亀田とKOがセットなように、紳士靴とシューツリーは切っても切れない関係。履き皺の汚いつま先の反り返った紳士靴を見ることほど悲しいことはないだろう。
そんなわけでアポロンのシューツリーを購入してみた。
こいつはレッドシダーのツインチューブタイプで2,980円。他メーカーでもうちょい安いヤツもあったのだが、この商品は評価が多くて買う際に参考になったってのがデカい。
購入者の評価はマチマチで、細かい作りが雑でサイズ選びが難しいってのが体勢を占めている。同じサイズでも靴の形状は様々なので誤差が出るのは仕方ないのだが、そのあたりを理解できない人が文句を付けているのを見ると滑稽で仕方がない。
オレが購入したのはサイト記載で25.5〜26.0cmサイズ。実際の商品には39-40と刻印されている。これがイタリアサイズだとすれば25cm程度だよなぁ。サイズ違いが届いたとの報告もあるのでそれかもしれない。
とりあえずJhonston&MurphyのUチップ7ハーフの靴に装着するが長さがギリギリ。甲の高さと幅は悪くない。強いて言えば内側部分にもう少しテンションがかかる形状だと良いが許容範囲。レッドシダーの香りは強烈だ。
しかし縦がギリギリなのは宜しくないので、当然手を加えることにする。よくネットでシューツリーが合わないという意見を見かけるが、その靴のメーカー製でも、ましてやそのラストから作られたわけでもないのに合うはずがないでしょうに。
そんな場合は削るに限るわけで、今回はヒール部分を削ることにする。この時に鋸ヤスリがあると非常に作業が早く済むぞ。当然オレは持っている。
神東 1100円 |
こうして作業を終えた姿がコチラ。左が加工前で、右が加工後だ。
元の削りがかなり荒いので、何だったら自分で加工後の方が綺麗な仕上がりだね。おかげで縦のスプリングにも余裕が出来た。ちなみにオレが所有しているシューツリーはこれで4種類。左からJhonston&Murpy、Woodlore、Woodlore、アポロンだ。
左の2つはほぼ同じ形状で、右2つは幅が狭めで甲が高いタイプ。初めてツインチューブタイプを購入したが、フレキシブルさでいうと右から2番目のタイプが1番良いね。ただツインチューブタイプがこの値段で買えるのなら、あえてワンサイズ大きめで買って自分で削っていくのもアリかもしれない。
そんなわけで激安シューツリーは中々良い物だと確認した。いくら高級なシューツリー買っても手持ちの靴にフィットするかどうかは分からんしね。自分で加工する手間を惜しまない人ならオススメだよって話(´∀`)
<関連記事>
「恐怖の革靴丸洗い 〜その3〜」
「恐怖の革靴丸洗い 〜その2〜」
「恐怖の革靴丸洗い 〜その1〜」
「スニーカーで足元を外せ!」
「今さらラバーシューズ」
「憧れに近づくために……」
「君はLobb'sを知っているか?」
「スエード靴を丸洗い・完結編」
「スエード靴を丸洗い」
「革靴補修の救世主」
「デッキシューズは素足か否か」
「2足目のオールソール」
「パレードグロスで鏡面仕上げ2」
「パレードグロスで鏡面仕上げ」
アポロン アロマティック レッドシダー シューキーパー シューツリー メンズ 天然木 木製 売り上げランキング : 87 Amazonで詳しく見る |