ブリキ屋

富の再分配が政治の大きな役目と思っています。
疑問を調べ、情報収集・推察して発表しています。

アメリカ型自由主義経済の終焉

2008年12月04日 | 経済
まだバンダイさんやタカラさんが上場していない頃、新潟におもちゃの問屋さんが17軒存在していました。
その後チヨダさんやマルトミさん等靴業界から全国に700店舗程の大型店が出来ると私が新潟出張をやめた1995年にはなんと新潟県におもちゃの問屋さんは1軒となっていました。 

そしてその700店舗の大型店もアメリカからきた超大型店の前に一方は倒産し、片方も殆んどその面影を残していません。 パワーゲームのなれの果てです。
力に頼るものは力でつぶされます。

ところが今回の金融危機では日本の金融機関と同じくGM等の倒産はあまりにも社会的影響が大きいとしてオバマさんも早々に金融的支援を公約しました。 アリは何百万人踏み潰されようが影響は少ないけど像は影響が大きいから死なせてはいけないと言うのでしょうか?

力のある、賢いものによって経済界は自然淘汰されると言うアメリカ型自由主義経済の終焉です。
売上と利益は企業の価値を測る物差しの一つにしかすぎません。 本当に大事なのは企業の社会的貢献度ではないでしょうか。

そしてそのため問われるのは経営陣のモラルという問題です。 利益追求のため将来をになう子供達の食物にまで害のある素材を混入させる。 まさに利益追求の最たる一例です。 そんなの例外だろ?  いえいえ上場企業にも同種の例はたくさんありました... コンプライアンス? 裏を返せば法令にさえ触れなければ(ばれなければ良い)..という意味にもとれます。

本当に問われるのはモラルであり、投資家にもそれを理解する必要があると思われます。


ブログランキング参加中ワンクリックお願いします



最新の画像もっと見る

コメントを投稿