BARBAやGUY ROVERなどのイタリア製シャツは着心地は良いしシルエットも非常に綺麗だ。しかしお値段は2~3万円とお財布に優しくないのも事実。冬場などはカーディガンやセーターなどを着ることが多いため、シャツはアントニオ・ラベルダあたりでお茶を濁してしまうよねぇ。
そこで手頃なシャツはないかなと探していたら、土井縫工所というシャツブランドを発見。通販専門というちょっと面白いブランドだ。
シャツを専門に扱っているだけあってHPを観る限りではかなりのこだわりを感じる事が出来る。パターンは2種類で、クラシックモデルとダーツモデル。ブリティッシュテイスト(クラシックモデル)とイタリアンテイスト(ダーツモデル)で、前者はゆったり後者はタイトってわけだね。
ネットで検索すると結構な人が愛用していて、雑誌でもたびたび取り上げられているらしく評判は上々。1枚6,930円~と値段もお手頃だ。1枚試しに買ってみようかとホームページを見ていると、なんと無料でサンプルシャツを貸し出しているじゃないの。1度に2枚しか借りることが出来ないが、これは試してみるしかないでしょう。
というわけで早速ダーツモデルの37と38を注文。ついでに生地サンプルも無料ということで同時にお願いしたところ、注文から2日後にはサンプル到着。通販専門だけあってレスポンスは良い。
到着したシャツを試着してみたところ、想像以上にタイト。第1ボタンを締めないのを前提に37を試してみたのだが、これだと身幅がかなりキツい。ウエストもかなり絞っていて無駄なだぶつきがない。かなり攻めたシルエットだ。
シップスやビームスなどもインポートよりも安価にオリジナルシャツを出していて、その中にはタイトフィットモデルもあるが、土井縫製所のタイトモデルはそれらよりもはるかにタイトだ。
シルエットはタイトで悪くないし、腕周りの動きにつっぱり感もそれほど感じない。しかし身体を包み込むような立体感に乏しいと感じた。これは各々の体型によるものだから、既成のパターンにそこまで求めるのは間違いだろう。まぁ、単純にオレの体型にはそこまでのフィット感は感じられないということだ。
と、マイナス点も見えたが、全体的には価格と品質を考えれば十分に魅力的なシャツだということが分かった。生地の種類は十分だし、レギュラー・セミワイド・ワイド・ホリゾンタル・ボタンダウンとカラーも一通り揃っている。1,000円増しになるものの袖丈を調節出来るのもありがたい。
何よりこれだけのディテールを兼ね備えて6,930円~ってのは安いよね。送料は一律600円で10,000円以上で送料無料。2枚注文すれば送料は無しだね。さらにシャツ1枚つきランドリーバッグが1枚付くらしいのだが、これを10枚ためるとシャツ1枚と交換っていうじゃない。これまたエコなシステムだ。
そんなわけで、オレのようにインポートシャツは高くて手が出ないという人は是非サンプルから試してみてはいかがだろうって話(´∀`)
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