バスターミナルなブログ

全国のバスターミナルやバス旅の紹介(※ブログ内のデータは原則として撮影時のものです)

遠州森町

2024年12月18日 | 東海


静岡県周智郡森町に位置する、遠州森町です。

秋葉バスサービスが発着します。

遠州森町は、静鉄の西端エリアです。かつては静岡鉄道直営だった時代もありますが、現在はグループの秋葉バスサービスが管轄をしています。



まず、路線図から、発着路線をざっくりと説明します。

左側がJR東海道線の袋井駅。右側中央のピンク色の停留所が遠州森町です。この間を結ぶのが秋葉バスのメインである「秋葉線」で、その中でも袋井駅前~遠州森町間は比較的便数が多く、複数系統が存在します。更に「秋葉線」は山間部の気多まで路線が伸びています。逆に袋井駅前より先へも路線が伸びており、こちらは「秋葉中遠線」です。この他、平日のみの運行ですが、磐田駅前~遠州森町間を結ぶ「磐田線」もあります。



2024年4月現在の時刻表。

遠州森町では、袋井駅前へ向かう「秋葉線・秋葉中遠線」の便数が多く、平日であれば、概ね1時間あたり2便以上の運行便数があります。



ここは、秋葉バスサービスの拠点であり、本社、営業所、車庫があります。



バスファンの目線では、秋葉バスの魅力に、車両バリエーションの豊富さがあげられます。

特に、赤バスと呼ばれる3台のツーステップ車は、秋葉バスのアイドル的存在です。三菱ふそうエアロスター2346号車、いすゞLV+富士重工7Eの2359号車、それから画像には映っていませんが、いすゞキュービック296号車の3台が在籍しています。



それから、隠れた人気車両が、いすゞエルガ875号車です。(袋井駅前にて撮影)

エルガのTYPE-B、LV834で西武バスより嫁入りしてきました。本来、LV834はフルフラットが可能ですが、875号車は後部に段差を1段を入れた仕様になっています。

LV834は、今や全国的に大変貴重な車種です。秋葉バスでも稼働率は高い方ではないと聞きます。秋葉バスのバスロケでは車両番号がわかるので、稼働しているのが確認出来たら、狙ってでも乗車したいところです。



さて、遠州森町の紹介に戻ります。

のりばの奥には、待合室があります。



待合室内部の様子。

室内には、空調を設置しています。快適にバスを待つことが出来ます。



バスの発車案内表示器。



敷地内には、サイクル&バスライド用の駐輪場もありました。



さて、袋井駅前から、気多行きのバスがやって来ました。

動きを見てみましょう。



遠州森町の敷地内に入り、転回します。



そして、気多行きののりばへ。

乗降を行います。



乗降が終えると、山間部に向けて、バスは出発していきました。

※私が訪問した2024年4月時点では、道路の災害復旧工事のために乙丸~気多間が区間運休しており、乙丸止まりで運行していました。



こちらは、袋井駅前行きのバス。



遠州森町を出発。太田川のほとりを走り、袋井駅前へと向かいました。

最後になりますが、遠州森町は、かつては鉄道(軌道)の駅でした。このターミナルは駅の跡地だったのです。

新袋井駅~遠州森町駅を結ぶ、静岡鉄道の「秋葉線」がそれで、1962年(昭和37年)に廃止、バス代替となったものです。現在の秋葉線は、かつての鉄道の跡をトレースした運行となっています。



<撮影2024年4月>
 

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内宮前

2024年10月08日 | 東海


三重県伊勢市に位置する、内宮前です。三重交通が発着します。



日本を代表する神社「伊勢神宮」

江戸時代から「一生に一度はお伊勢参り」と言われるほど、数ある神社の中でも特別な存在です。伊勢神宮を大きく分類すると、外宮と内宮に分けられます。外宮には天照大御神のお食事を司る「豊受大御神」、内宮には日本人の総氏神ともいえる「天照大御神」を祀っています。しきたりについて触れると、外宮、内宮の順にお参りするのが習わし。その内宮の最寄り停留所が、三重交通の内宮前です。



バスターミナルには「乗合自動車 内宮前驛」と表記した建物があります。

ここにはかつて、三重交通の鉄道「神都線」内宮前駅がありました。「神都線」は、国鉄や近鉄が発着する伊勢市駅、宇治山田駅から内宮への参拝者を輸送する役割を担っていましたが、1961年に廃止。その後、バス路線化されて、現在の内宮前駅跡地はバスターミナルとして活用しています。



駅舎の中に入ってみましょう。

建屋の中には、待合所、それから乗車券類を発売する窓口があります。壁には「乗車券購入後のバス乗車にご協力下さい」との掲示がありました。観光地だけに降車時の混雑緩和を目的としたものと思われます。



売店、お土産物売り場。

手荷物の一時預かりも行っています。大きな荷物は、ここで預けてお参りするのが良さそうです。



内宮前時刻表(2024年4月現在)

内宮前を発着する路線は、伊勢鳥羽を周遊する「CANばす」、商業リゾート「VISON(ビィソン)」への特急バス、外宮内宮線特急バス「神都ライナー」、一般路線バスなどがあります。観光地だけに、鉄道駅やリゾート地、他の観光地など、ランドマークを結ぶ路線が多いのが特徴です。

内宮は朝5時から参拝出来ますが、意外にも三重交通でさえも、夜行バスの発着はありません。習わしのとおり、伊勢市駅前で降りて「外宮を参拝してから、内宮に来て下さいね」ということなのでしょうか???



のりばの前には、サイネージタイプの出発案内がありました。

バスロケ連動で、出発時刻だけではなく、バスの車種や現在位置も表示されます。



のりばは1番~3番の3バース。

国道23号線沿いに縦列で並びます。



1番のりば。

「CANばす」鳥羽水族館・ミキモト真珠島行き。



2番のりば。

外宮内宮線 特急バス「神都ライナー」 伊勢市駅前・外宮行き。



ここで案内図から、位置関係をみてみます。

現在地と書いてあるのが内宮前のバスターミナル。国道に並行して、古くからの町並み「おはらい町通り」があります。横を流れる五十鈴川を宇治橋で渡ると、そこが内宮の敷地です。

ちなみに、内宮前の交差点は、国道の終点でもあります。この先には進めません。



そのため、内宮前を出発したバスは、駐車場の入り口をぐるりと回って国道に戻り、それぞれの目的地へと向かいます。



五十鈴川にかかる、宇治橋。

内宮への入口です。



「おはらい町通り」

内宮を参拝する人々で賑わっています。「おかげ横丁」も含め、飲食店や土産物店、旅館が軒を連ねます。



伊勢を代表する銘菓「赤福」の本店があるのも、こちらです。

私は「赤福餅」と「ほうじ茶」で、旅の疲れを癒しました。夏は「赤福氷」、冬は「赤福ぜんざい」も人気があります。



鉄道の駅がない内宮は、バスが大活躍。

「一生に一度」とは言わず、何度でも訪れたい場所です。今日も多くの観光客であふれる内宮前でした。



<撮影2024年4月>
 

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阿下喜

2024年07月29日 | 東海


三重県いなべ市に位置する、阿下喜です。

三重交通が発着します。ここは三岐鉄道北勢線の終点、阿下喜駅の向かいにあります。



ここを発着する路線は、桑名駅前~阿下喜間を結ぶ、21系統「桑名阿下喜線」です。

三岐鉄道北勢線と平行するバス路線で、地域間幹線として位置付けられています。以前は阿下喜を中心に、地域内のフィーダー系統もありましたが、コミュニティバス移管等が行われ、現在は三重交通の路線としては残っていません。



待合所建屋。



中には、窓口がありました。

しかし、現在は出札機能はない模様です。



時刻表

便数は多く、1時間に1便を運行しています。



いなべ市福祉バスは、三重交通の停留所には入らず、北勢線の阿下喜駅ロータリーで発着します。

その多くは、かつての地域内フィーダー系統だった路線です。



北勢線の終点、阿下喜駅。

駅前を整備し、結節点の役割を持たせました。



最後に、三重交通北勢線。

線路幅の狭いナローゲージという特徴的な鉄道です。実施された高速化事業の成果か、阿下喜~桑名間だけで見ると鉄道の方が早いのが実状です。



<撮影2024年4月>

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宇治山田駅

2024年05月30日 | 東海


三重県伊勢市に位置する、宇治山田駅です。

近鉄電車、三重交通が発着します。



駅前のバスのりば

伊勢神宮(内宮)の玄関口でもある宇治山田駅には、駅前ロータリーにバスのりばがあります。しかし、今回紹介するのはこちらではなく、電車が発着する高架のプラットホームです。

それでは改札に入り、行ってみましょう。



1~4番線の4つののりばを有する、宇治山田駅。

1番線と2番線は、宇治山田駅止まりの列車が発着する頭端式のホームです。



1番線には平行して、かつて使われていたバス乗降場があります。ここが今回の主役です。

現在はバスの発着はありませんが、概ねそのまま当時の状態で残されており、かつての様子をうかがい知る事ができます。



賢島方には、バスを回転させる転車台がありました。



転車台

中川方から高架へ上がってきたバスは、賢島方にある、この転車台で向きを変えていました。


↑2020年撮影 特急賢島行き(3番線にて撮影)

そもそも、何故に宇治山田駅のプラットホームに、バスのりばがあるのでしょうか。

理由を説明すると、1970年まで近鉄鳥羽線(宇治山田駅~鳥羽駅間)が全線開業しておらず、名古屋や京都、大阪から来ると、この宇治山田駅が終点の駅でした。(1969年に五十鈴川駅まで延伸)鳥羽や賢島へ向かうには、宇治山田駅でバスに乗り継ぐ必要があったのです。そこで、近畿日本鉄道と三重交通は、合弁で三重急行自動車を設立。1961年に「特急バス」が宇治山田~賢島間を結びました。

私の手元に1969年1月の全国版時刻表があります。そこから伊勢志摩の項目を調べると、三重急行のバス路線を見つけました。そこには「指定制」と表記されています。近鉄特急に連絡するバスですから、もしかしたら、近鉄特急の座席指定の仕組みを使っていたのかもしれません。時刻表に記載されている停留所は、宇治山田駅、磯部センター、賢島、観光ホテル前です。全線を50分で結んでいました。便数は1時間あたり2便がありますが、興味深いことに30分間隔のような等間隔ではありません。例えば、上り便の間隔を抜き出すと20分-40分の繰り返しです。近鉄特急のダイヤに詳しい方ならば、ここでピン!と来るかもしれません。名古屋と伊勢とを結ぶ「名伊特急」のダイヤと同じです。

当時のダイヤを調べると、賢島を出発したバスが宇治山田駅に到着するのが、毎時30分と50分です。そして宇治山田駅から近鉄名古屋駅行きの近鉄特急が出発するのが、毎時50分と10分。乗り継ぎ時間20分で賢島~名古屋間が繋がります。当時の近鉄特急は、1964年に開業した東海道新幹線と名阪間でライバル関係にありつつも、同時に新幹線を使って近鉄エリアに利用者を呼び込む戦略をとっており、東京-(新幹線)-名古屋-(近鉄特急)-宇治山田-(三重急行)-賢島という伊勢志摩へのルートが完成しました。

(※ちなみに、上本町行き「阪伊特急」と京都行き「京伊特急」の出発時刻は、宇治山田駅を毎時00分でした。こちらもバスと乗り継げます)

その後、1970年に鳥羽線の全線開業、志摩線の改軌が完成すると、近鉄特急は、鳥羽・賢島まで直通出来るようになります。「特急バス」の役割は終え、翌1971年に廃止されました。



さて、2024年の宇治山田駅です。

2番線に宇治山田駅止まりの近鉄特急がやって来ました。かつてのように、疑似的にバスのりばへと行ってみましょう。



終点の宇治山田駅に到着。

疑似放送:(「ご乗車ありがとうございました。賢島方面のバスは1番線の横から出発致します」)



(「乗車券をお持ちでないお客さまは、窓口へどうぞ」)

車止めの先にあるのは窓口。シャッターが閉じていますが、かつてはバスの乗車券を発売していました。「特急バス」が廃止になった後に、定期観光バスが発着していた時期があったので、その名残かもしれません。



(「賢島方面のバスは、こちら1番線の横から出発致します」)



(「このバスは、志摩観光ホテル前行きです」「乗車券を拝見します」)



(「お待たせしました。出発致します」)

そして、出発したバスは、中川方のアプローチを降りて一般道へ。目的地へと向かうのでした。



一般道から、宇治山田駅をのぞみます。

柵が閉じられていますが、構造的には今でもプラットホームまで車で行くことが可能です。



転車台を下から。

円形の高架が特徴的です。その高架下は自転車駐輪場になっています。



最後に、一時期発着していた定期観光バスについてふれると、ここを三重交通のバスが発着していました。もちろん転車台も使っていたそうです。

1993年の「近鉄時刻表・秋冬号」(業務用)を調べると、「伊勢志摩周遊定期観光バス」の記載がありました。のりばは「近鉄宇治山田」と「宇治山田駅前」の2か所です。どうやら、1番線の横から出発し、高架を下りて、駅前のバスのりばに寄ってから目的地へ向かっていたようです。

定期観光バスの一例を紹介すると、「神宮とスカイライン」コースは、宇治山田~鳥羽間を約4時間かけて、内宮や伊勢志摩スカイラインを周遊しながら目的地へと向かいます。荒磯料理や松坂牛などの食事付きコースもあります。他にも、鳥羽水族館、ミキモト真珠島、鳥羽湾観光船に寄るコースもありました。



最近では、テレビ番組(NHKのブラタモリ)で転車台が紹介されたこともあってか、この転車台そのものが観光名所になりつつあります。

近畿日本鉄道の伊勢志摩開発に貢献した、歴史的な構造物ですから、後世に残していけたらいいですね。



<撮影2024年4月>
 

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横須賀車庫前

2024年04月26日 | 東海


静岡県掛川市に位置する、横須賀車庫前です。秋葉バスサービスの秋葉中遠線が発着します。

横須賀車庫前は、秋葉中遠線の中遠線区間に位置する停留所で、停留場名からわかるように車庫を併設しています。歴史をたどると、中遠線は1967年に全廃した軽便鉄道・静岡鉄道「駿遠線」(新袋井~新三俣間)の代替路線としての役割を担っており、バス代替後も静岡鉄道、しずてつジャストライン、秋葉バスサービスと、時代と共に形を変えてきました。



横須賀車庫の建物

乗務員さんの休憩施設として機能しています。かつては出札機能があった模様です。



「静鉄横須賀売札所」の文字が残っていました。

改称した痕跡があり、以前は「静岡鉄道横須賀売札所」だったものと思われます。



ベンチと屋根

それからバスポール、飲料の自動販売機を設置しています。



2024年4月現在の「大東支所」方面時刻表

軽便鉄道末期の終点は新三俣でした。大東支所の近隣です。



2024年4月現在の「袋井駅」方面時刻表

袋井駅では、JR東海道本線と乗り換えが出来ます。中遠線区間は、袋井駅南口~横須賀車庫前間の区間便が多く、大東支所便も含め、平日日中は概ね1時間あたり2便運行の時間帯が続きます。土休日は40分間隔が基本です。



敷地の奥のあるのは車庫。

夜間の滞泊もあります。



横須賀車庫前から、袋井方面をのぞみます。

かつては遠鉄バスも発着しており、横須賀車庫から道路を挟んで反対側に、遠鉄バスの横須賀車庫がありました。(※2021年廃止)



さて、車庫からバスが出てきました。



出発を待つ、袋井駅南口行き。

今や貴重なエアロスターKです。横須賀車庫から袋井駅南口までは、約30分の道のり。元気に活躍していました。



<撮影2024年4月>
 

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沼津駅南口(富士急バスターミナル)跡地

2022年05月24日 | 東海


静岡県沼津市に位置する「沼津駅南口」(富士急バスターミナル)の跡地です。

かつて、富士急行グループと、その共同運行事業者が発着していました。

2022年2月現在、建物は取り壊され、跡地は、駐車場と小さなバス待機スペースになっています。



2020年2月に撮影した富士急バスターミナル。(同一地点で撮影)

その後、3月31日をもって、富士急バスターミナルでのバス発着は終了。これが、ほぼ最後の姿です。



駐車場の入口(2022年2月現在)



かつては、プラットホームでした。(2020年2月撮影)



バスが並んで発車を待つ光景。(2020年2月撮影)



今では、面影もありません。



それでも、一角には、バスの待機スペースが設けられており、ここが唯一、バスターミナルの名残と言える場所です。



富士急シティバス名義の看板。



専用のバスターミナルを持たなくなった、富士急シティバスは、沼津駅の発着場所を駅前ロータリーに変更し、現在に至ります。

<撮影2022年2月>

参考:2020年2月訪問 沼津駅南口(富士急バスターミナル)


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三ケ日転向場(廃止後)

2022年01月09日 | 東海


静岡県浜松市北区三ヶ日町に位置する、三ケ日転向場です。

かつて、JRバス関東「東名三ケ日支店」が置かれ、ここで高速バスの乗務員交代が行われていました。しかし、2021年10月28日に営業所機能が愛知県新城市の「新城支店」へ移転。現在は高速バスの発着はありません。



東名高速道路、三ヶ日インターチェンジ料金所前の「JAみっかび特産センター」。

この2階にJRバス関東「東名三ケ日支店」がありました。

駐車場部分がバスの転向場となっており、ここで三ケ日より西側を担当する乗務員さんと、東側を担当する乗務員さんが交代していました。昼は「昼特急号」、夜は「ドリーム号」と、昼夜を問わずバスの発着がありました。



かつての「ジェイアールバス関東 東名三ケ日支店」の入口。



「夜間 JRバス専用駐車場」「JRバス関東・JR東海バス・西日本JRバス」の看板は残っていました。



関連施設の跡地

JRバス関東の乗務員宿泊所は、ほぼ更地に。



西日本JRバス側も解体工事が行われています。

三ケ日に乗務員交代の転向場があった痕跡は、徐々に姿を消そうとしていました。



最後に、特産センターでお土産を二つ購入しました。

三ヶ日みかん(糖度・外観が特選品のミカエース!)

そして、思わず手にとってしまった「ミカちゃんのぬいぐるみ」。最近発売されたばかりのようです。数量限定品なので、欲しい方はお早めに。



<撮影2022年1月>

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もっくる新城(道の駅もっくる新城)

2021年10月26日 | 東海


愛知県新城市に位置する、もっくる新城です。豊鉄バスが発着します。

ちなみに「新城」の読み仮名は「しんしろ」。「しんじょう」ではありません。



もっくる新城(道の駅)があるのは、新東名高速道路の新城インター前。

高速道路のインターを降りてすぐそこです。



「道の駅 もっくる新城」

2015年3月にオープンした新城市の道の駅で、HPによると「もっくる」の由来は”木材・来る”からだとか。奥三河のハブステーションとして地域や観光の拠点となるべく整備されました。



道の駅もっくる新城に乗り入れるバスは、豊鉄バスの新城名古屋藤が丘線「山の湊号」です。もっくる新城~藤が丘駅間を1時間10分程で結びます。

2021年10月28日からは、JRバス「昼特急号」(東京~京都・大阪/横浜~大阪)の乗り入れも始まります。



店内には、フードコート、売店、産直野菜のコーナー。



バス停の横には「足湯」があります。(私の訪問した時はお休みでした)



足湯は、もっくる新城から車で15分「湯谷温泉」のお湯です。



記載されている営業時間は午前10時~午後4時。木曜日は温泉入替の為に利用出来ません。足湯タオルの販売機も設置されていました。

JRバスの「昼特急号」は時刻表上、道の駅もっくる新城で20分間(遅延時は不明)の休憩時間があります。タイミングがあえば「昼特急号」で足湯を満喫できそうです♪

(※「横浜グラン昼特急号」は5分停車。休憩の有無は不明。おそらく乗降と乗務員さんの交代だけのような気がします)



広々とした清潔なトイレ

男子用トイレは戦国をテーマにしています。



奥三河観光案内所



こちらはフードコート。

五平餅やフランクフルトが名物のようです。



超あらびき石焼フランク

私が注文したハーフサイズでも普通の大きさ。噛んだ瞬間に肉汁が口の中に溢れました。オススメです(^^)(注文してから提供されるまで時間を挟む事があるので、高速バスの休憩時間に購入する時は確認した方がいいかもしれません)



バスのりばに豊鉄バスの新城名古屋藤が丘線「山の湊号」が到着しました。

もっくる新城には入りませんが、付近の停留所からは豊鉄バス田口新城線やコミュニティーバスの発着もあります。湯谷温泉へも行けます。



最後に、新城インター付近には「JRマーク」の付いた建物がありました。おそらくJRバス関東「新城支店」と思われます。

報道やリリースによると、10月28日からJRバス「ドリーム号」「昼特急号」の運行経路を東名高速道路から新東名高速道路へ変更し、乗務員さんの乗り継ぎ拠点を「三ヶ日支店」から「新城支店」に変更する予定です。経路変更により、最大30分の運行時間短縮になるとか。

また、「昼特急号」では休憩だけではなく道の駅もっくる新城での乗降も可能となります。JR飯田線の三河東郷駅へ徒歩15分程度の距離。新たな旅の周遊コースにもなりそうです。



<撮影2021年10月>

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沼津駅南口(富士急バスターミナル)

2020年02月21日 | 東海


静岡県沼津市に位置する「沼津駅南口」(富士急バスターミナル)です。

富士急行グループと、その共同運行事業者が発着します。



JR沼津駅の南口には、東海バスオレンジシャトル、伊豆箱根バス、富士急行バスグループの3バス事業者が集まります。東海バスオレンジシャトル、伊豆箱根バスは主に駅前バスのりばを発着しますが、富士急行バスグループだけは、駅前ではなく、独自のバスのりば「富士急バスターミナル」を所有して、そこから発着しています。



「富士急バスターミナル」は、「富士急百貨店 沼津店」(※現在は閉鎖)の1階部分にバス発着場をレイアウトした商業施設併設型バスターミナルです。建物の老朽化により、2019年11月をもってテナントが撤退。現在はバスターミナルのみが利用されています。



バスの発着場は全6バース。

建物の外周に沿って、1~5番線、6番線と配置されます。上の画像で説明すると、左側バスが停車している場所が6番線、奥に向かって5、4、3、2、1番線と続きます。



ちなみに、沼津駅南口止まりのバスは、ターミナルには入らず、公道上の降車バス停に到着します。



1~5番線。



6番線。



プラットホームです。



のりばにスポットを当ててみます。

4番線の全景。



天井から吊り下げられた案内表示。



時刻表と系統図が掲出された案内板。



バスが停車すると、このようになります。

一般路線は中ドアか後ドアから乗車するので、乗車口部分のフェンスには切れ込みが入ります。



高速バスの発車もあります。

「富士急バスターミナル」を発着するバスは大多数が一般路線です。高速バスは原則として北口を発着しますが、「沼津~東京駅線」のうち、唯一1往復だけに南口発着の設定があります。但し、東京発の便は駅前に到着するので「富士急バスターミナル」に入るのは東京駅行きのみです。

5番線、15時45分発の東京駅行きがそれで、原則として「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングバスが充当される機会が多いです。



さて、老朽化により閉鎖された「富士急百貨店 沼津店」ですが、いよいよ建物の解体作業が始まりました。

私が訪れた2020年2月現在では、建物内部の解体作業が行われていました。そのうち建物全体の解体作業に移行する事でしょう。このバスターミナルを発着するバスの姿が見られる期限は、そう遠くないのかもしれません。解体工事の工期は令和2年12月20日までと記載されていました。



バスの乗車券を販売する「沼津駅南口窓口」は百貨店の1階にありましたが、閉鎖と同時に向かいの建物へ移転をしました。

残るは、バスのりばの移転だけ・・・といったところです。



これからの沼津駅周辺は、鉄道の高架化という大きな事業が予定されています。中心市街地の「まちづくり」も検討が重ねられ「バスターミナルの集約化及びバス案内の改善」といった動きもあります。バスターミナルだけではなく、街のカタチも変わっていくようです。



これらの景色は、いつまで見られるのでしょうか。

<撮影2020年2月>

追記:タイムリーにも、今回の記事を作成中に「沼津市地域公共交通協議会」会議録が沼津市HPにアップされました。まだ事業者からのリリースはありませんが、2020年3月31日をもって「富士急バスターミナル」での発着は終了。4月1日からは駅前のバスのりばを3事業者で共用するようです。

~ おまけ ~

建物が閉鎖される以前の「富士急バスターミナル」の姿も紹介したいと思います。



ここからは2017年6月に撮影した「富士急バスターミナル」です。

当時は飲食店や旅行代理店、100円ショップなどのテナントが入居していました。



中心市街地が賑わっていた往年の時代に比べれば人は少ないのでしょうが、それでもシャッターが開いて、販促の幟が立つだけでターミナルの印象はガラリと変わります。



建物内には、乗車券類を販売する「沼津駅南口窓口」がありました。



ホッと一息、自動販売機コーナー。



最後に、ターミナルに停車するバスとプラットホームです。

昭和の風景を今に残していた「富士急バスターミナル」でした。

コメント (4)
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寸又峡温泉

2019年01月07日 | 東海


静岡県、榛原郡川根本町にある寸又峡温泉です。

大鉄アドバンス(大井川鐡道の子会社)の寸又峡線(千頭駅~奥泉駅~寸又峡温泉)が発着します。



寸又峡線の終点、寸又峡温泉のバスターミナルは、お土産物店の一角にあります。



ターミナルには券売機と有人の窓口が置かれ、乗車券類を購入する事が可能です。

バスの便数は、千頭駅~寸又峡温泉間を6.5往復(通学日は7.5往復)運行され、冬季以外では更に1往復が増えます。(2019年1月現在)



バスは最大3台が停車可能。混雑する時期には増車も行われているようです。



バスが停車すると、こんな感じになります。



バスのりば。

土産物店の中なので、買い物に便利です。私は山菜を買って帰りました(^^)



このバスターミナルが、寸又峡温泉の集落では一般車の入れる一番奥になるので、ターミナルの敷地を使って転回していく車を見かける事もあります。



ターミナルの向かいには手湯がありました。

寸又峡温泉は泉質が良いことで有名です。とろりとしたアルカリ性の単純硫黄泉で、肌がツルツルになる美人の湯として知られています。温泉街全体で、芸者さんは置かない、ネオンサインは付けない、山に立て看板を設置しない…等の決まりを守り続け、温泉を楽しみ、静かに保養出来る場所を提供しています。1泊しましたが、本当に良いお湯でツルツルスベスベになりました(^^)



飲食店もそれなりに充実してます。



バスターミナルの先には、昭和43年に廃止となった千頭営林署森林鉄道の大間駅跡地があります。ここから先は徒歩でしか進めません。約1.4km先(約30分)には「夢の吊り橋」という、近年SNSから火が付いた大人気の観光名所があり、多くの観光客が吊り橋を目指して、森林鉄道の廃線跡地を歩いて行きます。



天子トンネル。森林鉄道の遺構と思われますが、明らかにトンネルのサイズが大きいので拡幅されたのかもしれません。



しばらく進み、見えてきました!「夢の吊り橋」です。

チンダル現象によって、エメラルドグリーンの色をしたダム湖の上を吊り橋が渡る神秘的な光景が見られます。

※チンダル現象…わずかな微粒子が水の中に溶け込み、波長の短い光が散乱して青色に見える現象



私が訪れた日は、残念ながら水量の少ない時期だったようですが、それでも素敵な景色でした。



吊り橋の定員は10人まで。

混雑するハイシーズンは一方通行になり、かつ1時間以上の行列になるそうです。



いかにも「インスタ映え」しそうなロケーションです(^^)

人気の理由とハイシーズンの混雑に納得しながら吊り橋を渡りました。



「夢の吊り橋」の上流にあるのは飛龍橋。現在は道路橋になっていますが、かつては森林鉄道が渡っていた橋です。



なかなか良い雰囲気の大間川林道。

寸又峡温泉の源泉は、温泉街から約4Km上流にあり、そこから延々と引き湯されているそうです。今は寸又峡温泉が最も山奥にある集落ですが、以前はこの先にも集落がありました。地図には湯山集落跡という表記もあり、どんな場所なのだろうかと興味が沸いてきます。



ちなみに、森林鉄道はこのような車両が走っていました。きちんと保存され、今も歴史を語り継いでいます。



最後に、気になるニュースがあります。

報道によると、2018年度末をもって、大鉄アドバンスの寸又峡線は通年運行を廃止するそうです。乗客数に季節変動が激しく、赤字の状態が続き、車両の更新も困難な状態なのだとか。私が乗車したのは週末のSL急行に接続する便だったので、大型バスの補助席まで使用する程の乗車がありましたが、車庫には「千頭~寸又峡温泉」のサボを付けたハイエースもいたので、ワゴン車で賄える時もあるようです。

通年運行廃止の正式なリリースは、まだされていません。通年運行が廃止という事は、季節運行になるという意味なのでしょうか。「夢の吊り橋」がヒットしている現状において、通年運行廃止はもったいないような気もしますが、これが現実のようです・・・。



寸又峡への道のりは、つづら折りの細い一本道。今日も山間にエンジンの音がこだまします。



<撮影2019年1月>
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