バスターミナルなブログ

全国のバスターミナルやバス旅の紹介(※ブログ内のデータは原則として撮影時のものです)

盛駅

2015年06月12日 | 東北


岩手県大船渡市にあるJR東日本の盛駅です。東日本大震災による運転を見合わせているJR大船渡線の終点の駅で、2013年3月からBRTによって仮復旧。その後、駅構内まで乗り入れるようになりました。



盛駅の駅舎です。



改札にはバスロケーションシステムによる運行情報が表示されています。



2014年3月14日改正の時刻表。



鉄道の1番線と2番線が舗装され、BRT専用道となっています。



左側が1番線で降車ホーム、右側が2番線で陸前高田や気仙沼方向の乗車ホーム。



線路が舗装された事により、JR大船渡線利用者は跨線橋を渡る必要がなくなり、バリアフリー化も実現しています。



駅構内の一番奥はバスの折返し場になりました。



ホームの案内と道路の標識。



さて、2013年4月に運行を再開した三陸鉄道南リアス線がやって来ました。



右側の舗装道路はJR大船渡線。



南リアス線がホームに着くと、JR大船渡線BRTもホームに入って来ました。



南リアス線とJR大船渡線BRTの乗り継ぎも楽々です。



JR大船渡線BRTが発車しました。



盛駅を後にします。



駅構内にバス専用道を整備し、BRT車両が乗り入れる事によって、鉄道と変わらぬ乗り継ぎの利便性、鉄道以上のバリアフリーが実現した盛駅でした。

参考:2012年4月訪問 サンリアショッピングセンター前



<撮影2015年3月>

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奇跡の一本松駅 その1

2015年04月18日 | 東北


岩手県陸前高田市にある、JR東日本の奇跡の一本松駅です。2015年3月現在、東日本大震災の影響によりJR大船渡線は気仙沼駅~盛駅間で運転を見合わせています。2013年3月2日からBRTによって、この区間を仮復旧しました。



気仙沼駅方面(上り)の駅名標。

奇跡の一本松駅は、2013年7月に夏季限定で開業しました。その後、2014年3月から臨時駅となり、10月1日からは常設駅として現在に至ります。



2015年3月14日改正の上り時刻表。



奇跡の一本松駅から約10分歩くと、モニュメント「奇跡の一本松」にたどり着きます。

2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波により、陸前高田の市街地や海沿いは壊滅的な状況になります。そんな中、津波に耐え残ったのが「奇跡の一本松」でした。その後、残念ながら一本松は枯死と確認されましたが、現在は復興のシンボルとして保存整備されています。



見晴台がありました。



見晴台からは復興整備が進められている陸前高田の市街地を見る事が出来ます。

海沿いの地区は、市街地を防御する機能を兼ね備え、メモリアル施設を有する「高田松原地区・防災メモリアル公園ゾーン」として整備される予定です。



再び、奇跡の一本松駅付近に戻って来ました。ここには陸前高田市が駐車場に整備した「一本松茶屋」があり、物産品店や飲食店が入居しています。



近隣にあるのは、陸前高田で長い歴史を持つ醤油屋さんが経営しているカフェ。



復興まちづくり情報館や・・・



追悼施設がありました。



その2へ続く

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奇跡の一本松駅 その2

2015年04月18日 | 東北
その1からの続き



私が訪れた2015年3月の陸前高田は、大規模なベルトコンベア網が縦横に展開され、土地区画整理事業が行われていました。



気仙川を挟んだ今泉地区では開発が行われ、高台に住宅地が設けられます。掘削によって発生した土はベルトコンベアに乗せられ・・・



気仙川にかかる吊り橋「希望のかけ橋」を渡り・・・



陸前高田の市街地へと運ばれます。

高田地区を中心とする新しい市街地では、東日本大震災の津波による浸水に耐えられる高さを確保するために低地部の嵩上げを行います。その後、公共・公益施設、商業地、住宅地等を配置する再開発を行う計画です。



さて、盛駅方面(下り)の奇跡の一本松駅は、気仙沼駅方面と交差点を挟んだ、この場所にあります。観光型「海」BRT車両が到着しました。



2015年3月14日改正の下り時刻表。

奇跡の一本松駅の駅名標は土汚れが目立ちます。しかし、これは復興工事が進んでいる証とも言えそうです。



嵩上げ工事が進む陸前高田をバスが走ります。新聞報道によると、嵩上げされる高さは最大12m、平均7.4mだそうで、バスよりも高いのがわかります。2018年度完成をめどに工事が進められています。



現在は機能をしていない、岩手県交通の高田バスターミナルもこの地区に含まれます。新しい街が完成した時には岩手県交通の拠点は設けられるのでしょうか。



参考までに3年前の2012年4月に訪れた時の、ほぼ同じ場所です。当時は嵩上げではなく、集められた震災ガレキの山が出来ていました。



今の陸前高田は、一本松だけではなく、ベルトコンベアも復興へのシンボルなのかもしれません。

参考:2012年4月訪問 岩手県交通 高田バスターミナル



<撮影2015年3月>
コメント (2)
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陸前高田駅(陸前高田市役所前) その1

2015年04月16日 | 東北


岩手県陸前高田市にあるJR東日本の陸前高田駅です。

JR大船渡線は2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、気仙沼駅~盛駅間で運転を見合わせています。2013年3月2日からはBRTにより大船渡線の仮復旧が行われましたが、陸前高田駅は被害が特に大きく、高台にある市役所付近に駅の場所を移しました。その後、2015年3月14日からは新駅舎が供用を開始しています。



右側が陸前高田市役所です。左側にBRT化された陸前高田駅が見えます。

私がこの場所を訪れたのは3年ぶりです。当時は大船渡線BRTは運行されていなかったので岩手県交通と共同運行事業者のみが発着していました。その後の3年間で開発が行われ、周囲の様子は驚くほどに様変わりしていました。次の画像は3年前の様子です。



3年前にほぼ同じ場所で撮影したものです。高田西地区復興整備事業により、左側の山が大きく開発されました。同じ場所とは思えないほどの変わりようです。



その後、2013年3月から大船渡線BRTが運行を開始。陸前高田駅がこの場所に設けられました。新駅舎が完成する2015年3月13日まで2年間使用されていた駅舎です。



移転を知らせるポスター。



隣接する陸前高田市観光案内所です。バス待合室も併設されています。新駅舎が完成した事で大船渡線BRTは発着しなくなりましたが、岩手県交通の「陸前高田市役所前」停留所はそのまま残りました。地域の一般路線バスの他、夜行バス「けせんライナー」、仙台への高速バスなどが発着します。



ここも3年前と比べてみましょう。



3年前にほぼ同じ場所で撮影。画像では左側の街灯くらいしか面影がありません。



大船渡線BRTが新駅舎へと移転してしまったために、岩手県交通の停留所とは離れてしまいましたが、歩いても1分程度です。



2015年3月14日から供給開始したばかりの新駅舎。



待合室と”みどりの窓口”。



全国版の時刻表が、鉄道の駅である事を主張しているようでした。



バスロケーションシステムによる運行情報モニター。



ホームには化粧室が設置されています。



BRT化により、大船渡線の鹿折唐桑駅~陸前高田間は鉄道をショートカットする国道45号線経由に変更されたために、陸前矢作駅方面は陸前高田駅で枝系統に乗り換える形態になりました。



2015年3月14日改正の時刻表です。

その2へ続く

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陸前高田駅(陸前高田市役所前) その2

2015年04月16日 | 東北
その1からの続き



陸前高田駅でのBRTの動きを紹介します。盛駅から陸前矢作行きがやって来ました。



陸前高田駅に入ります。



ホームに停車。



乗降を終えて陸前矢作行きが発車しました。



ここからは陸前高田駅の近隣施設を紹介します。

陸前高田駅の横で工事が進められているのは「陸前高田市コミュニティホール」。

震災によって市民が集う場所が被害を受けてしまった事から、シンガポールの支援により多目的ホールが建設されています。2015年5月11日に開設予定です。



2014年冬に完成した「陸前高田市消防防災センター」。

消防署の機能に加え、訓練や防災知識向上、通信司令センター…等々、様々な機能を併せ持った防災の拠点です。



2014年4月に開店したコンビニエンスストア「セブンイレブン」。



洋菓子から和菓子まで扱う地元の「おかし工房 木村屋」。東日本大震災で被災し、仮設店舗で営業していましたが、陸前高田駅の新駅舎供用開始と同時に、本設店舗が開店しました。



いろいろと購入してみました♪



高台に落ちついた陸前高田駅。市街地の復興・再開発が進めば再び元の場所に戻るのかもしれませんが、今は市役所を中心とした新しい街の拠点となっています。



参考:2012年4月訪問 陸前高田市役所前



<撮影2015年3月>

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陸前矢作駅

2015年04月11日 | 東北


岩手県陸前高田市にある、JR東日本の陸前矢作駅です。2015年3月現在、2011年3月に発生した東日本大震災による被害により、JR大船渡線は気仙沼駅~盛駅間で運転を見合わせています。大船渡線の運転見合わせ区間では2013年3月2日からBRTによる仮復旧が行われました。その後、4月26日から現在の陸前矢作駅が完成し、供用を開始しています。



まずは降車ホーム。バスは乗客を降ろすと乗車ホームへと移動します。



こちらが乗車ホームです。



ホームの中央にあるのはお手洗い。



ベンチ設置の待合室もあります。



バスロケーションシステムによる運行情報モニター。



運賃表。

BRT化により、大船渡線の鹿折唐桑駅~陸前高田間の運行は、線路に沿わず、国道45号線経由に変更となりました。そのため、震災以前には中間駅だった陸前矢作駅は終着駅となっています。



2015年3月14日改正の時刻表。陸前矢作駅からは陸前高田駅・盛駅方向しか運行されていないので、気仙沼駅方面へは陸前高田駅で乗り換える必要があります。



東日本大震災の津波では浸水しなかった陸前矢作駅ですが、避難経路を示した案内もありました。



乗車ホームで待機するバス。



陸前矢作駅の駅名標。



陸前矢作駅の前には列車の走っていない大船渡線の線路があります。



震災以前の陸前矢作駅です。BRT化された陸前矢作駅とは約1km離れた場所にあります。



赤錆びたレールの上を再び列車が走る日は何時になるのでしょうか。



<撮影2015年3月>

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羽後交通 大曲バスターミナル その1

2015年01月10日 | 東北


秋田県大仙市、JR大曲駅付近にある羽後交通の大曲バスターミナルです。大曲通町地区の再開発事業により、2014年4月1日に新たにオープンしました。

以前の大曲バスターミナルはコチラ



以前の大曲バスターミナルは、老舗デパートに併設されていたターミナルでしたが、新しいターミナルは総合病院を核に、まちづくりの再開発を伴いながら計画されました。まずはバスターミナル部を紹介します。



バスターミナルに入りました。交差点付近に位置し、陽当たり良好な待合室。



待合室の中央頭上に設置されたテレビ。



テナントは調剤薬局。



乗車券類を発売している窓口。



窓口には発車案内が設置されていました。



2014年9月現在の時刻表。地域路線がほとんどですが、仙台への「グリーンライナー号」や浜松町・横浜への「レイク&ポート号」といった高速路線もあります。



運行系統図。



羽後交通観光の店舗と、バリアフリー対応のトイレ。



飲料の自動販売機も設置されています。



ターミナルの外に出ました。まずは1番のりば。



2番のりば。



3番のりばと降車場所。ターミナルの外周にそって3つののりばと1つの降車場所で構成されています。



待合室の中から見たバスのりば。停車しているのはイオンモール大曲行きです。地域密着のスーパーマーケット「タカヤナギ」イーストモールまで約10分、専門店やレストラン、映画館等が入居するイオンモール大曲までを約20分ほどで結びます。冒頭にも書きましたが、かつての大曲バスターミナルは、街を代表する老舗デパートに併設していました。今はその役目を「タカヤナギ」や「イオンモール」が担っているという考え方も出来そうです。概ね1時間に1本程度は運行本数が確保されており、利用客の多い時間帯や土休日は本数が増えます。

その2へ続く

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羽後交通 大曲バスターミナル その2

2015年01月10日 | 東北


再開発エリアの愛称名は「大曲ヒカリオ」です。花火で有名な大曲にちなんで、夜空に光の尾が広がるイメージから命名されました。

老朽化した仙北組合総合病院の建て替え、バスターミナルの整備による交通結節点の強化、児童福祉施設(認定こども園)、高齢者福祉施設、商業施設の建設…など、将来にわたって安心・安全に暮らしていけるまちづくりと、中心市街地の活性化を再開発事業の目的にしています。



2014年5月1日に開業した「大曲厚生医療センター」。大仙市や仙北市、美郷町を医療圏に持つ総合病院です。画像はありませんが、介護福祉施設「ショートステイやすらぎ」も隣接しています。在宅介護が必要な方が短期間入所し、日常生活のお世話や機能訓練を受ける事が出来ます。



2階建ての建物は複合商業棟「Anbee大曲」。



2階に上がってみました。



大仙市の「市民活動交流拠点センター」。



レストランもありました。



総合病院に隣接したいるだけあってか、テナントは調剤薬局が入っていました。そういえば、バスターミナル部のテナントも調剤薬局です。



おっと、こちらのテナントは2店共に調剤薬局です。



道路の反対側にも調剤薬局。



ここにも。



再開発中にバスターミナルの待合室として使用していた建物も調剤薬局に代わっていました。他にもありそうです。



私が訪れた2014年9月は、まだ全ての再開発工事が終わっておらず、児童福祉施設や健康福祉施設、駐車場などは工事中でした。

…老舗デパートのバスターミナルから、総合病院を核にしたバスターミナルへの転換。少子高齢化社会を進む日本において、大曲バスターミナルは医療と福祉に重点を置いたターミナルになりました。これから認定こども園の建設も予定していますし、若い世代にも暮らしやすい場所へと発展していく事が期待されます。



<撮影2014年9月>
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羽後交通 大曲バスターミナル

2013年12月22日 | 東北


秋田県大仙市、JR大曲駅付近にある羽後交通の大曲バスターミナルです。以前は商業施設ジョイフルシティに併設されていたバスターミナルでしたが、ジョイフルシティの閉店に伴い、2009年10月1日からはジョイフルシティに隣接する"ねむのき公園"付近にターミナルを移転をして営業が始まりました。



左側のジョイフルシティ側がバスおりば、右側の"ねむのき公園"側がバスのりばとなっています。のりばは2バースあります。



大曲バスターミナルにバスが到着しました。



2009年10月から使用を開始した大曲バスターミナルの建物です。"ねむのき公園"側にあります。



中に入ってみます。待合所と有人の窓口がありました。



私が訪れた時は営業時間前でしたが、羽後交通観光の旅行センターが併設されています。



羽後交通大曲管内の運行系統図。



2008年10月に閉店した商業施設ジョイフルシティ。大曲で古くから親しまれてきた老舗デパートでした。



白く塗られた「バスのりば」の文字…。



かつてのバスのりばです。



バスの乗車口です。ガードレールが切れていて、ここからバスに乗車します。雪国だけに風雪を防ぐガラスがあるのが特徴です。(敷地外から撮影)



かつてのバス待合所と羽後交通観光の店舗。(敷地外から撮影)

車社会の到来によって、中心市街地にある商業施設は郊外の大型ショッピングセンターや専門店に客を奪われ、古くからの駅前が空洞化してしまうドーナツ化現象が全国的に広がりました。大曲も例外ではありません。

今、大曲バスターミナル一帯は再開発が行われています。ジョイフルシティの跡地は総合病院が移転新築し、近隣も含めて商業施設や行政施設を建設、バスターミナルも新たに整備されます。医療、福祉、健康、交通等の施設を一体となって整備し、市街地の利便性を高める事が目的で、整備方針には「自動車に過度に依存せず、歩いて暮らせるまちづくりを実現」という言葉が入りました。

総合病院を核に中心市街地復権に向けて動き出した大曲バスターミナルです。



<撮影2010年9月>
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福島交通 相馬営業所 その1

2013年11月10日 | 東北


福島県相馬市、JR相馬駅そばにある福島交通の相馬営業所です。福島交通と共同運行事業者が乗り入れます。



私が訪れたのは秋の3連休最終日。ちょうど、福島駅東口行きの急行バスが発車する時刻でした。バスを待つ乗客たち。



相馬営業所から道路を挟んだ反対側には車庫があります(この他にも車庫はもう1か所あります)。



車庫に駐車している福島交通の車両達。



車庫から福島駅東口行きの急行バスが出てきました。



私が訪れた2013年9月現在、2011年3月に発生した東日本大震災によってJR常磐線は今も運転見合わせ区間があります。運転見合わせ区間に挟まれている相馬や南相馬などの都市では鉄道に代わりバスが都市間輸送の役割を担っています。相馬営業所を発着する都市間バスは福島駅へ4往復、仙台駅へは12往復が運行されています。



福島駅東口行きの急行バスが発車時刻を待っていると、仙台駅前からの高速バスが到着しました。導入されたばかりの新車エアロエースです。



続いてJR常磐線の代行バスが通過。代行バスは相馬駅~亘理駅間の運行で乗降はJR相馬駅で行っています。



14時20分発、大勢の乗客を乗せて福島駅東口行きの急行バスが発車しました。



いってらっしゃい!!

その2へ続く

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