迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【バンコク弾丸日記】07・チャオプラヤー川の朝

2012年03月09日 | 旅する。

39日 金曜日 バンコク(→成田)

【渡し船】

今日の深夜には空港に行かなければならない。ホテルを正午にチェックアウトするとして、午後の間荷物をホテルに預かってもらうつもりなので、荷物を入れるバックパックを午前中に買おうと思う。なんて泥縄な。

朝6時過ぎにホテルを出た。

ホテル前の通りが渋滞している。MRTの駅ではなく、川へと向かう。通りをよくみればpier(埠頭)の標識があり、人々が吸い込まれていく。隣は公園で、エアロビクス、太極拳、ジョギングなどをする人たちがいた。

対岸に渡る船は3.5THB(9.8円)だった。朝の通勤ラッシュで、乗客が一杯になると次々に船が出る。

向こう岸はサパーンタクシン駅の真下で、渡し船の埠頭の隣にチャオプラヤー・エクスプレスなどの船着き場があり、もうひとつ向こうにはペニンシュラホテル送迎専用の船着き場があった。

これはツーリストボートの路線図、観光名所を巡る。

 

【川をさかのぼる】

係員に「バイ・バンランプー?」(バンランプーに行く?)と聞く。行くようなので、着いた船に乗る。乗船時にもスタッフらしきおじさんに確認する。

船は北へと川をさかのぼりはじめた。右にシャングリラ、左にペニンシュラと高級ホテルがそびえる。

さらにマンダリン・オリエンタル、ロイヤル・オーキッド・シェラトン、ミレニアム・ヒルトンと高級ホテルがつづく。最近は高級マンションも建っている。

この船は船着き場をとばさずに停船していく。朝は通勤客が多い。船内で支払い、15THBだった。

やがてワット・アルンが見えてきた。

7時半、バンランプー船着き場に着いた。2004年、バンコクに着いてカオサンに泊まり、翌日にここから船に乗って川を下ったのだった。

 

【蓮の花と巨大黄金仏】

この船着き場から南東に向かえばカオサンなのだが、今日は北上していく。公園、スメラ砦を歩き過ぎると、BMA博物館(元区役所)の古い木造洋館を見つけた。

西洋人バックパッカーが多いのは、カオサンの喧噪を避けてこの辺に中級ゲストハウスが増えたせいらしい。

路傍には蓮の花。

ワット・インプラヴィハーンで黄金の巨大仏を拝む。ここにも真剣に祈る人々が。

寺院を出たところにモーターサイがいたので、地図を見せてバンランプー市場まで乗る。ぼられないコツは価格交渉せずに乗って、着いたら相場のお金を渡してしまうことだそうだが、20THB(56円)渡したらとびきりの笑顔だったので、この距離の相場はたぶん10~15THBくらいか。

バンランプー市場はまだ目覚めていなかった。さすがに朝が早過ぎたか。カオマンガイの屋台で、訳知り風の西洋人がひとり朝食をとっていた。

 


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