虹のある星

おバカに真剣、じゅんめんの自由帳

MASQUERADE

2007-06-09 21:22:36 | じゅんゾーン
私は子供の頃、ときどき、『能面』と呼ばれてました。
表情がないからです。
誰ですか? 顔の凹凸がないからだろ?って言ったのは!?
それも確かにそうなんですけどね。
あと、『ネクラ』とか、『ユーレイ』とかも。
そうした言葉を発する子たちに私をいじめるつもりはなく、
むしろ、本気で私のことを心配してくれる気持ちから出た言葉だと思います。
私は私で、そう言われることをいやがるどころか、かえって、喜んでいました。

私は、子供らしい子供にはなりたくなかった。
自分は他の子たちとは違う、一段上の存在なのだ、と思っていたかった。
感情をむき出しにして、いちいち振り回されるのは幼稚だと思っていた。
能面の顔は私に心の平安を与えてくれた。

今でも、心の平安を得ようと能面を探すことがある。
あれ? 能面の顔ってこんなに作るの難しかったっけ?
何度やってみても、うまく面をつけることが出来ない。
うまく取り繕ったつもりでも、すぐにまた歪んでしまう。

良い傾向だと思います。
でも、いろいろと困るシチュエーションもありますよね?
コメント
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