1月14日(土)、藤井風のライブに参戦すべく、さいたまスーパーアリーナを訪れた。さいたまスーパーアリーナを訪れるのはかなり久しぶりだ。過去にここで2回少女時代のライブに参戦しているが、もしかするとそれ以来かもしれない。そして、藤井風のライブは、昨年10月16日のパナソニックスタジアム吹田でのライブ以来、ちょうど3カ月ぶりである。
今回は、『LOVE ALL ARENA TOUR』ということで、昨年12月から宮城でスタートし、その後福岡、さいたま、名古屋、福井、徳島、大阪、横浜の8都市を周るアリーナツアーとなっている。横浜アリーナのチケットは外れてしまったが、幸運にもさいたまスーパーアリーナのチケットをゲットすることが出来た!
今回のライブのセットリストは下記の通り全17曲。藤井風のスタイルは珍しく、ライブのお約束であるアンコールが一切無く、一気に17曲を歌いきる。今回注目すべきは、センターステージのレイアウトになっていたこと。四方八方からステージが見やすく、客席やアリーナ席からも近いのが何とも嬉しい。お客との一体感がはんぱ無い。
開場16時、そして開演は18時。開始への興奮が高まった18時を10分ほど過ぎたところで、藤井風がなんと自転車に乗って会場に登場。アリーナの通路からセンターステージまで自走し、ファンは大歓喜!スピリチュアルな藤井風だが、益々僧侶かジェダイの騎士かのような衣装で登場したが、自転車がかなり漕ぎにくそうであった(笑)。
センターステージには少し高くなったところにピアノが置いてあり、最初の2曲は藤井風単独でのピアノ弾き語りで、見事なピアノテクニックでしっとり歌い上げる。1曲目の『The sun and the moon』は、映画『東京 2020 オリンピック SIDE:A』『東京 2020 オリンピック SIDE:B』の主題歌としてリリースされた新曲だが、前回のライブでは披露されなかったので、今回聴けたのは貴重であった。
藤井風さいたまスーパーアリーナセトリ
- The sun and the moon
- ガーデン
- ロンリーラプソディ
- もうええわ
- 旅路
- damn
- へでもねーよ
- やば。
- 優しさ
- さよならべいべ
- 死ぬのがいいわ
- 青春病
- きらり
- 燃えよ
- まつり
- grace
- 何なんw
3曲目の『ロンリーラプソディー』ではステージから、中央の階段ステージが上がり、中から他のバンドメンバー3人が登場し、前回同様のバンド構成でその後のライブが進行。その他ヒット曲は前回同様、セカンドアルバムからの曲が中心であった。
パナソニックスタジアムでも思ったが、藤井風のライブは投影スクリーンもかなり効果的に使用しており、今回もセンターステージの各4面にそれぞれ2枚の大型スクリーンを配置。そして、センターステージなので、藤井風も各方向を順番に向いて歌うよう配慮していたが、全スクリーンは常に藤井風を正面から撮影した映像が流れ、背中を向けられている感覚が無いのが素晴らしいのだ。今後、あらゆるライブはこのパターンでぜひセットを組んで貰いたいものである。
これも恒例となったが、最後の1曲『何なんw』ではスマホ撮影OKとなり、みんなスマホで写真や動画を撮りまくっていた。
今回のライブも、圧巻の歌唱力とピアノ弾き語りに酔いしれたが、相変わらずお茶目なダンスと不器用なトークがまたとてもチャーミングであり、それも人気の秘密となっている。今回も、藤井風の才能と人柄が色濃く出た楽しいライブであった!これから暫くはライブをお休みするらしいが、2枚のアルバムからの持ち歌もこれまでのライブで歌いきっており、そろそろサードアルバムの制作に取り掛かるのだろう。セカンドアルバムは先行シングルを収録した形でアルバムリリースされたので、ベスト盤のようになってしまったが、サードアルバムはまたファーストアルバムのように、アルバムリリースを先にした上で、シングルリリースする形態に戻って貰えると個人的には嬉しいのだが(笑)。