ブリキ星店内風景（２０１１・７・９）

ギャラリーブリキ星の、現在の店内風景です。
意外と、東ティモールの古い扉（１９世紀）と絵の相性が合っています。
絵は、谷澤秀晃作「たそがれ」（９１×６５センチ）。１９５４年の作品です。

東ティモールの扉（１９世紀）

　　　

東ティモールのコーヒーを愛飲し、
彼の地の造形に心魅かれている昨今です。
この扉、取っ手の「ヤモリ」の文様の見事なこと！
１０センチ以上もある分厚い一枚板から削り出しています。
燻されて黒くなっているので、室内用の扉と思われます。
室外で風雨にさらされ、風化した＜白っぽい系＞のものは、
現代の空間に収まる良さがありますが、
最近の私は、＜黒々系＞に、
プリミティブのもつ本質的な力強さを感じています。
東ティモールは、２００２年にインドネシアから独立したばかりの国です。
このような扉があった、いくつもの古い集落は、
独立戦争で焼け野原になってしまったそうです。

　（１５３センチ×６７センチ）
　　＜売約済みになりました＞

くりぬき盆

　

どこにでもありそうでて、なかなかお目にかかれない盆です。
小ぶりで使い勝手がよさそうです。
写真より、木肌は柔らかい感じです。

　（径２３センチ、高３センチ）
＜売約済みになりました＞

李朝染付茶入れ

　

見ていると、さわやかな気分になれる李朝分院の染付です。
これが蘭文ではなく、秋草文だったら、というのは贅沢過ぎます。
元来、薬用小壷でしたが、茶入れに転用されました。
口の部分の半分は、共直しされています。

　（高８，５センチ、口径４，２センチ）
　　＜売約済みになりました＞

青白磁茶碗

　　

中国元時代の、ざっくりとした骨太の茶碗です。
祭器のような高台（高さ２センチ）は見事です。

　（高８センチ、口径１２，５センチ）
　　＜売約済みになりました＞