野鳥を観察しているとたまに予想もしなかった場面に出くわしたりする時があるが、今日もそんな事があった。
以前、朝の通勤時間帯に駅の改札口を歩いて入っるセキレイの姿を見て通勤客がみんなビックリして笑いながら見つめていたことがあつたが、今日はそれ以上驚くことがあった。
あまりにも突然の事で写真に収めることが出来なかったのが残念だが本当にビックリした。
今日の昼頃である。私は役所に用事があったので近くの神戸市役所まで歩いて向かった。
昼間の暑さが、すごくきつかったので私は地上じゃなく神戸自慢の地下街を歩いていった。
地下に入りクーラの効いた涼しい風に当たりながら気持ちよく歩いていると私の目に前を突然、何やら黒い物体がアッという間に通り過ぎて行った。小さな物だったし、通り過ぎるスピードもかなり早かったので何がなんだかわからなかった。一瞬の出来事だったので私の見間違えか、勘違いかもと思い、そのまま役所に向かった。
ところがだ、それから間もなくして、また私の目の前を黒い物体がすごいスピードでまた飛んで行ったのだ。二度目のことだから、私はとっさに目を凝らして、通り過ぎて行った黒い物体を目で追って見た。すると、それはなんと地下街を飛んでいたツバメだったのである。
エ～ッ！！！まさか？
地下街と言っても通路も長いし、人通りもすごく多いだけに、まさかこんなところをツバメが飛ぶなんて私の常識では考えられない出来事であっただけに、本当に驚かされた。
何処かの入り口から間違って入ったか、或は入口近くに巣を作ったのか理由はわからないが、見慣れない光景に気づいた通行人たちもビックリしていた。
天井が高くないので人の頭スレスレに飛んでる姿はすごくスリリングでもあったが、間違えて人や物にぶつかりはしないかヒヤヒヤした。
この時期は、どこに行ってもツバメの姿をよくみかけるが、まさかこんな地下街でツバメの姿を見るとは想像もしていなかったので、今日の出会いは驚きの出来事であった。（ひょっとすると、ツバメも私同様、外の気温があまりにも高かったので、地下で身体を冷やしに来たかもしれませんね…）
※写真を撮れなかったので代用の写真を利用させていただきました。