合鹿（ごうろく）大鉢

能登半島合鹿の地域でつくられた大鉢です。
合鹿の漆は、プリミティブで豪快という印象があるのですが、
それは、江戸時代に入ってからのものです。
古い合鹿は、静かだけれど、品があり力があります。
この大鉢も、室町末頃のものと思われます。

（径27センチ、高さ7センチ）
＜売約済みになりました＞

溜塗（ためぬり）菓子盆

ぎりぎりまで削られ、紙のように薄くなった木地に、
光沢のある漆が塗られています。
江戸時代のお茶の世界で、このようにシャープでモダンな
漆の菓子盆がつくられ、使われていたとは驚きです。
よく完器で残っていたものです。
元箱には、「不及斎好 溜塗菓子盆」とあり、
箱の裏には、
高倉久田家六代挹泉斎（ゆうせんさい）＜1742-1785＞の
花押があります。

（径22,5センチ、高さ2,7センチ）
＜売約済みになりました＞