「ぼくの契約相手は国民です」と言っていた赤木俊夫さん
彼が上司から受けた仕事は
「公文書の廃棄」
有能かつ信念をもって仕事に当たっていた赤木さんにとってこれほど矛盾した業務はなかったでしょう。
苦しみ悶え実行するも悩み、最後は命を絶ちました。
それを命じた人々はその後国会で為政者を守るためだけに発言。
そして栄転し破格の出世を遂げました。
ピンハネ平蔵が主役となった「働き方改革」
労働力を質的・量的・速やかに供給できるシステムです。
働き方改革により労働力が自由化されましたが様々な悪影響が叫ばれています。
ただ全てが過ちだった訳ではないと思います。
短時間・短期間・週勤務日数 など様々な企業のニーズに応えられるような職業が誕生しました。
また人材派遣会社や職業応募がスマホからも簡単に応募できるようになりました。
職業の選択は一生の選択からいつでもやめられ何時でも再就職できる問題となりました。
会社の日陰者的な総務部は今や会社の重要拠点。
ところが多くの会社の総務部は与えられた仕事を忠実に速やかに行う事だけを望みます。
言われた事を忠実に時間内に処理すると言う近視眼的なものしか評価をしないのです。
信念だとか理想などは限られた期間にいかに投資家をもうけさせるかで経営者が評価される現代では無用の長物。
人は学習し成長します。
まして信念をもって事に当たる人はそのスピードも速い。
業務に対しても常により良い改善点を見つけようとします。
だが人をパーツのように扱い壊れたら交換する事しか頭にない現代の総務では人も企業も成長しずらく誤った方向に行っても修正は難しいでしょう。
日本がこの数十年全く成長しないのも無理はないのかもしれません。
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