さよならteacup

勝手に映画ベスト3

気付けばもう4月も半ば。本当に早いもんだねぇ。このところ映画の話はしてないので今回は映画の話なんかをしてみたいと思うよ。まぁ、このブログではあまり映画の話はしないのだけれどもね。そもそもここに初めて迷い込んだ人はこれがブログなのかどうかも分からんだろうね。なんせ一切の説明が無いからねぇ。

そんなわけで映画の話。今年は例年に比べて観ている本数は少ないんだよね。2010年は4月終了時点で106本。2011年は86本。今年は現時点でまだ36本とかなり減少している。

しかし今までと違うのは、今年はその多くが劇場で観ているということだ。今までは9:1の割合で自宅観賞だったのに対し、今年は36本中23本が劇場鑑賞だ。その割合は実に6割以上だということを考えると、いかに劇場で観ているかが分かってもらえるだろう。

まぁ、そんな感じで今年初見で観た映画の私的ベスト3を紹介したいと思うぞ。

まず第3位は「ハンター」



ウィレム・デフォーが絶滅種を追うハンターに扮するサスペンス。サスペンス部分も良いのだが、何よりウィレム・デフォーのハンターぶりがカッコよすぎる!!「自然の中で生きるってのはこういう事だ」っていう強烈なメッセージを感じる事ができる。「イントゥ・ザ・ワイルド」のクリスはこの映画を観ていれば良かったのにねぇ。

続いて第2位は「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」



1960年代、アメリカ南部における黒人メイドへの差別を主人公のエマ・ストーンを通じて赤裸々に描き出すヒューマン・ドラマ。この手のお涙頂戴は基本的に好まないのだが、予備知識無しに観たのが良かった。

エマ・ストーン自体が黒人メイドを雇っている白人役なのだが、そのあたりも含めてうまく描いている。かなり深刻な話ではあるが、ユーモアもたっぷりで湿った感じはしない。146分となかなかの大作だが、劇場でやっているうちに是非とも足を運んで欲しい1本だ。

そして輝ける第1位は「アーティスト」だ。



アカデミー賞の作品賞を受賞した本作なので順当すぎる結果ではあるのだが、期待を裏切らない出来は腐ってもアカデミー賞というところだろう。

無声映画からトーキー映画へと移行する時代を舞台に、かつてのスターと新時代のヒロインを対比して魅せる。特筆すべきはこの映画自体がサイレント映画だってところだ。サイレントなんて数えるほどしか観たことないが、コイツを観て「サイレントも借りて観てみようかな」と思ったほどだ。

話自体はいたって単純な恋愛話で、ラストもみんなが想像している通りだ。だが、監督が「サイレントだからこそ描ける物語もある」と言ったように、シンプルで美しい物語がここにはある。

実は「ヘルプ」を観たときには「これは今年最高の映画だ!!」と絶賛したのだが、その1週間後には「アーティスト」があっさり塗り替えてしまった。と言っても、両作品とも素晴らしく甲乙付けがたく、強いて上げればといったくらいの差だけれどね。

と言うわけで、今回は今年観た映画のベスト3を挙げてみた。「ハンター」は既に劇場公開が終わってしまっているが、「ヘルプ」「アーティスト」に関してはまだやっているので、興味のある人は是非とも劇場に足を運んでみてはいかがだろうかって話(・∀・)

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