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大家族・長期村の日々奮闘記

いそがしや休養日


◆募集
 ターボの名演説のあと、チャレンジ計画を固めている子やカウンセラーが計画内容を掲示し仲間を募集し始めました。 「漁師さんにお願いして海鮮丼をつくる」という計画が張り出されましたが・・・、楽しそうに話している企画者のM君に・・、

「それはチャレンジになるの?」
「一緒に船に乗せてもらって漁をする」
「何を獲って、何を海鮮丼に載せたいの?」
「マグロ」
「・・・・、無理」
「漁師さんにお願いするって、いい加減にできないんだ」
「面白い計画だけど、それは難しいなあ・・・ スーパー行った方がいいよ!」とバサッと却下。 

何ができて、何がいいか具体的な提示はほとんどディレクターからはありません。ですから、ディレクターの許可がもらえるだろうかと子ども達は真剣に考えなければなりません。 これだけは困るということだけが 何点だけあります。

① 釣りだけが目的はだめ  釣れないとすごーくモチベーションが下がってしまう。釣り名人やそれなりの仕掛けがあればいいのでしょうが、下がったモチベーションをあげ、チャレンジとして仕上げるのは、かなりのディレクターの技量とエネルギーが必要となり、どっちがチャレンジしているのか・・・となってしまうのです。
夕食のおかずのために釣るというならOK
② 自然学校の外で2泊の野外泊をする
③ 車が多い車道をロングで歩くのはできない
④ 同様に 自転車のロングはできない

あとは、子ども達がディレクターと交渉する、ディレクターが子どもと駆け引きをする・・どちらにとっても、結構たいへんな作業となります。高度なコミュニケーショントレーニングでもあります。

◆チェッカーズ
洗濯への号令がかかりました。衣服の管理があやしい面々に、まむをリーダーとするチェッカーズが投入されました。チャレンジにむけてちゃんとはける靴下やパンツがあるのか、容赦なく一枚一枚のチェックでした。
大掃除
校舎内で一斉掃除が始まりました。これは、それほど号令が厳しくかかったわけではありませんが・・、オッホ札を手にいれたいがための自主的?行動でした。オッホ札とは長期村で発行される「ありがとう券」です。 何か全体のためになるようなお手伝いがあったときにディレクターから感謝の気持ちを込めて差し上げる券です。もちろんこの券をもらわなくてもお手伝いをしている子もいます。

でも本日は・・、ちょっと魂胆ありありでした。 それは、午後にケーキ屋さんが来るのですが、出張店舗となる食堂に2オッホの入場料が設定されたからです。

チェッカーズとオッホ効果で 見事に部屋がかたづきました。

    

◆マザーネイチャー
 町内のケーキとパン屋さん、マザーネイチャーの出張開店。4.5種類のケーキがからひとつ決めることになっていたのですが、あんがいすんなりとゆき、熾烈な争奪戦はありませんでした。お誕生日のりんごとおっちぃは、当然優先。全員でハッピーバースディの大合唱をプレゼント。



****
校舎内がいっきにはじけたように賑やかになりました。ちょっと例年より遅いかなという感じです。スタッフの子どもへの関わり方がやっと深くなってきたせいもあるでしょうし、子どもプランが無事終了し、気心がしれた仲間がたくさんできたことも一員でしょう。

あちらこちらで 大きな笑い声が起こり、子ども達の歓声があがります。

***
子どもの笑顔と歓声のある地域は繁栄する!!のだ。
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