個人TTが始まる前の総合順位はトップのオスカル・ペレイロから30秒以内にカルロス・サストレ、フロイド・ランディスが続くという大混戦!さらにそのあとには2分30秒遅れでクレーデンが控えている。
57kmのほぼフラットなコースなのでタイム差がつきにくいがこのメンバーの中ではランディスが圧倒的に有利。ペレイロがランディスに対して持っている30秒のアドバンテージは決して多いとは言えない。ところが予想外に中間計測ではランディスよりは遅れるがその差を30秒以内に抑えての激走。このままペレイロが奇跡の逆転マイヨ・ジョーヌか?(実際には逆転ではないのだけれど)と思われたが後半失速してマイヨ・ジョーヌはランディスの手に渡る事に……
有力選手が抜けた今回のツールで優勝候補と言われたランディス。第16ステージでまさかの大崩れしてトップから10分遅れでゴール。誰もがランディスの総合優勝は消えたと思った第17ステージに130kmに及ぶ逃げを決めて見事区間優勝!!この走りを見てもランディスがツールの王者に相応しい事がわかるだろう。
しかしランス・アームストロングから数えて8年連続アメリカ人の総合優勝者が出たツールだが、アメリカという自転車の認知度が著しく低い国の選手がヨーロッパの伝統競技を制することに本場の人間はよく思っていないのも事実だろう。来年のツールではヨーロッパの選手の奮起を期待することにしようって話。
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