O'kashira

うだうだ

Transit a lock

2010-10-12 18:19:41 | 横浜の空の下
 ついに、日本のロックを通過するという
カヌーツアーをしてきた。


 場所は茨城県と千葉県の県境、歌にもある潮来のすぐ南、加藤洲というところ。5,6月は観光船でいっぱいになる水路だ。この水路は幾つかのロック(閘門)を持ち常陸利根川と与田浦をつないでいる。

 まずは与田浦からツアーはスタート。

 一直線の水路を進むと最初のロックに突き当たる。入り口の扉は閉まっている。ロック手前右側にスイッチがある。スイッチと言っても印の付いた鎖が下がっているだけ。「通船要求」を引くと開いていた出口の扉がしまり、ロック内の排水が始まる。5分ほどで入り口の扉が開きはじめた。日本のロックはほとんどが電動で扉上下式。

 ロック内に入ると両側に鎖があり,これにつかまって安定を図る。今回は総勢5艇。みんながつかまったことを確認し再び「通船要求」の鎖を引っ張る。すると今入ってきた扉が下り、ロック内に水が入り始める。紐を引くと水が・・・、昔の水洗便所のようだ。ロックの内側と外側では1メートルほどの水位の差があるようだ。

 前方の扉が開いた。道路の下のトンネルをくぐり常陸利根川に出た。ここを右折,300メートルほど漕ぎ、次のロックへ。

 ここは潮来からの観光船が多く来るためか、入り口の扉にはアヤメの絵が描かれ、スイッチを入れると、♪潮来花嫁さんは~♪と音楽が流れる。ロック自体もアヤメをイメージしているのか緑と紫に塗り分けられている。
 世界広しと言えど,音楽のかかるロックはきっとここだけだろう。こうゆうの勘弁してもらいたいなぁ。

 ロックを出る。ここからは加藤洲十二橋。狭い水路に面した農家の庭先を漕ぐ。きっと昔は田んぼへ行くにも,刈り取ったイネを舟で運んだり、大切な生活道路ならぬ,生活水路だったのだろう。
 2時間の短いツアーだったが,静かな楽しいツアーが体験できた。
 次はもっと大きなロックへ行くか。