或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

雨から雪へ

2007年02月26日 | ハンガリー(日常)
土曜から日曜にかけて少しずつ冷えてきた感じがありましたが、
今朝は強い雨。

早朝から降り続く雨の中、窓枠に雹が当たってバラバラッという
音が混じり、更に冷え込むのかと思っていたら・・・

昼前には雪に変わり、久々にブダペストらしい雪の日となりました。
アパート前の芝生もお向かいさんの屋根も、路上駐車の車の窓も
全部雪で覆われ、とても綺麗。

いつもご近所の誰よりも早く出てきて雪かきをしてくれる管理人さんが
今日も雪の降る中、黙々とやってくれていました。いいひとだ・・・

日本同様、今年はブダペストも雪の記録がない2月になるのかと
地球規模で進む異常気象を思っていたので、なんだかちょっと
ほっとしました。

さて、週末にかけてミカンを切らして好きなだけチョコレートを
食べていたせい?と言うのは冗談として風邪をひいてしまいました。
皆さんも暖冬とはいえ、時々急に冷え込みますし気をつけて。
ではでは。


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種無しみかん

2007年02月22日 | ハンガリー(各種オススメ)
以前、「冬の定番フルーツ」としてみかんを紹介しました。
皮が薄くて大きな種がザクザク入ってるし、味も薄くてがっかり
といった書き方をしましたが、昨年あたりから美味しいのが出回る
ようになりました。

大きめで皮もぶあつくフカフカしたタイプ、日本で御馴染みのみかんに。
たまにタネが入ってることもあるけれど、総じて種無しに偽りなし。
今年はノドが渇くと水を飲まずにまずみかんを食べるくらい、はまって
います。
      

なんか、スーッと体内に吸収されるような「ああ、ビタミンが欲しかった」
と思うような爽快感があって(笑)

お味は、前回書いたほどは悪くなくなり、ふつうに美味しいかな。たまに
甘いのが当たると嬉しかったりと昔懐かしい楽しみ方で。

みかんはmandarin(マンダリン)で、オレンジのnarancs(ナランチ)
と並んで売られていますが、どちらも mag nélküli(マグ・ネールクリ)
とあれば「種無し」。


みかんのおかげで、切らさずに買ってきてが食べ続けてきたチョコレート、
消費量激減。といっても痩せませんが、、、
                      

いま店先で、いっぱい積み上げて売られているので風邪気味の人、
ためしてみませんか?
(写真のみかんはブダジュンジェ・ショッピングセンターの八百屋で購入。)


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まだ間に合うか?!

2007年02月20日 | ハンガリー(各種オススメ)
lilaさんが折角教えてくださったので、記事として紹介しましょう。

なんのことかというと、ハンガリーの数あるレストランが1日だけ
半額で食事を提供してくれる特別な木曜日、Gluttonous Thursday
(22nd February 2007) キャンペーン
のこと。

lilaさんがつけてくれた関連記事によると・・・

________________________________

・昨年の成功を受けて行われるこの催し、2006年はハンガリー中で
およそ500のレストランが参加。

・ブダペストでも、十分に有名で人気も確立されているBagolyvár
Restaurant, Kárpátia, Gerbeaud Restaurant (Oroszlánoskút),
Remiz, Százéves Éttrem, Premier Restaurant といったレストラン
でさえ、食事代が50%オフ!

・ブダペストの美味しいものを食べてみるまたとないチャンス!

・混雑が予想されるので、事前のテーブル予約を!

________________________________

lilaさん、参加レストラン・リスト(電話・住所つき)までご案内くださいましたので、
興味のある方は今日中に電話してみましょう!


関連記事の最後は「Gluttonous Thursday は Ash Wednesday
のすぐ後の木曜日。Ash Wednesday (灰の水曜日)はカトリックの習慣。
Gluttonous Thursdayは暴飲暴食し、大抵はどんちゃん騒ぎを伴う。」
という解説。

これ読んでもサッパリ分からなかったので、日本のカトリック系HPを少し
覗いてみて分かったのは下のようなこと。(パッと見てみただけなので、
厳密なところで間違ってたらゴメンナサイ。)

「灰の水曜日」は、イースター(復活祭)の40日前のことでした。
宣教生活に入る前のイエス様が40日間の祈りと断食を行ったのに習って
始まった、祈り・懺悔・断食を行う復活祭までの期間が始まる日。

この断食、昔は40日間、1日1食(夕食のみ)で肉やワインを控えたけれど
現在では「灰の水曜日」と「聖金曜日」(イースター直前の金曜日のこと
のようです)の2日間に限定して行われているようです。


ということで、ちゃんと背景があって行われるんですね。断食明けを祝って
「いっぱい食べちゃえ!」という現代的なノリを商業イベントと上手く
マッチさせたものですね。
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出産のこと 2

2007年02月19日 | ハンガリー(妊娠・出産)
「本を読んでください」の話は、ひとまず横に置いておくとして、
たとえば何を考えたらいいの?という方に・・・

我が家のケースで言えば、最初のうち「こどもができたら・・・」という
仮定の話、男のひとには想像しづらそうでした。「奥さんの好きなように
していいよ」とニコニコするばかり。

「○○のとき、どうする?自分でアイロン当てて出てってくれる?」などと
話すうち、徐々に実感をもって聞いてくれる空気ができした。

そのうち、自分で当地で出産した知人の奥さまのケースを聞いてきてくれたり、
男性側の心の準備が始まってドンドン頼もしくなってくれたのを覚えています。
                           

内容が重複するQuestionもありますが、たとえば・・・ 

____________________________

・出産は10ヵ月後だけど、妊娠中いつからいつまで当地で過ごす?

・出産に備えて3ヶ月前から帰国する?日本に戻ったら産後は何ヶ月
ころハンガリーに戻る?そのとき迎えに来て一緒に飛行機に乗ってくれる?


・出産は日本?ハンガリー?それはブダペスト?いま住んでいるところ?

!日本に帰る場合、実家に近い産院に通えると思う?(How to本では、
出産間際に地元から実家近くへの転院は通院のみで出産を断られる
ケースもあるとか。早めに準備するよう注意書きがありました。)


・ブダペスト以外の都市で暮らしている場合、妊娠中、検診に通うに
ふさわしい英語の通じる医院はある?

!地方都市で、ハンガリー語しか通じずカタコト・コミュニケーション
でも不安が残らない?何度でも問い返し、紙に書いてでも答えてもらう
といった努力は苦にならない?


・地方都市かブダペストかを問わず、英語でのコミュニケーションや
体調、交通の問題など何か困ったとき、ご主人に協力を仰げる?

・地方都市かブダペストかを問わず、自然分娩でなく帝王切開になると
いった予想外の展開になっても先生や医療スタッフを信じて任せられる?
あとで「日本で産めばよかった」と思わない?

・地方にお住まいの場合、産前産後だけなど期間限定ならブダペストに
引っ越すという選択肢はあり?

!妊娠するとトイレが近く、長時間揺られるとおなかが張って苦しいことも。
「妊娠中の検診と出産だけ、ブダペストへ通う」方式は個人的には
おすすめしません。やむを得ずそうするとしても、最低でも出産3ヶ月前
くらいにはブダペストに引っ越していたいかも。


・今住んでいるところにエレベーターはついてる?ついていれば自分と
乳母車の両方が余裕で入る大きさ?

・今住んでいるところは、坂の途中だったり、急な階段を通らなければ
大通りに出られない場所ではない?

!妊娠中は坂が思いのほかキツく。ゆるくても長い坂だと苦しいので
勾配の問題ではありません。また冬期は雪が積もるので足を取られる
心配があります。

・今住んでいるところは、近くに食料品や生活用品が1軒でいろいろ
揃えられる商店かスーパーマーケットはある?

!つわりがひどい時期や、産後すぐなど買い物自体が億劫に。サッと
行ける、徒歩でも短時間で戻れる距離にあると便利。(ベビーカーで
行き来できる道があるかも良く見て。)
____________________________

今すぐに答えを出そうとして話しあうのじゃなく、思い出したときに
「そういえば妊娠したら○○はどうしようか?」とか「こどもができたら
生活変わるよね」といった感じで。

一気に考えて深刻な気分になるのでなく、二人でちょっとずつ心の準備を
していけたら嬉しいですね。
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出産のこと 

2007年02月15日 | ハンガリー(妊娠・出産)
ハンガリーで出産しようかなァと考えている方のために・・・。
(あくまで個人的な見解ですので、あらかじめご承知ください。)


「日本人で出産した人も居るらしいから、私も産めるかな?」

「帝王切開になった人が多いらしいから怖いな・・・」


でも、「日本女性」とひとくくりに言って、医療機関や担当医師は
みんな同じ?出産前の健康状態や妊娠経過もみんな同じ?

日本女性は、もともとこちらのひとに比べて小柄。そして女性によって
大変スリムだったりすると、担当医師の不安は倍増するかもしれません。

自然分娩にこだわらない文化的背景も手伝って、帝王切開率が高い。
危険回避が遅かったと後で追求されないよう、比較的早い段階で
判断されるものなのかもしれません。

個人的には幸運に恵まれ無事に出産できましたが、といって皆さんに
オススメしたいとも思いません。

なにしろ日本なら言葉の不安もない。妊娠中に限らず、産後の
体調回復まで家族の全面バックアップあり。心身ともにリラックス
できることが分かっています。

そして黙っていても妊娠とともに自治体や医師や看護士から
ふさわしい時期にふさわしい案内が得られそうな日本と比べ、
自分から働きかけないと何も起きない。

調べ物したり質問したり書きとめてもらったり。「あなたのお産、
どうしたい?」と出産までに何度となく問われ、「こうしたい」
という意思表示をし、共通認識を培っておく・・・。

日本的「以心伝心」を期待する心が出てくると、聞くに聞けず、
言うに言えず。気が付いたら流れ作業的に診療が終わってしまう。
毎回心を奮い立たせて積極コミュニケーション!結構しんどい。(笑)


母親学級で同席したドイツ・フランス・アメリカなど各国ママを見て
実感したのは「欧米人にとって出産は医師が主導するものではない」こと。

もちろん健康状態と相談しながらですが、「麻酔分娩」「スケジュールの
関係で計画出産(帝王切開)」など様々な選択肢の開示を受けて、医師に
リクエストし、納得行く形で産むぞという姿勢が見えました。

助産士さんに対する彼女たちの質問が、麻酔による無痛分娩に集中した
ことは特に印象的でした。

診察料の高いFirst Med Centerでの英語ママクラス。でも、ある
フランス女性はリーズナブルに済ませたいようで、出産施設だけは
公立病院ですると言いました。

その場合、提携している私立テルキ病院で産むのと違い、何から何まで
持参しなければいけません。助産士さんは、戸惑わないよう心配して
実に細かい点まで時間を割いて説明していました。

(個室なし、トイレは共用スペースまで歩く、タオルからスプーンや皿や
コップ、それからそれから・・・。必要なものを聞いてるだけで厳しい条件に
圧倒されました。)


ノーラ・コーリ著「海外で安心して赤ちゃんを産む本」は、何から考えれば
いいのかサッパリ見当がつかない私たちに優しく答えてくれる良書。
いつも薦めていますが、やはり必携の1冊と思われます。


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