このプログラムが開始されたのは、たしか・・1998年だと思うので、17回目になるでしょうか・・。 この事業は当初、長期の自然体験活動は子どもの「生きる力」を育むに効果的であるという研究検証があって文科省の助成をもって、国が支援する社会教育事業としてスタートしました。その後、国の外郭団体による助成もありましたが、ここ数年はどこからも助成を頂かない自主活動として継続して来ました。 一時期は全国で100箇所近い開催地がありましたが、当初よりずっと続けているのは、もう数も少なく、黒松内ぶなの森自然学校が唯一かもしれません・・・。
1ヶ月近くのロングキャンプは準備を含めて手間暇がかかります。装備や備品、施設維持などの経費もかかります。 それでも続けてこれたのは、日本ばかりでなく海外からも集まる長期ボランティアが関われる仕組みが作れたこと、黒松内町のご支援があってのこどだと思います。 そして、送り出して頂ける親御さんのご理解がいただけているからです。 子どもたちの参加がないことには形づくれない事業です。今年もスタートが切れたことに、お申し込みを頂いた親御様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
本年のチーフディレクターは巽創(たつみそう)。統括リーダーは初仕事ですが、責任感をもってスタッフの統率に努めています。彼を中心に若いスタッフ達の連携プレーが十分になされそうです。
スタッフは、海外勢は、国際ワークキャンプNICE経由で、ロシア(アナ)、チェコスロバキア(ステファニー)、マカオ(ヘンリー)、自然学校の長期研修生のりーはん(台湾)、自然環境系の学生のくまちゃん、小学生の頃の参加者で社会人のYuna, 自然学校のスタッフ、ちこ、ひかる、ほっしー、厨房やドライバースタッフとして、毎年来ていただいている おかばあ、おかじい、
中堅強力なディレクターとして巽を補佐してくれる、ぼーぼー、札幌ねおすからはけいた。 中間期にも数日のボランティアに元参加者、現在は学生や社会人の数人がお手伝いをしてくれる予定です。 実習生が少ない分、例年よりはスタッフがやや少ないのですが、3週間を乗り切るには力あるスタッフがいるので、安心しております。
子供たちの夏休み。 自然体験ばかりではなく、共同生活体験を通して、子どもたちの「どーにかする力」を育んでゆきたいと思います。
終わって、子どもたちが来てよかったなあと思える、私たちもやって良かったなあと思えるような、実りある3週間を作ってゆきたいと思います。
黒松内ぶなの森自然学校運営協議会 委員長(校長)高木晴光。
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