迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

各駅停車の憂鬱

2007年06月20日 | 旅する。
6月20日

本日の旅程(JR乗車券;6090円)

13:56発
横浜(神奈川県)

湘南新宿ライン快速
16:01着
宇都宮(栃木県)
16:10発

17:01着
黒磯(栃木県)
17:05発

19:04着
福島(福島県)
19:08発

19:55着
米沢(山形県)
20:40発

某駅

各駅停車の旅は楽しい。でもしんどい。

今日は半日で短いからまだいいものの、丸1日中ずーっと普通(または快速)列車に乗り続ける元気は、せいぜい2、3日しかもたない。

何が大変かといえば……

1) 座席

山手線や中央線のような対面式シートに座って1日過ごすのは、好きですか?

新幹線や特急列車のようなリクライニングシートでも、3時間をこえると疲れませんか?

ちなみに、今日は横浜から福島まで対面式シートであった。だいたい5時間、これくらいならなんとか腰も痛まない。

それでも座れればましな方で、首都圏や京阪神ではラッシュ時を避けても立つことは多い。座席指定なんかないわけだし。

例外は《ムーンライトながら》や《ムーンライトえちご》などの夜行快速の座席指定(ただし、リクライニングなしの普通席)だが、私は夜はちゃんと横になって寝たいので、最近は使ったことがない。

2) 乗り換え

各駅停車は、長距離を続けて走らない。湘南新宿ラインを大船から宇都宮まで乗っても3時間くらいで、これでも相当長い部類になる。

たいていは始発駅から終点まで1~2時間程度なので、当然頻繁に乗り換える。そのたびに荷物を担ぎ、階段を上って下りて列に並び、席を確保する。

いや、これはそれほど苦にならないんだが、嫌なのは睡眠がきれぎれになること、というか、おちおち寝ていられないことなんである。

普通列車は特急列車や新幹線と違い、遅延や事故があっても、あまり配慮してくれない。自力でなんとかするしかない。

だから、乗り換え駅で切迫した声でアナウンスがあると、緊張して聞いてしまうわけなのである。

3) トイレと飲食

普通列車には、原則的にはトイレはない。もちろん車内販売もない。途中駅の停車時間も、ごく短い。

ゆえに、乗り換え時に計画的にやるべきことをやり、買うべきものを買う。これを怠ると大変なことになる。

通常、列車の乗り継ぎは時刻表に基づいて精密に組み立てられているので、途中下車して次の列車で、などと悠長にやっていると目的地にたどり着けない。

もしも悠長に旅したいなら1日の移動距離を短くしておこう。なお、なぜそれほどまでにして精密に旅程を組むかといえば、1日あたりの移動距離を稼ぎたいからで、それは18キッバーの性癖なんである。

さて、「飲み食いなんて乗りながらでいいじゃん」と思ったあなた。あなたは正しい。しかし、山手線のような対面式シートで駅弁を食べる蛮勇は(まだ)私にはない。

4)……もういいか。

さて、こう長々と書いたのも、どうやら長距離各駅停車の旅がどういうものか、全然イメージが掴めていない方々がいらっしゃるようなので。

JR各駅停車とは、中国あたりで2泊3日列車に乗り続けるのとはまた、まったく違うジャンルなんである。

こんな各駅停車の旅よりも中国で寝台車に乗る方がよほどラクだと思う。硬座ならともかく。




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1 Comments

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2日違いで (おすみ)
2007-06-23 00:16:16
移動日が今日(22日)だったら、大変なことになっていましたね。もっと怒りに満ちた記事になっていたかも。ご無事で何より。
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