東京マラソン、僕が思い描いていた風景。(ちょっと長いお話)
この間のチョコレートの日というのがありましたね。そのチョコの有名メーカー「ゴディバ」、このメーカーのロゴマークをご存知でしょうか?
裸の女性が馬に乗っている姿です。
なぜこれがベルギーのチョコレートメーカーのシンボルマークになってるのか不思議です。
これは英国・コベントリー・「ゴダイヴァ夫人」のお話し。
重税に苦しめられていた領民を救うため夫である英国伯爵レオフリックに夫人は減税を迫った。では「馬にまたがり、民衆の皆がいるまえで、裸で乗りまわせ。町の 市場をよぎり、端から端まで渡ったならば、お前の要求はかなえてやろう」と言った。
するとゴダイヴァ夫人は、髪を解きほどき、髪の房を垂らして、全身をヴェールのように覆わせた。そして馬にまたがり二 人の騎士を供につけ、市場を駆けてつっきったが、その美しいおみ足以外は誰にも見られなかった。領民は家の中に閉じこもり、決して見ようとはしなかった。すると伯爵はゴダイヴァ婦人の要求をのみ、領民を助けた。
これがコベントリーの伝説。
ついでに、この街で一人だけ婦人の裸を見ようとしたトムという男がいた。ピーピングトムのお話し。日本ではこれを『デバガメ』と言う。
きっと東京の町は、観衆もいないコースを数十人のマラソンランナーが走るだろうと僕は想像していた。
残念!観衆は7万人、コロナという重病の危険を犯し声援を送った。この人たちを『デバガメ』という気は毛頭ないが。
(参考/wikipedia ↓絵/ジョン・コリア作「ゴダイヴァ夫人」。1898年頃の作品)
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