迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

空気人形

2009年11月01日 | 映画や音楽や舞台や本とか。
11月1日 日曜日 横浜



ANAから5日後に出発だよ、と親切なのかお節介なのか、メールが届く。



さて、映画の日なのでお気に入りのチネチッタ川崎へ。

切符売り場に行列、エスカレーターに行列、もぎり入口に行列。

日曜日、ファーストデイ、マイケル・ジャクソン、のせいか。いつも空いている平日しか映画館に行かないので、人の波に溺れかける。



まずは《カムイ外伝》。

非情とセンティメントと、寡黙と過剰と。

徒労感と閉塞感に時代を感じるが、それは60年代に感じたものとは共通しつつ、異質なんだろうな。



2本目、《空気人形》。

湯豆腐や いのちの果ての うす明かり

久保田万太郎の句を思い出した。



代用品の人生。

このくだらない世界が美しく見える一瞬。

ろくでもない日常がたまらなく愛おしい。



「みんな、カラッポ」なんだ。

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