アリ@チャピ堂 お気楽本のブログ

日々の読書記録を勝手きままに書き記す

ノーベル賞って意外と?

2010-12-14 22:30:00 | 科学
「プリオン説はほんとうか?」 って本当じゃないのね?!
プリオン説はほんとうか? (ブルーバックス)
福岡 伸一
講談社

「プリオン説はほんとうか?」 講談社ブルーバックス 福岡 伸一著 2005年発行

「生物と無生物のあいだ」でいかんなく発揮された福岡氏の科学裏面史
光を浴びた表向きとは違う真の科学者の悲劇
世渡りで成功を我がものとし名声を一身に浴びる者
しかし、発見された成果は本物だった・・

ところが、成果さえも疑わしい
いや、読む限り真っ黒ではないか

日本人はノーベル賞をあまりにも美化しすぎているのではないか
戦後、復興期に湯川、朝永氏の受賞がもたらした喜びが強すぎたのか
南部、益川、小林氏の受賞が遅すぎたことに
もっと疑問を呈し、その権威への疑いも必要であったのではないか

プルシナーがノーベル賞を取ったから
彼の「仮説」が正しいということの証明にはならない
そのことに説得力があるのはちょっと悲しいことではある


ノーベル賞をもらえない偉大な科学者に光を

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