さよならteacup

唐松岳～五竜岳日帰り・後編

山

2012-08-05 21:06:00

前回の続き。

ヒロが靴の故障により唐松岳で引き返すことになり、オレとYJで五竜岳を目指す。

9:00 唐松山荘出発

10:20 五竜山荘到着

唐松から五竜までのコースタイムは2時間30分～3時間くらいが目安。そこを2時間で踏破するのが目標だったが、まさかの1時間20分。

唐松から出発してすぐの牛首から続く岩場＆鎖地帯はたしかに危ないものの、慎重に進めば特に問題無し。そこを抜けると多少のアップダウンはあるものの、歩きやすい稜線地帯。他の登山客も少ないので快調に飛ばしたら思いの外早く着いた。

ちなみに2年前は唐松～五竜間に3時間かかっている。天候が悪かったことを差し引いても、今回のタイムは上出来ではないだろうか？

10:26 五竜山荘出発

11:08 五竜岳山頂到着

五竜山荘から臨む五竜岳は圧倒的な存在感。登り始めこそ歩きやすい道だが、徐々にゴツゴツとした岩場へ変わっていく。しっかりとペンキで方向が示されているので迷う事はないが、危険度は牛首よりはるかに高いだろう。

ただこの岩場が実に楽しい。楽しさと緊張感とで登るのに夢中で、この間の写真は全く無い。オレの写真の技術では迫力が伝わらなかっただろうけど、少しでも撮っておけば良かったなぁ。

最後の岩場を登ると五竜岳の山頂に辿り着く。と思いきや、三角点はそこから少し歩いた先にあった。

そして五竜岳頂上の標識前でお決まりのゲッツ！！

さらには再びYJとWゲッツ！！

ん？一体オレは何処に向かってゲッツしてるんだ？？

11:45 五竜山荘到着

ここまではかなり順調なペース。YJ曰く「前回は2時間30分で下りたから今回はさらに早いはず。」ちなみに標準コースタイムは3時間30分～4時間。いくらなんでもそんなに早く下れるか？

12:00 五竜山荘出発

あとはひたすら下るだけと思いきや、登り返しが結構ありなかなか標高が下がらない。前回来たはずなのに全く覚えてないや。

その登り返しでYJに異変が……ふと足が止まり、辛そうな表情を浮かべている。五竜岳への登りでも辛そうだったが、ここに来て疲労が限界に達した様子。無尽蔵のスタミナを持つ超人YJを見続けてきたので、まさかの出来事に驚いたよ。

寝不足に加えて風邪気味だということも発覚し、膝へかなりのダメージを負っているとの情報まで飛び出す。持ってきたは良いが全く使っていないオレの新兵器カーボンストックをYJが使い、少しでも負担を減らす事にする。

14:30 テレキャビン到着

体調不良と膝の痛みでまめに休憩を取りながら下ってきたにも関わらず前回と同じ2時間30分というタイムはさすがYJだ。と、そう思っていたのだが、帰って前回の山行記録を調べてみると同じ行程に4時間かかっている。何が「前回は2時間30分」だよ！！

しかしそれを考えるとさらに今回の2時間30分はスゴいな。体調が万全だったら2時間で下るのもそう難しい事ではないだろうね。

その後はテレキャビンを使い下まで下りてヒロと合流。ヒロはオレたちと別れたあとに唐松岳のピークを踏んで下山。車を回すまでの間に温泉に入り蕎麦を食べてTシャツ＆短パンのリゾートスタイルで登場。もしかしたら今回一番楽しんだのはヒロじゃね？

そんなわけでトラブルがいくつかあったものの、当初は無理だと思われていた唐松・五竜を両方制覇することが出来た。そして何より驚いたのが、オレの体調がすこぶる良いという事だ。YJの不調もあり彼本来のペースでは無かったとはいえ、正直オレは疲れをほとんど感じず、もう一度同じ行程を歩けと言われても問題ないくらい気力・体力に満ちあふれていた。今年はこれまで特に山用のトレーニングをしてなかったので出発前は不安だったが、自分が一段階レベルアップしているのを感じたよ。

次はいつどこの山に行く事になるかは分からないが、この調子を持続させてもっと強くなってやろうと誓ったって話(´∀｀)

4:45 スタート
5:20 八方池山荘到着
5:40 八方池山荘山荘出発
6:15 八方ケルン
6:30 八方池到着
6:43 八方池出発
7:37 丸山ケルン到着
7:52 丸山ケルン出発
8:27 唐松山荘到着
8:35 唐松岳山頂
9:00 唐松岳山荘出発
10:20 五竜山荘到着
10:26 五竜山荘出発
11:08 五竜岳山頂
11:45 五竜山荘到着
12:00 五竜山荘出発
13:40 中遠見山
13:55 小遠見山
14:18 見返り坂
14:30 テレキャビン