バスターミナルなブログ

全国のバスターミナルやバス旅の紹介(※ブログ内のデータは原則として撮影時のものです)

札幌駅バスターミナル

2023年09月25日 | 北海道


北海道札幌市中央区、JR札幌駅前に位置する、札幌駅バスターミナルです。

駅前商業ビル「エスタ」の1階がバスターミナルで、一般路線バス、都市間バス、定期観光バスが、ここに集まります。

バスターミナルの開業は1978年のこと。それ以来、45年にわたりバスの発着が続けられてきました。しかし、北海道新幹線の札幌延伸に伴う札幌駅周辺の再開発のため、2023年8月31日をもって「エスタ」は閉店。残るバスターミナルも9月30日を最後に閉鎖され、ここを発着していたバスは、札幌駅の周辺に移転することになりました。残りわずかとなった、札幌駅バスターミナルの姿を紹介します。



まずは、バスターミナルの入口です。

この先は、駐車場に進入する車を除いて、バスしか入れません。また、この場所はバスの待機スペースとしても使用しています。



札幌駅にバスがやって来ました。

ここからは、バスの動きに合わせてバスターミナルを紹介していきます。



帯広から到着した、北海道拓殖バス「ポテトライナー」



室蘭から到着した、道南バス「高速白鳥号」

このように、道内各地から都市間バスが到着し、色取り取りの車両を見る事が出来ます。



ここには、各社の降車専用ポールが立ち並びます。

じょうてつ、中央バス、ジェイアール北海道バス、道南バス等が見られました。

ただし、全ての降車をこの場所で扱うのではなく、乗車レーンで降車扱いをする路線もあります。



ターミナルの入口には、各のりばの在車状況(と思われる)を表示しています。

左から、北レーン(6~1)、中レーン(6~1)、南レーン(6~1)となります。



各レーンの入口です。

同様に、左から、北レーン、中レーン、南レーンとなります。



各レーンには、それぞれ6つののりばを有します。

3レーン×6のりばで、合計18のりばです。



バスターミナル利用規程

営業時間は6時00分~23時10分まで。



のりばの付番方は以下の通りです。

北レーン(青色):1~6番のりば
中レーン(赤色):7~12番のりば
南レーン(緑色):13~18番のりば

各レーンには、のりばの他、バス事業者の窓口や券売機を設置しています。

北レーン:ジェイ・アール北海道の券売機
中レーン:道南バス、じょうてつバス、沿岸バスの窓口
南レーン:北海道中央バスの窓口・券売機



各のりばの行先は、このようになっています。



天井から吊り下げられた、電飾の案内看板

レーンの色と一致しており、北レーンならば青色、中レーンならば赤色、南レーンならば緑色となります。



のりばの一例です。

乗降口以外は、柵を設置して利用者の安全を確保しています。



各レーンを結ぶのは、中央の横断歩道です。

信号機と連動した遮断器を設置しているのが特徴で、札幌駅前バスターミナルの名物とも言えます。



バスが通過しました。



押しボタン式で、歩行者用信号機が緑色になれば、遮断桿が上がり、通行が出来ます。



続いては、レーンのプラットホームに設けられた窓口や券売機を紹介します。



ジェイ・アール北海道バスの券売機(北レーン)



道南バスの窓口(中レーン)



北海道中央バスの窓口・券売機(南レーン)



「高速バス発車案内」です。

5分毎に道内各地へと高速バスが出発し、北海道中央バスの高速バスネットワークの凄まじさが感じとれます。



15番のりばで出発時刻を待つ、くしろバス「スターライト釧路号」釧路行きです。

釧路までの距離は313km、所要時間は5時間35分という長距離都市間バスです。

快適に過ごせるように、独立3列シート車での運行です。

このバスターミナルを発着する都市間バスで、300kmオーバーの路線は、他に函館行きの「高速はこだて号」、網走行きの「ドリーミントオホーツク号」があります。到着便のみの路線も含めるならば、知床からの「イーグルライナー」が400kmオーバーの416kmで、所要時間7時間15分と、横綱級の長大路線になります。(※札幌発の出発は、中央バスの札幌ターミナルから)

9/28追記:沿岸バス「特急はぼろ号」豊富営業所行きも300kmオーバーでした。HPによると約302kmだそうです。



発着する都市間バスは、長距離路線だけではありません。

中近距離の都市間バスも手広く運行していて、中には高頻度運行を行う路線もあります。

14番のりばで出発時刻を待つのは、「高速あさひかわ号」旭川行きです。日中30分間隔で運行し、ピーク時には20分間隔になります。

他に高頻度運行を行う路線は、「高速いわみざわ号」岩見沢行きや「高速おたる号」小樽行きがあります。ピークには10分間隔だったり、複数系統で日中2~4便を運行したりと、使い勝手が良い路線です。



南レーンの各のりばには、このような発車案内板があります。

行先によって並ぶ列を分けていて、バスの出発時刻に応じて、係員さんが行先板を入れ替えていました。

LEDタイプが多い時代に、シンプルな案内板は、札幌駅バスターミナルの魅力の一つです。



13~16番のりばの都市間バス時刻表

多方面にたくさんの便数があるのがわかります。



バスターミナルの西側から到着したバスは、東側から出発します。



じょうてつバス、ジェイ・アール北海道バス、北海道中央バスが、ターミナルから出てきました。



そして、それぞれの目的地へと向かっていきます。いってらっしゃい!

ここまで、バスの動きと共にターミナルを紹介しました。



バスターミナルの東側に広がる、広大な駐車場

今は殺風景とも言える景色ですが、将来は、ここに北海道新幹線の札幌駅や再開発駅ビルが出来ます。都市間バスのターミナルもこの付近に設置される予定です。(路線バスは再開発ビルの西側を予定)



この記事の冒頭にも書きましたが、札幌駅バスターミナルは、2023年9月30日をもって閉鎖され、10月1日からは札幌駅の周辺へと移転をします。



エスタの2階にあった北海道中央バス「定期観光バス窓口」は、先行して9月1日から札幌駅の西コンコースへと移転。定期観光バスの発着も同時に駅北口に変わります。



地下街「アピア」で営業していたジェイ・アール北海道バス「バスチケットセンター」は、10月からの移転が決まりました。



移転先は、北4条通に面するビル1階のテナントを予定しています。

コンビニ「ローソン」の横になるので、バス乗車前の買い物に使えそうです。



中レーンにあった、じょうてつバス、沿岸バス案内所の移転先は、駅前広場内タクシーのりば横を予定しています。



札幌駅南口周辺の道路では、10月から使用する停留所の準備が始まっていました。(8月末撮影)

バスターミナル閉鎖期間中は、札幌駅周辺の路上に設置した仮設バス乗降場を使用します。

上記画像は、北海道中央バスの都市間バスが発着予定の4番、3番、2番のりば。



基礎から工事していました。

屋根付きの標柱が建つそうです。



都市間バスの仮設バス乗降場は「日本生命札幌ビル」の周囲に集中して配置しています。

ビル敷地内には、北海道中央バス・道南バスの窓口が設けられる予定です。

テナントとして、コンビニ「セイコーマート」が入居しているので、こちらも乗車前の買い物に使えそうです。



私が訪れた8月末は、駅ビル「エスタ」が営業を終えようとしていた時期でした。

みんなみんな、ありがとう。

「エスタ」最後の挨拶文です。



「45年間ありがとうございました!」エスタ

「また笑顔に会える その日まで」ナムコ




札幌駅バスターミナルの各レーンは、エスタの地下街や2階とも直結しています。

私は、エスタ地下街の喫茶店でフルーツサンドを作ってもらい、高速バスの車内で朝食として食べた思い出があります。

雪景色を見ながら食べたフルーツサンドは美味しかったなぁ・・・としみじみ。思い出も今は昔です。



札幌駅にバスターミナルが戻ってくるのは2028年度。

バスターミナルの閉鎖期間は、約5年間を予定しています。

これまで45年間お疲れ様でした。新しいバスターミナルで、また会いましょう。



<撮影2023年8月>

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白雲橋

2023年09月01日 | 北海道


北海道河東郡鹿追町に位置する、白雲橋です。

道道の山中に設置している停留所で、北海道拓殖バスが発着します。



ここは、白雲山への登山道入り口であると同時に、近年、SNSで話題になっている撮影スポット「然別湖 湖底線路」の最寄り停留所です。

停留所から「湖底線路」までの所用時間は、徒歩1~2分程度の距離。すぐ近くです。



2023年8月現在、白雲橋の時刻表。

帯広駅バスターミナル~然別湖湖畔温泉間を結ぶ、然別湖線(系統番号「51」)が発着します。バスの便数は4往復(土休日は3.5往復)で、帯広バスターミナル行きは、鹿追営業所で乗り継ぐと新得駅前・南新得へ行く事も出来ます。

ちなみに、帯広から然別湖湖畔温泉行きに乗車すると、この白雲橋の次が終点なので、バスが終点で折り返して戻ってくるまでに「湖底線路」を観光する使い方も可能です。



帯広駅バスターミナルから、バスがやって来ました。

帯広駅から然別湖までは1時間40分程の道のり。観光で十勝を訪れた方ならば「乗り放題パス」を使うのが安くてオススメです。(※十勝総合振興局管内以外に在住している方を対象にした切符です)



バスは、終点の然別湖湖畔温泉に向けて発車して行きました。



では、撮影スポット「湖底線路」に行ってみましょう。

この坂道を降りるだけで、左手に「湖底線路」が見えて来ます。



見えて来ました。こちらが「湖底線路」です。

湖にレールが敷いてある理由は、冬季の期間中、観光遊覧船を地上にあげるためです。然別湖は凍結する湖なので、冬季は遊覧船がお休みになり、地上で船を保管するのです。



水の中に敷設したレールが、まるでアニメ映画「千と千尋の神隠し」のワンシーンのようだとSNSを中心に話題になりました。



今や「湖底線路」を目指して、多くの観光客が然別湖に集まります。



私が訪問した日は、あいにくの曇り空でしたが、それでも、入れ替わり立ち代わり観光客が訪れていました。快晴で風の無い日は、とても素敵な写真が撮れるそうです。

もしもSNSが無かったら、決して観光地化されなかったであろう、いかにも現代らしい人気スポットでした。



最後に、観光遊覧船の発着場所は「湖底線路」ではなく、然別湖湖畔温泉になります。(ここからは2013年に撮影)

せっかく然別湖に来たのだから「湖底線路」の観光だけではなく、宿泊や日帰り入浴、遊覧船と組み合わせても良いかもしれません。



レイクビューの足湯のそばが、遊覧船ののりば。



こんな感じの遊覧船で、然別湖を水上から楽しめます。

こちらも是非、利用してみて下さい。



<撮影2023年8月>
 

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阿寒湖バスセンター

2016年09月12日 | 北海道


北海道釧路市阿寒町にある、阿寒湖バスセンターです。



阿寒湖畔に広がる阿寒湖温泉の街並み。バスセンターは、この近くの国道沿いにあります。



正面から見た、阿寒湖バスセンター。



建物には、北海道を代表するコンビニエンスストア「セイコーマート」が入居しています。



店名は「セイコーマート阿寒湖バスセンター」。



そして、この阿寒湖バスセンターには特徴があります。宿泊や日帰り入浴をする事が出来るのです。



素泊まり4000円、日帰り入浴500円。



建物の中に入りました。



まず、宿泊や入浴の窓口です。付近には、コインロッカーや、飲料の自動販売機が設置されています。



続いて、奥にあるのは、阿寒バスの窓口。



2016年8月現在の時刻表。

一般路線は、釧路行きが4便あり、都市間バスは、旭川へ「サンライズ旭川・釧路号」が2往復、北見へ「釧北号」が2往復、それぞれ発着しています。



1番のりばで発車を待つ、阿寒バスの釧路駅行き。



奥には、2番、3番のりばも存在します。



さて、せっかく温泉付きのバスターミナルに来たので、入浴していきましょう。窓口で500円を支払い、案内されたのがコチラ。

純度100パーセントの温泉だそうです。内湯のみで小ぶりな湯船ですが、いい湯でした。



宿泊場所です。たくさんの客室がありますが、宿泊施設としてのホームページはありませんし、ネットで予約も行っていないようです。しかし、阿寒湖温泉旅館組合に、ちゃんと加盟している、由緒正しい温泉宿。



阿寒湖バスセンターは、温泉エリアの観光バス駐車場としても機能しています。もしかしたら、バスセンターの宿泊施設は、観光バスの運転手さんやガイドさんが宿泊する事を想定しているのかもしれません。



釧路駅行きが発車しました。



阿寒湖バスセンターは、温泉地のバスターミナル機能だけではなく、宿泊や日帰り入浴、はたまた国道沿いのコンビニとして、活躍する場所でした。



<撮影2016年8月>
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名寄駅前 その1

2016年05月29日 | 北海道


北海道名寄市にある名寄駅前です。道北バス、名士バス、ジェイ・アール北海道バスと、その共同運行事業者が乗り入れます。



JR宗谷本線の名寄駅前に・・・



2013年4月1日にオープンした駅前交流プラザ「よろーな」。



道北バスの名寄駅前案内所が入りました。(以前の名寄駅前はコチラ



のりばは「よろーな」の周囲に4か所あります。



まずは大通りに面している1番のりば。名寄~旭川間を運行する名寄線を中心に、札幌への「高速なよろ号」、宗谷方面への「特急天北号」「特急えさし号」など、主に道北バス関連の路線が発着します。



2番のりば以降は駅前ロータリーに位置します。名士バスが発着する2番のりば。



コミュニティバスなどの市内巡回路線が発着します。



市内巡回路線は4路線。特に地方都市におけるイオンの存在は、バス事業者にとって乗客の見込める主力路線の一つのようで、1時間に1本の本数が確保されています。



3番のりばです。名士バスの近隣市町村路線や、1989年に廃止になったJR名寄本線の代替路線が発着します。



2013年11月現在の3番のりば時刻表。



4番のりばです。JR深名線の代替路線である、ジェイ・アール北海道バス深名線が発着します。



ツバメのマークの入ったジェイ・アール北海道バスのバスポール。



のりばと名寄の駅前通り。

その2へ続く

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名寄駅前 その2

2016年05月29日 | 北海道
その1へ戻る



駅前交流プラザ「よろーな」に入ってみましょう。



トイレとバス待合所。



道北バスの名寄駅前案内所です。乗車券類の発売を行っています。



大きなガラスで解放感のある待合所。交差点に面していて、街を見渡す事が出来ます。



テレビ放映がされていました。



個人的に「おっ!」と思ったのがベビーベットの存在。

本来、バスターミナルは公共の場ですから、赤ちゃんを連れてきても全く構わないのですが、対応する設備がなかったり、親が遠慮してしまったりして、移動の選択肢にバスが入らない可能性もあると思います。しかし、ベビーベットが置かれているだけで、赤ちゃん連れの利用者を受け入れる姿勢が伝わってくるようでした。実際にどれくらい稼働があるのかはわかりませんが、ベビーベットの存在は無意識のうちに「赤ちゃん連れでも、どうぞ来て下さい」と訴えているような気がします。



バス待合所に隣接する「なよろ観光まちづくり協会」。観光スポットや宿泊所のパンフレットが置いてあったり、物販販売、携帯電話の無料充電、WiFiスポット等(auとソフトバンク)のサービスが受けられます。



ここでも「おっ!」と思ったものがありました。それは小さい子供が遊べるミニ遊具があった事です。小さい子供を持つ親にとって、子供を安心して遊ばせる事が出来る場所は有難い存在だと思います。中心市街地の空洞化が問題となっている現在、このような場所が中心市街地にあるという事に意味があると思いました。

これを発展させて、幼稚園児や小学生が本気で遊べる室内アスレチックを中心市街地に作れば、若い世代の人たちが子供を連れて遊びに来てくれるかもしれない。たとえ、自家用車で来てしまっても、昼食は街で食べてくれるかもしれない。せっかく市街地に来たのだから地元でしか買えないスイーツを買ってくれるかもしれない。街に人が増えれば、活気が出て魅力も増える。そうなれば、バスに乗ってくれる人も増えるかもしれない。

・・・と都合の良い妄想ばかりしてしまいましたが、小さい子供がいる家庭は、何をするにしても子供に合わせる必要があるので、逆に子供が「行きたい!」と思える場所を中心市街地に作れば、その親世代も巻き込めるかもしれません。



「なよろ観光まちづくり協会」の窓口では、ドリンクの販売も行っています。フットワークが軽い観光案内所だと思いました。



清潔感や解放感のある、新しい名寄駅前のターミナルは、小さい子供にもやさしい施設でした。

「名寄駅に行ったら、よろーなに寄ろうな」

<撮影2013年11月>
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幌加内

2014年11月21日 | 北海道


北海道雨竜郡軍幌加内町にある幌加内です。ジェイ・アール北海道バスの深名線が乗り入れます。



幌加内の停留所があるのは複合施設「交流プラザ」です。バス停留所の他、商工会やJR深名線資料室、幌加内そばの店などが入居しています。



交流プラザがあるのは幌加内町を縦断する国道275号線の沿道で、近隣には町役場や郵便局があるなど、幌加内町の中心地に位置します。



バスターミナルがあるのは交流プラザの裏側。深川駅行きのバスがやって来ました。



ターミナルへと進入します。



屋根付きのターミナルなので悪天候時にも対応。



バスのりばは深川駅方面と名寄駅方面の2つです。



快速の深川駅行きが発車を待っています。



バスが出てくるところ。



交流プラザに入りました。バスの待合所。トイレもあります。



待合所から見た停留所の様子。



2階には1995年に廃止となったJR深名線の資料室がありました。



1階にあるのは「幌加内そば」の飲食店。「せい一」(※残念ながら2014年10月に閉店となりました)



「幌加内そば」は、1970年代の減反政策による代替作物として本格的に作られたのが始まりで、幌加内の気候がそばの栽培に適していたこともあり、1980年には日本一の作付面積となるほどの名産地として知られています。



さて、交流センターから徒歩数分の場所にあるJR幌加内駅の跡地に移動しました。ここにはレールを使ったモニュメントがあります。また、ここは幌加内地区のバスの基地にもなっています。



この石碑とモニュメントがなければ、駅の跡地とはわからない場所でした。



<撮影2013年11月>

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十勝バス 中札内

2014年10月10日 | 北海道


北海道十勝地方、中札内村にある十勝バスの中札内です。幸福駅、愛国駅で有名だった国鉄広尾線の廃止代替路線である十勝バス広尾線が乗り入れます。



中札内の停留所です。国道236号線上にあります。



この場所からは地元のタクシー事業者が運行する上札内行きの乗合タクシーも発着します。中札内~上札内間は、かつて路線バスが運行されていた区間ですが、バスの廃止に伴い乗合タクシーに変更されました。(※その後、タクシー事業者が廃業したことで2014年4月より大新東による乗合バスに再度変更となっています)



停留所の前にある待合所です。入ってみましょう。



中にはトイレと有人の窓口がありました。



私が訪れた時は無人でしたが、十勝バスの中札内案内所として乗車券類の購入をする事が出来ます。



ベンチ。



十勝バスといえば、目的提案型の営業力強化で40年ぶりの増収を果たした事業者です。その中の取り組みの一つ「日帰り路線バスパック」は温泉やグルメ、施設見学など、路線バスでお得に利用出来るパンフレットで、空港やバスターミナル等に置かれて観光客に好評を得ています。中札内の案内所にも置いてありました。



2013年6月現在の時刻表です。どうやら、あと30分程するとバスが来るようです。時間を潰しましょう。



停留所から歩いてすぐの場所にある鉄道記念公園に来ました。ここは廃止になった国鉄広尾線(帯広駅~広尾駅間)の中札内駅跡地です。広尾線は国鉄再建法による第2次廃止対象路線に選定され、1987年2月に十勝バスへ転換されました。



6月の十勝はタンポポが咲く季節でした。四半世紀以上前、キハ22型気動車がトコトコ走行していたであろう駅構内で、のんびりとバスが到着するのを待ちました。



停留所に戻るとバスが到着したところでした。帯広駅発、広尾営業所前行きの十勝バス広尾線(国鉄広尾線廃止代替バス)です。



「南十勝夢街道」塗装の日野レインボー。「南十勝夢街道」とは十勝平野南部の国道226号線、国道336号線および周辺の県道や町道をエリアにしたブランドで、それぞれの地域が連携を深め、エリアの魅力を活用して地域経済の確立を目指しています。この塗装のバスは、十勝バス広尾線を中心に運用されているようです。



発車を待つ広尾営業所行き。中札内案内所の建物は、国鉄広尾線バス転換時の転換交付金で建てられたものではないかと思われます。かつて多くの国鉄赤字ローカル線が法律によって転換(廃止)されました。転換時には交付金が出され、バスの購入やターミナルの整備等に充てられています。



中札内は鉄道が無くなってしまった街ですが、バスは鉄道時代よりも多い便数で、住民や観光客の足となっています。



<撮影2013年6月>
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ジェイ・アール北海道バス 朱鞠内

2013年11月23日 | 北海道


北海道雨竜郡幌加内町にあるジェイ・アール北海道バスの朱鞠内です。廃止されたJR北海道・深名線の朱鞠内駅跡地に建てられたバスターミナルで、深名線の廃止代替バスが乗り入れます。画像の車両はトイレ付きの日野メルファ。2012年12月に導入された新しい車両です。



朱鞠内駅は1995年の深名線廃止まで列車交換の可能な駅として駅員が配置されていた駅でした。



朱鞠内のバス停標識。



待合所の中に入ってみましょう。



中にはトイレ、公衆電話の他、休憩室と書かれた待合所があります。



休憩室のドアを開けてみました。



壁に張られた時刻表や路線図など。



テーブルの上には地元NPOの方の情報誌がおかれていました。



再び表に出ました。ロータリーの中央にはレールのモニュメントがあります。



JR深名線廃止から18年。人口の少ない地域ではありますが、廃止された鉄路の代替という役目を担い、今日もジェイ・アール北海道バスが朱鞠内を発着しています。



<撮影2013年11月>
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函館バス 江差ターミナル

2012年12月02日 | 北海道


北海道檜山郡江差町にある函館バスの江差ターミナルです。函館バスの江差営業所に付帯するターミナルで、函館バスのみが乗り入れます。



江差ターミナルのバスのりばです。「檜山海岸線」、熊石・第二富磯行きが発車します。「檜山海岸線」は江差から日本海の海岸沿いを北上する路線です。(※2012年現在、江差から大成学校前までに短縮されているようです)



江差営業所、建物の全景です。



営業所の入口とバスのりばです。



中に入ってみましょう。窓口とベンチ、飲料の自動販売機があります。



味のある窓口…



海沿いにある営業所なので冬場はとても寒いのですが、待合室の中は石油ストーブでポカポカ♪でした。



函館バスの車両たち。江差営業所は路線バスの他に、スクールバスも受け持っているために台数が多く、通学時間帯にはバスがどんどん出庫して行きます。



函館から長距離バスが到着しました。過去には江差ターミナルから松前半島を海岸沿いに南下して松前ターミナルへと向かう路線があったので、バスで松前半島を1周出来たのですが、現在は残念ながら廃止されています。



江差の街と発車した函館バス。これから街の中心部を経由して各方面に向かいます。

江差ターミナルはバスの営業所という性格が強く、JR江差線の江差駅や、フェリーターミナル等、いわゆる街の中心部からは離れています。乗降する乗客は多くはありませんが、江差を発着するバスの基地として今日も活躍をしています。



<撮影2009年2月>

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網走駅前

2012年08月21日 | 北海道


北海道網走市、JR網走駅前にあるロータリーにある「網走駅前」です。網走バスとその共同運行事業者と、網走交通(現在の網走観光交通)が乗り入れます。



バスのりばの案内です。網走駅前のロータリー内にあるのは1番ののりばで、2番~4番は公道上のバス停です。実際、ほとんどのバスは2番か3番のりばから乗降し、4番は都市間バスの降車場所、1番は季節限定の「知床エアポートライナー」や定期観光バスの発着となっています。網走交通ののりばはここには記載されていませんが、ロータリー内にあります。



ロータリーの様子です。右側に見えるバス停が1番のりば、案内に記載されていなかった網走交通ののりばは正面のビル下にあります。



知床方面から「知床エアポートライナー」がやってきました。



1番のりばの前に到着しましたが降車はなく、そのまま女満別空港へ発車して行きました。



網走交通ののりばです。バスポールが立っているだけです。



網走交通のバスポール。同社の路線バスは、現在は東藻琴方面~網走駅前の1路線しかありません。



時刻表を見ても本数が少ないのがわかります。



網走交通、東藻琴方面のバスが到着しました。恐ろしくレトロなブルーリボン。今はもう廃車になっているでしょう。



網走バスの発着する2番のりば。ほとんどのバスは2番と3番を使用しています。



札幌への都市間バス「ドリーミントオホーツク号」です。こちらも駅ロータリーには入らずに2番のりばから乗車です。



<撮影2009年6月>
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