O'kashira

うだうだ

庶民の味方

2007-07-10 10:02:32 | 横浜の空の下


ロンドンの街には、まだこんな屋台の店がたくさん出ている。八百屋、魚屋、洋服屋、下着屋、電気屋、荒物屋、ホットドッグ、クレープなどの飲食店もある。毎日がお祭りのようなにぎわい。そばにスーパーマーケットはあるのだが、スーパーより安く、種類が豊富なのが魅力だ。
 英国の消費税(付加価値税)は17.5%、軽減税率5%は、家庭用の光熱費と省エネ資材の購入据付。非課税が適用されるのは、食料品、書籍・新聞、医薬品・医療器具、小児用衣服、新築住宅の販売、輸出品など。また、金融・保険取引、教育・研修サービス、医療サービス、一定の土地建物の販売・賃貸などは、VAT非課税対象だという。つまり、毎日の生活に必要なものの大半は非課税か5%程度。17.5%という付加価値税はあながち高いとも言えない。日本の消費税は、世界的に見ると安い方だが、値上げという方向に進みそうだ。でも一律値上げでは弱者に対してどうなんだろうか。
 夕方、売れ残った野菜をかごに入れて安売りをする。僕はこの時間を見計らい野菜を買いに出かける。「見切り品ハンター」の出番である。夜6時、「パウンド ア パウンド!」という声が響き渡る。つまり、1ポンド(重さ)が1ポンド(価格)という意味。
 この声が消えると、さしものにぎわいもなくなり、パブの周りだけのにぎわいとなる。