 10/24
54)タクシードライバー(4) 10/24
55)The art of racing in the rain (5) 11/1
56)アルキメデスの大戦 (5) 11/1
57)アイアムマザー (3) 11/1
58)ライオンキング (4) 11/1
59)ダンスウィズミー (4) 11/1
60)EXIT (4) 11/25*
61)かぐや様は告らせたい (3) 12/8
62)キングダム (4) 12/9
63)SW/スカイウォーカーの夜明け (5+) 12/20*
64)SW/スカイウォーカーの夜明け (5+) 12/20*2回目
65)SW/スカイウォーカーの夜明け (5+) 12/27*3回
この65本の中で、評価5となったものからベスト10は下記の通り。
1位 ジョーカー
やはり、昨年一番衝撃を受けた問題作はジョーカーだろう。本来はバットマンの悪役として有名なジョーカー。それをあえて主役にし、如何にして非道な悪役と化していくかを描いたが、ヒーロー映画性は全くなく、純粋にジョーカーの物語だけに焦点を当てたヒューマンドラマという意味で、かなり斬新な企画だ。ジョーカー役のホアキン・フェニックスによる鬼気迫る怪演は素晴らしいの一言。アカデミー賞では、作品賞と主演男優賞にもノミネートされており、見事受賞出来るか注目である。
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2位 グリーンブック
2018年度のアカデミー作品賞を受賞した本作は、実に味のある見事な作品であった。この映画は、現在でもアメリカで色濃く残る人種差別問題をテーマに据えながら、決して救いようのない悲壮感漂う映画にはせず、最後は未来への希望を残し、とても後味の良い作品に仕上げたところが何とも巧みで素晴らしかった。そして主人公の二人がお互いへのリスペクトが強く心を打った作品であった。
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3位 スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け
スターウォーズフリークとしては1位に挙げなければいけないところだが、個人的な趣味をなるべく抑え、客観的且つ冷静に見て、今回は3位とした。スターウォーズファンとしては涙無しには語れないシリーズラストとして感極まるものがあり、シリーズ全9作の最後を飾る作品に相応しい出来映えであった。
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4位 天気の子
新海誠監督渾身の最新作。興行収入250億円という記録的大ヒットとなった『君の名は。』に続く作品ということで、途轍もないプレッシャーであったと思うが、そのプレッシャーを見事跳ね返し、2019年No.1興行収入映画として再び新海ブームを巻き起こした。環境破壊により、世界の気候が大きく変わり、日本も亜熱帯化による自然災害も増える中、降り止まない雨という社会的なテーマをベースにしながら、素晴らしいファンタジー作品に仕上げた。
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5位 ワンス・オャ刀Eア・タイム・イン・ハリウッド
僕の好きなタランティーノ監督の最新作。1969年のハリウッドを舞台に、実際に起こったシャロン・テイト殺害事件をベースにしながらも、タランティーノならではの妄想で史実を捻じ曲げた異色作と言える。レオとブラピの共演という何とも豪華な顔合わせも大きな話題となったが、タランティーノのマニアックな世界観を味わうには最高の1本である。
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6位 アルキメデスの大戦
第二次世界大戦終盤に作られた日本帝国軍最後の砦であった戦艦大和。その制作秘話とも言える作品だが、観る前の印象に反して、天才数学者にスャbトを当てた濃密で熱い物語に仕上がっていたのには驚いた。戦艦大和が元々好きだったのでこの映画に興味があったのだが、この映画は何とも切ない戦艦大和の生い立ちそのものにスャbトを当てながらその運命を見事に描き切った。
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7位 居眠り磐音
佐伯泰英による人気時代劇小説の映画化。時代劇映画は結構好きで、これまでも『花のあと』、『たそがれ清兵衛』など多く映画化されている藤沢周平原作の映画も良く観てきたが、この映画も似た空気感がとても印象的な良い作品で、ここ最近観た時代劇の中では最も良かった。静かな感動を呼ぶ作品だが、出演陣は松坂桃李、木村文乃、芳根京子など人気俳優を配して色どりのある時代劇に仕上がっている。
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8位 アリータ:バトルエンジェル
ジェームズ・キャメロン監督のプロデュース作品で、かなり前から構想していた物語がついに映画化された。実写とCGの融合が益々加速し、良い意味での違和感が何とも新しく、斬新な映像を創り上げたが、求める技術レベルがようやく実現出来るタイミングとなったということだろう。上質なSFアクションとなっているが、一部『タイタニック』へのオマージュなども楽しめる作品。
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9位 アベンジャーズ エンドゲーム
マーベルコミックスの大人気シリーズにして、アベンジャーズの完結編。絶望の中で終わった前作『アベンジャーズ インフィニティー・ウォー』で、一体どうなってしまうのかとファンをヤキモキさせたが、今回も期待を裏切らず、これでもか!というくらいふんだんにアクションが盛り込まれており、シリーズの見事なラストを迎える。
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10位 ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
2014年のハリウッド版『GODZILLA』の続編に当たる本作。今回はあのキングギドラ、モスラ、ラドンが登場し、まさに日本の昭和ゴジラシリーズ第5作、『三大怪獣 地球最大の決戦』のハリウッド版リメイクとも言える作品で、オリジナルへのリスペクトも感じさせる内容には好感が持てた。ハリウッド版らしく、特撮・CG技術は最高レベルであり、ゴジラとキングギドラの途轍もなくリアルな戦闘シーンは大迫力。
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僕の趣味でもある映画観賞。昨年、シネコンに足を運んで観賞した作品は全15本(この内、天気の子とスターウォーズそれぞれ3回観に行っているので、作品数という意味では11本)。今年はまずアカデミー賞候補となっている作品群の中にも楽しみな作品があり、シネコン、そして飛行機の中で多くの良い映画作品と巡り合えるのをまた楽しみにしたい。