私達のあゆみ 第68話
昨年末の10日間の入院、そして退院。
退院から約1ヶ月が経とうとしている1月下旬。
お天気が良いので、マーボー家全員でお散歩に出てみました。
猫娘がボルドを、私がマロンをパパ猫はカメラマン。
ボルドは1ヶ月半ぶりのお散歩です。
マロンは、ずっとひとりのお散歩で寂しかったのか
ボルドと一緒に家を出たら、嬉しくて嬉しくて
「ワンワン、キャンキャン」大騒ぎです。
ボルドは一歩一歩を確かめるかのように
足を運んで、嬉しそうにピョンピョン飛び跳ねるように
歩いていました。
おもーい猫娘を一生懸命引っ張って・・・
小さい頃から、ボルドは自分が先頭でないとイヤなんです。
誰かが少しでも前に出るとグイグイ引っ張って
追い越して前に出ます。
まだ、完全に回復していませんが
散歩に出て外の刺激が更なるリハビリに良い効果が
得られそうでした。
いつもより短い距離で帰宅しましたが
ボルドもマロンも満足そうでした。
ボルドは、本当に嬉しかったようで
眼に涙を溜めて休んでいました。
そんなボルドを見て
大好きなりんごをあげたら
眼に溜まっていた涙がこぼれて・・・
私まで、涙が・・・
少しずつですが、散歩に行き足の筋肉を鍛えて行こうと
決心しました。
発作もなく1ヶ月が経ち
「このまま発作を忘れてしまえばよいのに」
そう願う日々。
動物病院に薬をもらいに行くと
先生方が心配してくださり
「どうですか?」とお声を掛けてくださいます。
「おかげさまで、まだ発作は起きていませんし、
散歩も少しずつ出来るようになりました。」と
報告するとみなさん
「そんなに回復出来たなんて、奇跡だねー」と
おっしゃっていました。
そう言われる度に
昨年のボルドの状態が重篤だったのだと
そして、虹の橋の手前で、いいえ渡りかけて
戻ってきてくれたボルドの命。
大切にしようと・・・
病院の先生方やたくさんの方々に助けられて
応援いただきここまで回復できたことに
感謝の気持ちでいっぱいです。
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