ジェイソン・デルーロがすっかり気に入ってしまったが、
その影響で、最近むしょうにクリス・ブラウンが
聴きたくなってしまい、久しぶりにハマっている。
クリス・ブラウンは兎に角歌声が美しいのだ。
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クリスにハマったのは、2007年に発売されたアルバム
「Forever」を購入したことが発端だが、
シングル「With You」、「Forever」が大ヒット。
この2曲は正統派R&Bの傑作で、マイケル・ジャクソンの
後継者はクリスではないかと思わせるには充分な作品であった。
そして、このアルバムには重なり合うボーカルが見事な「You」、
カニエ・ウェストとの共作である「Down」、
これまたクールでカッコいい「Picture Perfect」、
サビのハーモニーが美しい「Lottery」など、
秀作揃いのアルバムであった。
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そしてその後、リアーナとの一件があって活動が一時
危ぶまれたものの、2009年のアルバム「Graffiti」で復活する。
このアルバムには「So Cold」や、「Famous Girl」など、
リアーナとの別れを歌ったと思われる作品も収録されたが、
意外にも変に私的になり過ぎず、軽快な作品となっている。
特に民族音楽的な要素が盛り込まれ、サビ近くでマイケルの
「Man in the Mirror」の影響が聴き取れる「Lucky Me」、
クリスが得意な美しいバラード「Famous Girl」、
そしてスケール感のある美しいバラード曲の「Crawl」、
オリエンタルなメロディーが印象的な「Sing Like Me」、
軽快なラップのアップテンモネ「Girlfriend」、
懐かしいようなシンセサウンドが心地良い「I.Y.A.」などが
特に気に入っている。
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そして2011年に登場したのが、4枚目のアルバム「FAME」。
ジャケットがカッコ良かった「Graffiti」とはうって代わり、
「FAME」のジャケットは相当ダサイ雰囲気なのが笑えるが、
内容は驚くほど傑作揃いだ。
まずはクリスのボーカルの魅力が余すところなく発揮される
バラード「Up to You」でガツンとやられる。
そして、嬉しいことに、あのマイケルの最高傑作
「Human Nature」がサンプリングされたミディアムテンモフ
「She Ain’t You」は懐かしさが込み上げてくる傑作に仕上がっている。
「Yeah x3」はニッキーミナージュ的なダンスナンバーで、
一気に気分が盛り上がる。そしてあの人気絶頂の
アイドル、ジャスティン・ビーバーとのデュエットである
「Next To You」もボーカルで聴かせる美しい曲。
「Should’ve Kissed You」は安心して聴いていられる
王道中の王道とも言える爽やかバラード。
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しかし、何と言っても、僕がこのアルバムで一番好きな曲は
「Oh My Love」。これは冒頭、マイケルの「In the Closet」
を思わせるようなビートが効いた曲調で始まるのだが、
サビにさしかかると途端に、世にも美しいメロディーに
変貌するのだ。このメロディーが遠い記憶を呼び覚ますかの
ような何とも言えない美しさで、このような曲が作れてしまう
ところはまさに天才と言える。僕にとっては、この曲が
クリス全作品の中でもナンバー1だろう。
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6/29には5枚目の最新アルバム「Fortune」の発売が控えている
クリス。今度はどのような素晴らしい曲を届けてくれるのか、
実に楽しみである!