迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

[オキナワを歩く]その49・屋台のコーヒー(c176)

2007年05月31日 | 旅する。
5月31日

午後から〈ちんだみ工芸〉に行って三線を比嘉さんに聞いてもらう。

「歌わないんですか?もったいない」

そうなんです、歌の方が難しいんです、しかもシャイなんです。

「月末の支払いで外出するからちょっと店を閉めるんで、よかったらここでコーヒー飲んでてよ」

と紹介というか送り込まれたのは〈ひばり屋〉。

説明を一度聞いただけではたぶんたどり着けない路地のなか(しかも空き地!)にある屋台のコーヒー屋さん。

正真正銘のオープンカフェである。

ここでアイスカフェラテを飲みつつ、三線をつま弾く。

「オープンキッチンやで。味見して首を傾げてどないすんねん。まずかったら捨てる、うまかったらうなずいたらええんや。料理人が自信なさげにしとったら客は不安になるやろ」

威勢のいい関西弁のニイニイは居酒屋で働いている。

「ちんだみ、閉めてる。せっかく来たのに」という比嘉さんのお友だちには「30分くらいって言ってましたよー」と伝えておく。

やがて比嘉さんもやってきて、「いいねえ。選曲も音量もバッチリですよー」(住宅街なので)。

自転車を盗まれ仕事も見つからない女の子に「涙そうそう」の三線を教えているうちに、飛行機の時間が迫ってきた。



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