バスターミナルなブログ

全国のバスターミナルやバス旅の紹介(※ブログ内のデータは原則として撮影時のものです)

・その後の綱島駅 7番のりば

2024年01月27日 | 関東


廃止された、綱島駅7番バスのりばです。

ここは、2023年12月22日まで、川崎鶴見臨港バスが発着していました。

翌23日には、東急新横浜線の新綱島駅にバスのりばが開設。これにより、綱島駅を発着するバスの一部が新綱島駅へと移転をしました。



今は、バスが来なくなった7番のりば。

その後も、そのままの状態で残っていましたが、掲示によると、1月末に上屋の撤去工事が行われるとのことです。

まもなく、この景色は見納めとなります。



東急東横線高架下のバスターミナルにも行ってみました。

1~5番のりばは東急バスが継続して使用していますが、川崎鶴見臨港バスや横浜市営バスが発着していた6番のりばは、バスの発着がなくなり、カラーコーンで柵がされていました。もうバスが入ることはなさそうです。



最後に、新綱島駅バスのりば。

今は青空バス停ですが、夏頃には、屋根が付くとのことです。
 

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岡田港

2024年01月19日 | 関東


東京都大島町に位置する岡田港(おかたこう)です。

大島バスが発着します。



伊豆大島には、大型客船が出入港する港が2カ所あります。

その2カ所とは、西側の元町港と、北側の岡田港です。島の中心部に近いのは元町港ですが、岡田港の方が湾の形状から比較的、波が穏やかで、年間を通じては岡田港を使う割合の方が高くなります。特に冬場は季節風の影響を受けやすく、岡田港の本領が発揮される時期です。



岡田港のバス停留所は、船客待合所の玄関前です。

のりばは1番と2番で、縦列に停車します。



1番のりばに、元町港行きが到着しました。



2024年1月現在の時刻表(元町港方面)

岡田港を通年で発着する路線の一つ「大島公園ライン」です。

元町港(西側)〜岡田港(北側)〜大島公園(東側)と、「大島一周道路」の北側をぐるりと結びます。



2024年1月現在の時刻表(大島公園方面)

大島バスの特徴として、船の運航に合わせたダイヤを組んでいます。そのため、当日決定される、船の出入港地(元町港か岡田港か)によってバスの運行時刻が変わります。また、季節によって、船のダイヤも変化するので、時刻表は常に最新のものを調べる必要があります。



2024年1月現在の時刻表(三原山頂口方面)

三原山の山頂口まで向かう「三原山ライン」です。毎日運行中ではないものの、こちらも通年運行で、観光や登山に便利です。

2003〜2004年の冬ダイヤでは、運行日は、土休祝日と年末年始でした。

また、船の入港地が起点となっており、仮に元町港が入港地になった場合には、上記の便は岡田港にはやってきません。



岡田港船客待合所

2019年に完成したばかりの新しいターミナルです。



ターミナル内部

1〜3階のフロアは吹き抜けになっていて、広々としています。



1階には、観光案内所、バス案内所(大島バス)、乗船券売場があります。



「出港船」の案内板

私が訪れた日は繁忙期でした。臨時便の運航もあり、14時台に東京方面が立て続けに並びます。

この日の行き先は、東京(竹芝)、横浜(大さん橋)、久里浜、伊東、熱海でした。



2階には、岡田港交流ふれあいスペースと、売店があります。

伊豆大島は火山の島として「ジオパーク」に認定されており、「ジオステーションおかだ港」では「ジオパーク」に関する情報を提供しています。「ジオパーク」とは『地質・地形から地球の過去を知り、未来を考えて、活動する場所』とのことです。(日本ジオパークネットワークHPより引用)



売店

船の出航が続く時間帯は混み合います。土産物など、お買い求めは早めがオススメです。



3階には、テイクアウト形態の飲食店「海のキッチン」があります。

店内の座席で、買ったものを食べることも出来ます。



4階以上は、屋上です。

この船客ターミナルが、津波避難スペースになっています。



岡田港の街並み。

周辺には、土産物店やレンタカー店が並びます。



さて、時計の針がまわり、早朝6時00分の岡田港です。

東京(竹芝)からの大型客船「さるびあ丸」が入港しました。夜行便は、岡田港への入港が基本です。到着を待って、バスのりばからは接続バスが出発します。



接続バスの行先は3か所。

まず、大島公園経由の三原山温泉ホテル行き。



続いて、波浮港経由 陸上競技場行き(左側)

最後に、元町港行き(右側)

早朝6時00分に大島へ入港した場合の定番コースは、接続バスの元町港行きに乗車することです。このバスは元町港に到着後、御神火温泉に向かいます。御神火温泉は、町営の入浴施設で、夜行便の入港する日は朝6時30分から営業し(定休日あり)喫茶コーナーではモーニングセットの販売もあるそうです。御神火温泉は、元町港から徒歩5分の距離にあるので、夜行便を降りた観光客が入浴と朝食を済ませ、ここから活動を開始する拠点になっています。

また、東海汽船では、路線バスを使った「伊豆大島 三原山ハイキング&絶景温泉」ツアーを販売しています。このツアーコースは、夜行便で到着後、接続バスの三原山温泉ホテル行きに乗車して、大島温泉ホテルで朝食と温泉を楽しみ、次の便で三原山頂口へと向かいます。そこからは、ハイキングで登山と火口の周囲を歩き(お鉢まわり)、再び大島温泉ホテルで昼食と温泉。最後は、路線バスで港に戻り、ジェット船で東京に戻ります。夜行日帰りで温泉や三原山を十分に楽しめる魅力が詰まったコースです。



さて、時計の針は午後になり、14時頃です。

この日の出港地は岡田港。船の出航時刻に合わせてバスが集まり始めました。



観光タイプが多かった大島バスも、最近はノンステップ車が増えてきました。



三原山頂口・大島温泉ホテルから、三原山ラインが到着しました。



行先表示が「出港地」になっているのが特徴です。



バスを降り、船客ターミナルへと進む乗客達。

みなさん、おかえりなさい。大島での、楽しい思い出はできましたか。



ピンク色のこちらは大島バスの貸切車。

東海汽船の日帰り観光ツアー「冬の伊豆大島『絶景温泉』コース」に使われていました。

このツアーコースは、東京・久里浜から、ジェット船で日帰り観光します。10時40分に入港して14時35分に出港するまで、伊豆大島での滞在時間はわずか4時間弱ですが、内容は盛り沢山です。大島公園で椿資料館や動物園を見学し、大島温泉ホテルで昼食と温泉、最後は農産物直売所「ぶらっとハウス」に立ち寄ります。短時間でもしっかりと大島を楽しめます。

このように、大島では観光客のニーズに合わせ、さまざまな観光プランを提供しています。



バスターミナルとしての岡田港は、大型客船、ジェット船と、乗合バス、貸切バスとを繋ぐ場所でした。

竹芝から、最短のジェット船で、わずか1時間45分。それだけで日常では味わえない島の雰囲気を楽しめます。



Islands Blueの船に乗って、伊豆大島へ遊びに行きませんか。



<撮影2024年1月>
 

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波浮見晴台

2024年01月11日 | 関東


東京都大島町に位置する、波浮見晴台です。

大島バスが発着します。



東京から南へ約120km。

伊豆諸島で最大の大きさを誇る伊豆大島。その南東端に波浮港という港湾があります。



山に囲まれた港で、高台にある「大島一周道路」沿いの波浮港見晴台からは、波浮港を一望する事が出来ます。



その見晴台のすぐそばには、大島バスの波浮見晴台停留所があります。



バス停から見晴台のベンチまでの距離は、徒歩0分といったところ。

交通アクセスが良好な景勝地です。



今回、私は東海汽船の大型客船「さるびあ丸」で伊豆大島入りしました。

1月の到着時刻は早朝の6時00分。大型客船の入港に合わせて各方面への接続バスがあります。ただし、接続バスの時刻は決まっていません。そもそも大型客船の入港する港は、岡田港と元町港の2つありますし、着岸に時間がかかる時もあるでしょう。定員の大きな船なので、乗客が多ければバスへの乗車も時間がかかります。バスの起点や運行時刻は日替わりです。

そんなこんなで、私は波浮港方面のバスに乗車して、波浮見晴台に着きました。



この日の、日の出時刻は、午前6時50分頃。

1年を通じて、最も日の出が遅い時期です。ギリギリですが、日の出の時刻に到着する事が出来ました。(本当にギリギリでした)



水平線から昇る太陽。

素晴らしい景色ですが、夜行の大型客船を下船して、波浮港見晴台で日の出を見るためには、いくつかの条件をクリアする必要があり、ハードルが高いです。

まず、大型客船が定時に到着すること。乗客がスムーズにバスに乗り換えること。バスがスムーズに運行されること。日の出の時刻が遅い時期であること。そして何よりも天候が良好であること。諸々の条件をクリアして、この日の出が見られます。特に、バスは整理券方式の後払いなので、途中で降車が多いとそれだけで時間がかかります。

日の出は運次第。ダメ元で、間に合ったらラッキーくらいの気持ちで望む方がよさそうです。

たとえ、日の出が見られなくても、十分に美しい景色が見られるので、ここへ行く価値はあります。



停留所のそばには、トイレがあります。

その手前の敷地は、バスの転回スペース。季節によっては波浮見晴台を起終点とする系統があるので、その際に使用するのではないかと思われます。




2024年1月現在の時刻表(大島町陸上競技場方面)

ここを通年で発着するのは、元町港~大島陸上競技場間を結ぶ「波浮港ライン」です。



2024年1月現在の時刻表(波浮港・元町港方面)

波浮見晴台を出発後は、坂を降りて波浮港に寄り、元町港を目指します。

大島バスの特徴として、船の運行に合わせたダイヤを組んでいるので、入出港地によって運行時刻が変わります。島外の観光客が路線バスで移動の行程を組もうと時刻表を眺め、悩んでしまうのがこの点です。元町港か岡田港かを決定するのは、当日の朝なので行程を事前に組みにくいです。とは言え、このおかげでバス路線の乗り継ぎが出来るように作られているので、よく考えられた効率的なダイヤとも言えます。

例えば、15時15分に船が大島に着いたとして、入港地から波浮港に行くには、、、

元町港出帆ダイヤならば、元町港15時40分発 波浮港方面
岡田港出帆ダイヤならば、元町港16時10分発 波浮港方面

、、、と、出発時刻に30分の差がありますが、その30分間に入港した岡田港から元町港に向けて、別の路線で移動出来る仕組みになっています。

ちなみに、船が全便欠航の場合は、元町港出帆ダイヤになるそうです。



さて、明るくなった波浮見晴台に初バスがやって来ました。

波浮港経由の元町港行きです。



車両は、早朝に乗車した接続バスの折り返しでした。



波浮見晴台にバスが停車します。

バスを使って大島を巡るならば、1日券や2日券の購入がおすすめです。モバイルからでも購入出来ます。



波浮見晴台

ここは、雄大な景色を楽しめる停留所でした。

バス待ちの時間さえも素敵なひとときを過ごせます。



<撮影2024年1月>
 

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晴海五丁目ターミナル(マルチモビリティステーション)

2024年01月04日 | 関東


東京都中央区晴海に位置する、晴海五丁目ターミナルです。

街開きが2024年春に行われる晴海地区において、現在、公共交通ターミナルの工事が進められています。

ここは、「マルチモビリティステーション」と位置付けられた複合型ターミナルです。東京BRTや路線バスが集まり、コミュニティサイクルのポートも設置されます。また、運河の横にある立地を活かし、船着場の整備も行われました。



案内看板によると、バスの発着パースは6つ。

左上から時計回りに1~6番です。1番と2番には、既に屋根が設置されており、緑色のラインカラーから都営バス用と予想出来ます。3~6番の4パースは、1、2番と比べて長さを多くとっているので、連節バスが走る東京BRT用と思われます。

中央には、バスの待機スペースを5パース設置。こちらも長さから用途が予想出来そうです。

この他、中央区のコミュニティバス「江戸バス」の乗り入れも予定しています。



奥に見える屋根付きバス停が1番と2番。



緑色のラインカラーから都営バス用と思われます。



東京BRT向けと思われる3番には、これから屋根が付くようです。

防護柵の切れ込みは3か所。連節バス対応です。



東京BRT向けと思われる4番。

どのようなデザインの乗降施設が出来るのか、楽しみです。



最後に、5~6番です。

こちらも連節対応です。



バスターミナルは「車両通行止め」「路線バスを除く」の標識により規制されています。

路線バス以外は入りません。



ターミナルに併設して、船着場が設けられます。

私が訪れた時は、桟橋の整備中でした。



2024年春には、晴海~日の出間の航路が運航を開始する予定です。

上記画像で説明すると、手前が晴海、右側が豊海、奥が日の出です。

ビルの下にゆりかもめの高架と日の出駅が見えます。あそこに日の出桟橋があり、そこまで航路が出来ます。晴海からだと、少し規模の大きい渡し舟という感覚でしょうか。



このエリアには、自転車置き場と、コミュニティサイクル(シェアサイクル)のポートが設置されます。



公衆トイレ(バリアフリー対応)


 
最後に、案内板によると、名称は「晴海五丁目ターミナル」と表記しています。

これまで「マルチモビリティステーション」という名称で周知と整備が行われてきましたが、具体的な名称はこうなりました。今後、都営バスや東京BRT、江戸バスの停留所名(乗降施設名)がどうなるのか興味深いところです。



<撮影2023年12月>
 

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綱島駅

2023年12月19日 | 関東


神奈川県横浜市港北区に位置する、綱島駅です。

東急バス、川崎鶴見臨港バス、横浜市営バスが発着します。



ここは、東急東横線が発着する綱島駅。

古くから道路が集まる交通の要所で、かつては温泉街として「東京の奥座敷」と呼ばれた場所です。当時は駅名も「綱島温泉」でした。



綱島にとって、大きな転機があったのは2023年3月。東急新横浜線の開業です。

近隣に新綱島駅が開業。その後、新たにバスのりばが整備され、12月23日から綱島駅のバスのりばの一部が新綱島駅に移転することになりました。

今回は、移転直前の姿を紹介したいと思います。



東急東横線の高架下。

そこに、バスのターミナルがあります。



ここは、狭い土地を有効に活用するために、スイッチバック方式のターミナルとなっており、誘導員さんがバスを誘導する笛の音が響きます。



バスの乗降場は1~6番の6か所。

6番は2台のバスが停車出来ます。加えてバスの待機に使う0番があるので、計8台のバスを停車させることが出来ます。



このうち、1番だけはスイッチバック方式ではなく、駅舎へ直に横付けします。



各のりばの構造です。

柱と柱の間に、バスをバック入線させ、その後、乗車扱いを行います。



バスのりば後方の通路。



のりば毎に行先の案内、時刻表が設けられています。



ベンチ。



東横線の改札口から、バスのりばまでの距離は直近です。

とても便利!



では、ここでバスの入線風景を見てみます。

横浜市営バスの鶴見駅行き(13系統)がやって来ました。



一旦、バスの向きを右に振り、、、



のりばに合わせてバック開始。



そのままバックして、、



6番のりばに収まりました。

横には、川崎鶴見臨港バスの川崎駅西口行き(川51系統)が停車中です。

横浜市営バスも川崎鶴見臨港バスも、12月22日を最後に綱島駅のバスターミナルには来なくなるので、この光景も残りわずかです。



降車扱いは、駅改札付近で行います。



3番のりばには東急バスの江田駅(綱45系統)、4番のりばには、新城駅行き(城01系統)が停車中。

どちらも鉄道の駅と駅とを結ぶ系統です。特に前者の綱島線は、綱島駅と東急田園都市線とを南北に結ぶ唯一の系統になります。以前は便数が多かったのですが、最近は途中までしかいかない系統が増え、江田駅まで行く便は相当に少なくなりました。港北ニュータウンの開発、地下鉄ブルーラインや、グリーンラインの開業、道路の拡幅、新道建設などで、路線を取り巻く環境が大きく変化し、一時期は乗る度に違う景色が車窓から見られました。昔は小田急線の柿生駅まで路線が伸びていたそうです。それこそ、横浜市営地下鉄や東急田園都市線がなかった頃は、東急東横線の北側を走る鉄道は小田急小田原線だった訳で、そこには多摩丘陵(港北ニュータウン・多摩田園都市)という広大な鉄道空白地帯がありました。

12/23改変でも、変わらず綱島駅を発着します。



5番のりばには、東急バスの日吉駅東口行き(日92系統)が停車中。



発車時刻までのいとまが少ない時は、スイッチバック進入せず、横づけして乗車扱いを行います。

東急東横線の一つ隣の駅、日吉駅までを結ぶ路線で、東横線の南側を走行し、経路違いでそれぞれ3系統が存在します。

12/23改変では、新綱島駅に移転し、綱島駅での発着は廃止されます。



6番のりばには、横浜市営バスの横浜駅西口行き(59系統)が停車中。

東急東横線であれば、急行列車で10分ほどの綱島~横浜間を、約50分かけて結びます。綱島街道をひたすら走る路線ですが、菊名駅以南は標高を上げて丘の上を走るので、遠くを見渡せる車窓の素晴らしさも特徴です。比較的長距離を走る鉄道平行路線ゆえに営業的な成績は厳しいのが実状ですが、「横浜駅西口」の行先表示を誇らしげに綱島駅にやって来ます。

12/23改変では、新綱島駅に移転し、綱島駅での発着は廃止されます。



12/23改変では、他にも新綱島駅移転の系統があります。

ざっくりした書き方をすると、東横線よりも南側を走る路線は新綱島駅へ移転、北側を走る路線はこれまで通り綱島駅を発着することになります。これにより、東急バスの一部、川崎鶴見臨港バスの全て、横浜市営バスの全てが、新綱島駅へ移転し、綱島駅に乗り入れなくなります。



綱島駅には、離れ小島ののりばがあります。

川崎鶴見臨港バスが単独で発着する7番のりばです。駅から道路1本分離れた場所にあり、こちらもスイッチバック方式で入線します。



川崎鶴見臨港バスの鶴見駅西口行き(鶴02系統)がやって来ました。



交差点で左に向きを変え、、、



位置を合わせてバック、、、



ゆっくりと7番のりばへ



収まりました。

一般車や通行人も多いので、より気を使う場所だと思います。



7番のりばの入口は、店舗のようなここから。



昔は中華料理店だった店舗を、バスのりばの入口に転用しました。



店舗の中を進むと、のりばにたどり着ける動線になっています。

利用者の多い路線なので、バスの間隔が開いて、乗客が行列になっても安全にバスを待てる環境です。



ここは長らく鶴見駅西口行き(鶴02系統)ののりばでしたが、2021年7月から、駒岡やトレッサを経由して綱島駅~新横浜駅間を結ぶ「新横浜綱島線(綱23系統)」を開設しました。綱島駅を発着する系統の中で、一番新しい系統です。



12/23改変では、7番のりばの路線は全て新綱島駅へ移転します。

よって、東急東横線の高架下バスターミナルは残りますが、この7番のりばは完全に廃止となります。



川崎鶴見臨港バス「綱島 定期券発売所」

綱島街道沿いに位置します。



移転先の新綱島駅のバスのりばを見に行きました。

12月上~中旬の様子です。



綱島街道を挟んで、綱島駅と反対側に位置する新綱島駅のバスのりばは、ロータリー式ではなく、新しい道路を建設し、その路上に停留場が設けられます。



既に道路には、バスポールが建ち始めていました。

屋根は今後整備されるようです。



最後に、ちょっと昔の綱島駅バスターミナルの風景を紹介します。

2007年撮影。まだツーステップバスが残っていた時代です。



この頃は、川崎鶴見臨港バスが分社化をしていた時期で、川崎駅西口行き(川51系統)は臨港グリーンバスが担当していました。車両は、臨港バス名物の9m大型車、いすゞLT+富士です。6番のりばには横浜市営バスのCNG車が停車しているのも見えます。



2006年撮影。川崎鶴見臨港バスの7番のりばです。

のりばには、窓口が併設され、定期券の発売が行われていました。



現在の7番のりばの入口が、当時は中華料理店として営業していたのがよくわかる1枚です。

私は、ここで食事をした事があります。その後、2020年1月に中華料理店がバス待合所に変わりましたが、綱島駅を利用する知人に「キングチャイナがバスの待合所になった」と説明されて、意味がわからず「(一体どういうことだ?)」と、目が点になったのを覚えています。現地を訪れてみて納得しました。



2006年撮影。綱島の公衆浴場だった、綱島ラジウム温泉「東京園」です。

黒色の温泉が特徴で、休憩場所や飲食の販売もあり、健康ランドのような形態でした。ただし、短時間で退出する場合は銭湯料金となり、代金の一部を返金してくれる良心的なシステムになっていました。



休憩室の様子。

昭和の風情が最高で、庭を眺めながら楽しむ、湯上がりのドリンクタイムが至福のひとときでした。

「東京園」は、2015年に新横浜線の工事で休園になりましたが、その後、建物は取り壊されて現存しません。新横浜線が開通しても復活しなかったので、もしかしたら廃業してしまったのかもしれません。



2007年撮影。温泉宿泊施設「浜京」です。

横浜市教職員互助会の保養所でしたが、一般の利用も可能でした。2008年廃業。かつては、たくさん存在した温泉旅館も、徐々にマンションやホテルに姿を変え、ここが綱島温泉にとって最後の温泉旅館でした。



そして2023年



変わりゆく街



移りゆく景色



新旧の画像を交えながら、今の綱島駅バスターミナルを紹介しました。



<一部を除き、撮影は2023年12月>

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羽田空港第2ターミナル「サテライト」

2023年10月02日 | 関東


東京都大田区、羽田空港第2ターミナル「サテライト」です。東京空港交通のシャトルバスが発着します。(2023年8月撮影)

サテライトとは、第2ターミナル離れ小島の別棟。第2ターミナルの北側に位置し、46~48番の3つの搭乗口を有します。

第2ターミナルからサテライトへ移動するためには、シャトルバスを利用します。



ここは、保安検査場前のコンコース。

第2ターミナルの出発案内表示器を見ると、2つのタイプのバス案内がありました。

「八丈島 47番 サテライトまでバス案内」
「庄内 509番 搭乗口からバス案内」

前者の「サテライトまでバス案内」は、サテライトターミナルまでバスで移動するもの。後者の「搭乗口からバス案内」は、バスで航空機まで移動するものです。どちらもバスで移動しますが、その中身には違いがあります。



では、手荷物検査を終え、実際にサテライトまで行ってみましょう。



まず、第2ターミナルの案内図を見てみます。

サテライトは46~48番。バスラウンジは501~513番の番号が振り分けられています。



サテライトの46~48番までの距離は、1000m超え。

一瞬ビビりますが、単純に搭乗口までの実際に距離を示したもので、バスでの移動距離も含まれているので安心して下さい。



サテライト行き、バスのりばへの、エスカレータを下がります。



1階に降りると、サテライト行きの、バスターミナルにたどり着きました。



サテライト専用の出発案内。

結構な便数があるのがわかります。行先はローカルな地方空港が多いのが特徴です。



46~48番搭乗口の案内。



サテライト行きのシャトルバスが停車中。

東京空港交通のランプ車ですが、ワイドボディの3ドア車では無く、通常のノンステップ車でした。



では、バスに乗車してサテライトへ移動します。



車内で発車を待っていると、後方にランプバスが並んでいるのが見えました。

ここは501~513番のバスラウンジ。スイッチバック方式のバスターミナルです。



シャトルバスが出発しました。(2023年8月撮影)

サテライトまでの所用時間は、3~5分程度です。



サテライト1階のバスターミナルに到着。



サテライトから第2ターミナルの本館に戻る場合も、ここから乗車するようです。

バスの運行間隔は、約5分間隔と案内していました。



2階に上がると、搭乗口のフロアです。

搭乗口3つぶんの長さがあるので、広々としています。



ユニークなデザインをした椅子がありました。

いつも人でごった返している羽田空港とは思えない、ゆとりを持たせた空間です。



売店は「ANA FESTA」があります。

お土産物中心ですが、空弁の販売も行っていました。



搭乗口。

出発保安検査場からサテライトの搭乗口までは、それなりに距離も時間もかかります。

搭乗予定の便がサテライトだと判明したら、早めに移動するのがオススメです。



早めに到着して、リラックス出来る椅子で、身体を休めるのもいいかもしれません。



さあ、航空機に搭乗です。

ボーディングブリッジからは、サテライト1階のバスターミナルが見えました。

それでは、行ってきます♪



<撮影2022年8月・2023年8月>

追記:ニュース報道によると、2025年にも第2ターミナル~サテライト間が地続きで繋がるそうです。完成すれば、バスによる移動もなくなるかもしれません。

追記2:今回の記事は、2022年撮影のものをメインに、一部に2023年撮影の画像も含めて構成しています。この1年間で工事が進み、のりば等に変更が生じているのでご注意下さい。
 

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芳賀町工業団地トランジットセンター(仮称)

2023年06月25日 | 関東


栃木県芳賀郡芳賀町に位置する、芳賀町工業団地トランジットセンター(仮称)です。



ここは、2023年8月26日に開業する「宇都宮ライトレール」の「芳賀町工業団地管理センター前」停留所に隣接するバスターミナルで、ライトレールとバス、地域内交通、タクシー、自家用車、自転車など、さまざまな交通手段同士を乗り継げるトランジットセンターとして整備が進められています。



トランジットセンターとライトレールとの位置関係はこんな感じ。

階段はなく、歩行者用の横断歩道を2回渡るだけで移動出来ます。



工業団地管理センターの敷地を改修して、建設中のトランジットセンター。

画像左側のテナント錬には、芳賀町の観光案内施設が設けられます。



バスのりばは、1番と2番の2か所。

JRバス関東の水都西線が発着予定で、芳賀バスターミナルの機能がここに移ってきます。

まだ運行ダイヤは発表されていませんが、ライトレールの開業により、宇都宮市中心部と芳賀町役場間とを結ぶバス系統は、このトランジットセンターでの乗り継ぎ方式に変更になり、合わせて芳賀町内の祖陽が丘まで延伸されます。また、工業団地内を循環する路線の新設、真岡鉄道の市塙駅まで運行する路線の新設が予定されています。

ライトレールが「幹」となり、バス路線が「枝葉」になる形です。

宇都宮市中心部~茂木町方面への路線については、再編案では「再編後も確保・維持」とされており、今まで通り、宇都宮中心部までバス路線が維持されるものと思われます(?)



タクシー、デマンド交通、自家用車のスペース。



待合所、トイレ。



宇都宮ライトレールの停留所。

「芳賀町工業団地管理センター前」という文字数の多い停留所名です。ネーミングライツにより副停留所名称も設定され、こちらも「リブドゥコーポレーション栃木芳賀工場前」となり、共に文字数の多さが特徴の停留所となりました。

系統により、「宇都宮ライトレール」の開業後は、この停留所で、ライトレールとバス路線の乗り継ぎという形態になりますが、運賃面では、バスや地域内交通との乗り継ぎ割引の設定を予定しています。対宇都宮駅の場合、現在よりも運賃は低廉になり、所要時間も短くなる模様です。



最後に、芳賀バスターミナル。

トランジットセンターに近いこの場所は、そのままライトレールと自家用車との乗り継ぐ、パーク&ライド用駐車場として活用します。



<撮影2023年4月>

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芳賀バスターミナル

2023年06月05日 | 関東


栃木県芳賀郡芳賀町に位置する、芳賀バスターミナルです。

停留所名は「芳賀バスターミナル」ですが、行政では「芳賀町バスターミナル」と案内する事もあります。

JRバス関東「水都西線」の各系統が発着します。



ここは、JRバス関東の宇都宮支店に隣接するバスターミナルです。

以前の宇都宮支店は、宇都宮市内にありましたが、2013年に芳賀町へ移転してきました。

同時にバスターミナルも開業しています。



芳賀町には鉄道がありません。(まもなくライトレールが開業します)

バス利用者の利便性を向上させるため、町がバスターミナルの整備を行いました。



待合室。



内部には、ベンチが並び、トイレが設置されています。



バスのりば。



2023年4月現在の時刻表(宇都宮駅方面)

JR宇都宮駅・東武駅前方面へ、日中でも1時間あたり1便を運行しています。

時間帯により、東武駅前を越えて作新学院前まで行く便もあります。



続いて、反対側。

2023年4月現在の時刻表(芳賀町役場・茂木駅方面)

芳賀町役場までは(一部を除き)1時間あたり1便が確保されています。時間帯により、芳賀町役場を越えて茂木駅方面(モビリティリゾートもてぎ)に行く便もあります。

ざっくり書くと「作新学園前・東武駅前・JR宇都宮駅~『芳賀バスターミナル』~芳賀町役場・茂木駅間」が、JRバス「水都西線」の主体で、その中で系統が細分化されます。



パーク&バスライド用駐車場。



サイクル&バスライド用駐輪場。

このように、芳賀バスターミナルは、バスと自家用車、自転車の乗り継ぎ拠点として整備されていました。



そんな芳賀バスターミナルですが、まもなく見納めとなります。

それは2023年8月26日に開業する「宇都宮ライトレール」の「芳賀町工業団地管理センター前」停留所に、トランジットセンター(交通結節点)が開設され、そちらへバスターミナルの機能が移転するためです。

停留所に近い芳賀バスターミナルは、そのまま「宇都宮ライトレール」のパーク&ライド用駐車場になる予定です。

ライトレール開業後のバス路線については、再編が行われます。まだダイヤは発表されていませんが、芳賀・宇都宮東部地域公共交通利便増進実施計画(案)によると「LRTと運行経路が概ね重複する芳賀町バスターミナル以西の区間については、公共交通間の役割分担を踏まえ、LRTへの置き換え」とされており、トランジットセンターで「宇都宮ライトレール」と「バス」を乗り継ぐ形態へ移行する模様です。

一方で、距離の長い茂木駅発着の系統は、再編案では「再編後も確保・維持」とされており、今まで通り、宇都宮中心部までバス路線が維持される模様です。

ダイヤが発表にならないとハッキリした事は言えませんが「宇都宮ライトレール」の開業は、JRバス「水都西線」にとって転機となりそうです。



<撮影2023年4月>
 

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東急歌舞伎町タワー(新宿歌舞伎町)

2023年04月24日 | 関東


東京都新宿区歌舞伎町に位置する、東急歌舞伎町タワー(新宿歌舞伎町)です。

東急トランセ、東京空港交通が発着します。



眠らない街、新宿歌舞伎町。

新宿ミラノ座の跡地に開発を進めていた「東急歌舞伎町タワー」が、2023年4月14日に開業しました。

地上48階建ての「東急歌舞伎町タワー」には、ホテルやレストラン、映画館、劇場などといったエンターテイメント施設が入居します。



その1階フロアには、バスターミナルを設置。

空港アクセスバスの発着が始まりました。

原則として事前予約路線ですが、発券窓口は設置されておらず、ネットでの予約購入を案内しています。



バス発着場は1番と2番の2つで、バスは縦列に停車します。



オシャレな のりば表示 。



1番のりば脇には、発車案内のサイネージがありました。



バス時刻表。

開業当初の運行路線は、羽田空港と成田空港のみですが、これから定期観光バスの発着も始まるそうです。



東急トランセの成田空港行きが、東急歌舞伎町タワーを出発しました。



すぐ脇は、西武新宿駅。

「歌舞伎町のバスターミナル」でイメージすると、場所が抽象的になりますが、西武新宿駅の真横と捉えると位置関係がイメージしやすくなります。



成田空港行きが靖国通りに入りました。



新宿名物「大ガード」を、東急トランセの空港リムジンバスが潜ります。

東急のリムジンバスが、新宿駅地区に進出した象徴的なシーンです。



最後に、東急が新宿地区に独自のバスターミナルを所有するという意味を考えると、そこには大きな発展性が感じられます。

現状では、空港リムジンバスが発着するターミナルですが、やり方によっては、かつての西口50番停留所「新宿高速バスターミナル」と同じ用途にでも出来る訳で、大都市側の拠点としても活用が出来そうです。



<撮影2023年4月>
 

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広沢寺温泉

2023年04月15日 | 関東


神奈川県厚木市七沢に位置する、広沢寺温泉(こうたくじおんせん)です。

神奈川中央交通のバスが発着します。



広沢寺温泉は、厚木市「七沢温泉郷」のうちの一つ。

脇道に入り、その行き止まりに一軒宿「玉翠楼」があります。その敷地内でバスは転回して停留所に据え付けられます。



広沢寺温泉を発着するのは、神奈川中央交通の「厚38系統」です。

厚木バスセンター・本厚木駅~広沢寺温泉間を結ぶ系統で、ここが終点。

停留所周辺は、道路が舗装されておらず、風情ある雰囲気を醸し出しています。



一軒宿「玉翠楼」

温泉の泉質は、滑らかな強アルカリ性。

宿泊だけではなく、デイユースにも対応しており、食事と入浴がセットになったコースもあります。入浴だけの利用も可能です。



発車を待つ、厚木バスセンター行き。



広沢寺温泉のバスポール。



2022年3月現在の時刻表。

平日は2便、土休日は4便が運行されます。

ここから徒歩15分の場所に「広沢寺温泉入口」という別の停留所があり、そちらは日中で1時間あたり1~2本の便が運行されています。バスの時間が合わない時は、そちらを利用する方法もあります。



バスが広沢寺温泉を出発しました。

いきなりの狭隘路。中型バスが充当されます。



この路線は、ところどころに狭隘路が存在します。

沿線にはハイキングコースがあり、ハイカーの利用者も多いです。続行便が運行される事もあり、その場合は大型バスが充当されます。ただし、狭隘区間を走らない区間便となります。



<撮影2022年3月>

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