いわゆるトレンディドラマと呼ばれるもので、全話見たことあるのが「東京ラブストーリー」のみというオレには思い入れの深い曲なんだよね。特にイントロのチャチャチャチャーンという6連符の音を聞くだけで思わずにやけてしまう。
イントロのワンフレーズだけで曲が分かるという素晴らしいプレイを是非とも自分のものにしたくてコピーしようと思ったわけだが、いざコピーしてみると鬼のような難易度の高さに驚く。と言っても、別段難しいことをやっているわけではなく、弾くのはローコードのBmポジションでトップの1，2弦の音のみ。しかしまぁこのニュアンスを出すのは至難の業だ。
チャ・チャ・チャ・チャーンと4つの音を出すのだが、最初の3音は軽くミュートしてブラッシング。そして4つ目の音でBmを弾きそのままブリッジ方向へスライドする。ミュートは本当に軽く弦に触れるくらいで、ハーモニクスの音も聞こえる。スライドも若干タメ気味に行わないと雰囲気が出ない。
このように文章にして書くのは簡単だが、いざそれを連続して弾こうとするとその難易度に気付くはずだ。もしこのイントロを弾いてみて「こんなの簡単じゃん」と感じたのなら、その人はカッティングの名手か全く弾けていない勘違い野郎のどちらかだ。
ちなみにこのあとに続くメインメロディのバックで鳴らされるカッティングも非常に格好いい。それもそのはず、この曲のギターを弾いているのは佐橋佳幸。小倉博和とのギターデュオ「山弦」でも知られるギタリストだ。松たか子の旦那って言った方が分かりやすいかな。
いわゆるスタジオミュージシャンの人で、この曲の他にも藤井フミヤの「TRUE LOVE」のイントロも手がけているってんだから驚きだ。別に「TRUE LOVE」は好きでもなんでもないけどさ。
まぁ、そんなわけでギター持ってる人は是非ともチャレンジしてみて欲しい。カッティング技術向上に繋がるし、何よりネタになるしねって話(´∀｀)
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