大家族・長期村の日々奮闘記

TTマダムの観察 1

TTマダムの観察によると、こども達が渇望しているものがふたつあるそうです。

その1 お菓子

今回は初めてお菓子の持ち込みを禁止しました。これまでは、お菓子は良し悪しはあれコミュニケーションの道具という位置づけをしていました。お菓子を分け合うことをよくする子がいれば、そうでない子、お菓子で人柄がけっこうわかりますし、お菓子を介在していろいろなコミュニケーションが誘発されます。取った盗られた食われた事件が起きます。事件は解決しないことの方が多いですが、お互いの「関わりあい」について考える機会が生まれます。

お菓子は、こういった人間関係性をあぶりだす役割を果たしていました。しかし、食事の一時間前には食べてはいけないとのルールはあっても、基本自己管理なので隠れて食べていたことでしょう。食事の面からはいいとは言えません。

今年は、食育を優先と言っては大げさですが、お菓子は運営側でコントロールしています。その代わりにキッチンスタッフ手作りお菓子やデザートが出ます。また、休養日にはお菓子づくりの講習会も開催されます。

ただし、温泉へ行くときは、お小遣いが使えます。ですから、こんな会話がおこります。

「太平洋側行くからさ、違う温泉あるらしいよ」と活動フィールド内に温泉がいろいろあることを伝える。
「どんな?」と 子ども達が反応
「長万部温泉ってのがあるなあ。いいらしいぞ」
「いいって?」
「ひなびてると言うんだけどね。お湯がいい!」と誘導・・・しかし、子どもの興味、判断基準は、
「売店ある?」

そりゃあ、重要だよなあ!
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