昨日、大分で起きた火事で家族4人の幼い命が亡くなった不幸な事件は、父親による放火が原因だったことが明らかになった。本当に悲しい事件だ。
亡くなった4人のお子様たちのご冥福を心からお祈りしたい。
報道によると、今時珍しい家族10人の大所帯で、普段は非常に仲の良い家庭であったそうだ。そんな家庭でなぜこんな悲惨な事件が起きてしまったのだろうか?
まだ、詳しい動機は明らかにされてないが夫婦間の些細な言い争いが原因で夫が灯油をまいて家に火をつけたと伝えられているが、それが本当ならば亡くなった子供たちがあまりにも不幸である。
些細な事と言われてるが、本当にそうだろうか?些細なことで我が家に火をつけ幼い子供まで亡くす結果をもたらすとは普通では考えられないからだ。それも自衛官という、もっとも冷静で強い精神力を求められる職業に従事する人が起こす事件とはとうてい考えにくい。
勿論、人間だから夫婦でも、兄弟でも些細なことで喧嘩になるときがある。特に我々も経験があるが虫の居所が悪いとき、何気ない言葉でも気に入らなければ、ついカッとなってしまって口論をするときがあるが、手をだしたり、物をなげたり、ましてや放火などを起こすのは、よっぽど前後の見境を失わない限り起こさないはずだ。それだけに、なぜ父親があんな悲惨な事件を起こしてしまったのかわからないだけに動機の解明に興味が注がれる。
この度の事件は、父親の愚か行動がもたらした大変不幸な事件であるが、私たちも決して他人事として見過ごす訳にいかないだろうと思う。なぜならば、こう言う私もよく冷静さを失い妻と喧嘩したりするからである。
幸い私たちの夫婦は喧嘩をすると無言で数日間を過ごす程度で終わっているが、ただ喧嘩の原因と言えば本当に些細な事でみんな一緒である。それだけにこの度の事件はハッと何かに気づかされた事件でもある。
何歳になっても喧嘩はつきないかもしれないが、この度の事件のように些細な事がきっかけに、大きな事件を引き起こす事もあると云うことを肝に銘じ、常に心を穏やかに保ち、どんな状況でも冷静に判断し行動できる大人になれるように意識して努めるようにしたいものである。