ブリキ屋

富の再分配が政治の大きな役目と思っています。
疑問を調べ、情報収集・推察して発表しています。

安倍晋三の暴挙を許したのは自由民主党のシステムの問題

2020年08月15日 | 政治

実は日本は1990年代まで、世襲議員総理大臣になることは極めて珍しかったそうです。
「世襲」という観点から戦後の歴代内閣総理大臣を振り返ると、吉田茂氏から海部俊樹氏まで、鳩山一郎氏のみを例外として14人が「出自が門閥も財力もない庶民階級からの出身」だったそうです。

逆に、宮澤喜一氏以降は、村山富市氏、森喜朗氏、菅直人氏、野田佳彦氏を例外として、10人が世襲議員でした。日本の政界では90年代前半までは、出自に関わらず優秀であれば総理大臣になれたということが言えたのです。

ただし、海部氏以前の総理の多くは現在、住友家、三井家、ブリヂストンの石橋家、鹿島建設の一族、大正製薬の上原一族、森コンツェルンの森一族、昭和電工の安西一族、住友銀行元会長の堀田一族、日本郵船元社長の浅尾一族、日清製粉の正田家といった実業界、そして天皇家まで縁戚関係となっています。これを「閨閥」と呼び、歴代首相の多くは本人が名門家系の令嬢と結婚するか、子どもの結婚で名門家系と縁戚になることで「閨閥議員」となり、総理の座に昇ったということです。

吉田氏から海部氏までの戦後総理で官僚出身者は7人。かつて、官僚となり「閨閥」入りすることは政界への最短コースでした。総理経験者以外でも、愛知揆一、津島寿一、前尾繁三郎、橋本龍伍、村山達雄、金子一平、相沢英之、山下元利、大原一三ら、戦後政治の中核を担う政治家たちが庶民階級から官僚組織を経由して輩出されてきました。

また、池田氏、大平氏らは娘婿に官僚を選び後継者としました。福田氏も地盤継承はないが、娘婿の大蔵官僚・越智通雄が国会議員となりました。首相経験者以外でも、愛知氏など娘婿を後継者としたケースは多いです。かつて政治家の地盤は親子間の「世襲」よりも、「閨閥」入りした官僚に継承されるケースも多く、庶民階級から政界入りする1つの道として確立していました。

「閨閥」入りが政界への道というのは前時代的です。しかし、このエリート選抜システムは一定の評価を与えられます。完全な自由競争・能力主義が確立できるなら一番いいですが、現実の社会には支配者層・既得権を持つ層が存在するもので、その制約下では日本のシステムは優れていたと考えられます。

日本でキャリア官僚になるには小・中学校(義務教育)→高等学校→東京大学法学部→国家公務員一種試験合格という選抜過程を経ます。重要なのは日本ではこの選抜方法を出自に関わらず誰でも知っているということです。

実力主義から当選回数至上主義へ
昔は財界や官界で出世した人物が40代以降に初当選し、即幹部に抜擢される実力主義でした。
現在は若くして国会議員に当選すると、それだけ党内での出世に有利となる当選回数至上主義が確立。

そのため二世三世議員が幅を利かす状態になってしまいました。

現在の政界は、成蹊、成城、学習院、関東学院などを出たお坊ちゃま・お嬢さまを、一生懸命勉強して東大・早稲田・慶応などを卒業した一代で成り上がった政治家官僚が支えているという構図になっています。これは、安倍首相の世代だけではありません。次世代を担う若手も変わりません。小泉進次郎環境相をリーダー格として、彼らを官僚、ビジネス、マスメディア、弁護士などを経験して一代で政治家になった議員たちが支える構図も同じなのです。

丁度1990年代後半から世界が好景気に沸き、賃金も急上昇する中、日本だけが取り残されました
先日アベノミクスも実は景気が良かったのは最初の1年6か月だけと政府が認めました。
失われた20年二世三世議員が中心となった政治で乗り越えるのは難しかったのではと推察されます。

「世襲」+「年功序列」=「逆学歴社会」諸悪の根源です。
そして、恵まれた家柄・血筋の安倍首相が、仲間とやりたい放題やっています。東大を出た優秀な官僚に責任を押し付けて平気な顔をしています。
それを批判されたら、上から目線で馬鹿にしたような態度をとります。

父の愛に飢えた安倍晋三が作り上げた世界

でも述べましたがロクに勉強もせず、本来大学を卒業すらできなかった人間がこの国のTOPになれるのです。

よく野党は政策がまとまらず、与党は一枚岩と言われます。
与党は利権と言う目標で一つになっているのですから当然でしょう。
そこに国民はおらず自分たちとって何が良いのかでまとまっているのが現在の世襲議員中心の自民党です。

そのためまともな事を言おうとしても石破さんを見れば分かるように黙殺されます。自分たちの利権が最優先されるからです。
絶対あり得ませんがもし石破さんが党のTOPになるなら私は自民党を推します。

あなたが投票してもあなたには何も帰ってきません。
アベノマスクに見られるように自分たちに都合のよい政策しか行いません。
野党の方がはるかにマシだと私は思います。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サファイア💍)
2021-09-14 19:36:40
※早々に、安倍晋三(あべ・しんぞう)前総理(1954年(昭和29年)9月21日生まれ。67歳。午年生まれ。血液型:B型。山口県4区自民党衆議院議員。)自身に、本当の“神罰”が降るように。⚡⚡⚡
※今年(2021年)の秋に行われる次期衆議院議員・総選挙で、安倍晋三前総理自身が「敗北」して、永田町からも「散る」ように。🙏🙏🙏
※「さようなら、安倍晋三前総理。」👋👋👋
by God.
返信する

コメントを投稿