バスターミナルなブログ

全国のバスターミナルやバス旅の紹介(※ブログ内のデータは原則として撮影時のものです)

「羽田エアポートガーデン」バスターミナル開業

2023年01月31日 | 関東


2023年1月31日。羽田空港第3ターミナルに直結する「羽田エアポートガーデン」がグランドオープンしました。

同時に併設されているバスターミナルも開業し、バスの発着がスタート。外観などは以前の記事で紹介したので、今回は内部と発着するバスの様子を紹介します。



「羽田エアポートガーデン」のメインフロアは2階。

この階で第3ターミナルと直結しています。バスターミナルは1階に位置するため、バス利用者はフロアを一つ降りる必要があります。



1階にもいくつもの店舗がありますが、まずはバスターミナル「A」の紹介から。

フロア図です。10の乗降場を持ち、1~7番が屋内、8~10番が屋外になります。



バスターミナル屋内部です。

7つののりばがあり、奥行きが長いのが特徴。



インフォメーションカウンター。



自動券売機。

青色が京浜急行バス、オレンジ色がリムジンバスのもの。

今回の開業時点では、どちらも「羽田エアポートガーデン」バスターミナルには乗り入れていません。そのためか、共に券売機の電源は落とされていました。



発券窓口。

こちらも準備中のようです。開業時点では発券窓口の機能はありません。

頭上には、方面別で分けられた5連の出発案内表示器が並びます。左から「中四国方面」「東海・関西方面」「関東方面」「甲信越・北陸方面」「東北方面」の順です。



「関東方面」の出発案内表示。

まだ乗り入れ路線が少ないので、空欄が目立ちます。



各のりばの様子。

頭上と壁面に出発案内表示器を設置。



吊り下げタイプの案内表示器。



壁面タイプは、空席情報も表示されます。



テーブル付きのソファー。

残念ながら、充電設備はないようですが、座り心地はGood。



中央から1番のりば方向を見渡しました。



さて、バスターミナル最初の出発便は、ジャムジャムエクスプレスが運行する「シュプールライナー」白馬・栂池行きです。



6番のりばで発車を待つ「シュプールライナー」。



「シュプールライナー」は、三菱ふそう、ローザでの運行でした。



そして、のりばを発車。

「羽田エアポートガーデン」バスターミナルの歴史が始まりました。



「羽田エアポートガーデン」には、2つのバスターミナルが存在します。

これまで紹介したターミナル「A」の他、建物反対側には団体向け「B」があります。



ターミナル「B」の乗降場は、11~15番の5つ。



乗降場は屋外ですが、しっかりと屋根があり、雨天時でも濡れる心配はありません。



再び、ターミナル「A」に戻りました。

9時20分発は、はとバスが運行する東京駅丸の内南口行き。

ただし、この便は「はとバスコース利用者専用」です。航空機利用者や「羽田エアポートガーデン」のホテルに宿泊した利用者等を想定した送迎用途のようです。



6番のりばで発車を待つ、はとバス。

「東京名所散歩」と表示があることから、東京駅到着後は、そのまま定期観光バスとなる模様です。

発車時刻が近づくと自動放送が流れました。

「最終のご案内です。6番のりばから、はとバス東京駅八重洲南口行きが・・・」的なニュアンスの案内がターミナル内に響きました。



「羽田エアポートガーデン」の1階フロアと2階フロアは吹き抜けになっています。



ここには、イベントホールもあります。



フロアには、美味しそうな店舗がたくさん並んでいました。



11時を過ぎ、静岡から、しずてつジャストラインの「静岡羽田空港線」が到着。

この路線は、しずてつジャストラインとWILLER EXPRESSの共同運行ですが、しずてつ便が先に運行を開始しました。



「羽田エアポートガーデン」の行先表示。

新静岡では静岡放送SBSが取材に入ったようで、「静岡羽田空港線」の運行開始がニュース番組で報道されました。



静岡市と羽田空港を結ぶ高速バスとして期待が高まります。



最後に、バスターミナル「A」では、コンビニ形式の売店が営業をしています。

取り扱い品目は、お土産、食料品、文房具など、多岐にわたりました。



店内には「COSTA」のコーヒーメーカーが設置され、本格的なコーヒーを楽しむ事が出来ます。バス車内に持ち込んでもいいかもしれません。



今はまだ、バスの発着が少ないのが実状ですが、日本が観光国として発展するにあたり、国際空港と各地とを結ぶ「かけ橋」の整備は必須で、このバスターミナルはその役割を担うこととなります。いつの日か、ここがバスや観光客で賑わう日が来ることを切に願います。

<撮影2023年1月>
 

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まもなく開業「羽田エアポートガーデン」バスターミナル

2023年01月23日 | 関東


2023年1月31日、羽田空港第3ターミナルに直結する「羽田エアポートガーデン」のバスターミナルが開業します。

開業直前の様子を(見られる範囲内で)見て来ましたので、紹介します。



ここは、羽田空港の第3ターミナル。

駐車場へ向かう通路付近に「羽田エアポートガーデン」の出入口があります。



道路を挟んで真向かいに位置するのが「羽田エアポートガーデン」です。

核となる施設の一つ、ホテル「ヴィラフォンテーヌ」の外観が見えます。「羽田エアポートガーデン」までへの動線は、画像右側の通路を使用します。



通路には、レストランやショップが並んでいました。



さて、バスターミナルですが、「A リムジン・高速」と「B 路線・団体」の2種類に分類出来ます。



第3ターミナル側に位置する11~15番が「B 路線・団体」となります。



現時点ではリリースされていませんが、「路線」と表記されている事から、将来は一般路線も発着する事になるのかもしれません。



「羽田エアポートガーデン」の内部。

ショップやレストラン、コンビニ、ホテル、バスターミナルが集まる中央部です。



ホテルは、「プレミア」と「グランド」の2ブランド、全1717室を供用します。

天然温泉「泉天空の湯 羽田空港」があるのもこちらです。



こちらは「おもてなしセンター」。

将来は、免税手続き、手荷物宅配、手荷物預かり等の取り扱いが出来るそうです。



さて、多摩川側に出ました。

こちらのバスターミナルでは「A リムジン・高速」が発着します。

訪問時は、工事関係車両が停車して作業を行っていましたが、ここに1~10番ののりばが設けられます。1~7番が屋内ののりば、8~10番が屋外です。



バスターミナルの入口付近には、7台分の駐車スペースを確保。

バスの待機スペースでしょうか。



バス待機スペース(?)や、バスターミナルの入口から見える場所に、バスドライバーさん向けと思われる案内板がありました。

各のりばの受け入れ状況を表示するものかもしれません。



外から見たターミナル内部の様子。

「自動券売機」と書かれた表示が見えます。青色の京浜急行バスと、オレンジ色のリムジンバスの2タイプがありました。



羽田空港~都心近郊だけではなく、全国の観光地を結ぶ高速バスが発着するのが、このバスターミナルの特色。現時点で、青森、新潟、仙台、長野、金沢、静岡、大阪・・・等々が発表済み。昼行便だけではなく、夜行便の発着も予定されています。乗り入れ路線は今後も増えていくようです。



さあ、羽田空港の新しいバスターミナル。まもなく開業です。



<撮影2023年1月>


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バスターミナル東京八重洲

2022年09月26日 | 関東


東京都中央区、JR東京駅八重洲南口前に位置する「バスターミナル東京八重洲」です。

複合ビル「東京ミッドタウン八重洲」の地下に建設していたバスターミナルが、2022年9月17日に第1期開業しました。

今回の第1期開業では、東京駅周辺に点在していたバス停の一部が集められ、統一ターミナルとして利便性が向上。これから第2期、第3期と拡張を予定しています。



バスの動きを見てみます。

東京駅前の「外堀通り」を走行してきたバスは、左折して「あおぎり通り」へ。

バスターミナル東京八重洲に入場します。



バスターミナルの発着場は、地下2階。

バスは、ゆっくりとスロープを降りて行きます。



場所は変わり、ここは地下1階の、発券窓口&インフォメーションカウンター。

ここは有人の窓口ですが、開業当初の高速バス発着は、京成系の自由席路線が大部分を占めているためか、あまり窓口の利用頻度は高くないようです。



乗車券券売機。



コインロッカー、公衆電話、飲料の自動販売機。



コンビニ「セブンイレブン」が入居します。



他にも、ドラッグストアや整体サロン等があり、テナントは豊富でした。



人々で賑わう、レストランフロア。



焼き鳥丼♪



立ち食い寿司♪

美味しいお店がいっぱいです(^^)



さて、エスカレーターを降りると、地下2階、プラットホームです。



プラットホームは島形状で、11~16番の6つの乗降場を持ちます。

また、外側には17~19番の3つのバス待機スペースがあります。



各のりばの様子。



ベンチ。



飲料の自動販売機。



エレベーターホール、化粧室。

多機能トイレも完備しています。



「ファミリーマート」

プラットホームにも、コンビニがあります。



バスのりばの一例(11番のりば)。

ガラスと自動ドアで、プラットホームとバスは仕切られています。

こののりばは自由席路線の出発が多く、高速バスの便によって「列a」と「列b」のように複数の待機列が設けられていました。



のりば横に設置されたデジタルサイネージにも「列a」「列b」「列c」の案内があるのがわかります。



出場するバスをプラットホームから。

開業当日は、ここで小さな子供さんがバスを夢中で見ていた姿が印象に残っています。

もちろん、バスを見るために設置したスペースではないと思いますが、それでも「子供が安全にバスを見られる場所」というのは大事だと思います。小さなうちからバスに親しんで、大きくなったら「〇〇行き」のバスに乗ってみたいだとか、バスに興味をもってもらえたならば、将来のバス利用者に繋がるのではないでしょうか。



「改札中」の表示が点灯した出発案内サイネージ。

「バスターミナル東京八重洲」では、ターミナルのオペレーションに、一元化したIT技術を導入しています。

「STS」(スマート ターミナル システム)と呼ばれるクラウド型のオペレーションシステムで、ターミナルの管制業務、利用者への案内(サイネージ表示・放送)、WEBへの反映など、各システムがITで繋がりました。



例えば、バスの待機スペース。



このように各のりばの在車状況が目視で確認出来ます。

同様のものが、スロープを降りて、ターミナルに入場する箇所にも設置されていました。



在車を検知する(と思われる)センサー。



各のりばの上部に設置された、ドライバーさん向けのサイネージ。

表示内容から推測するに、、、

12番のりば。到着便は停車可能。15時05分に次発便が入線予定。



時間が経過すると、このように変化しました。

12番のりば。到着便は停車可能。15時05分に次発便が入線予定。早めの出発を。



12番のりば。到着便は停車不可。次発便は入線の受け入れ可能。



バスが入線すると、このように。

赤信号。出発時刻まで待機。

そして出発時刻になると、信号は緑に現示変化。バスは発車をしていきます。



ドライバーさん側にも、操作盤が設置されていました。

バスターミナルのオペレーションもIT化の時代です。「STS」は、京王電鉄バス主体のシステムだそうで、新宿西口やバスタで培った運営ノウハウがたくさん詰まっているのではないでしょうか。



バスの行先表示は「バスターミナル東京八重洲」。

行先表示の内容が多い路線では「BT東京八重洲・東雲」なんて表示もみられます。



バスが出発しました。

地下2階から地上を目指して、スロープを上がっていきます。



地上階にて。



再び「あおぎり通り」へと戻ってきた高速バス。

ここから各方面へと、進路を進めていきます。

以上、開業したばかりの「バスターミナル東京八重洲」の様子でした。



<撮影2022年9月>
 


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新橋(東京BRT プレ運行前)

2020年05月31日 | 関東


東京都港区、新橋駅付近に位置する「新橋」です。

「ゆりかもめ」の新橋駅直下に停留所が設けられ、都心と臨海部を結ぶ「東京BRT」が発着する予定です。当初は2020年5月24日からのプレ運行(一次)を計画していましたが、新型コロナウィルス感染症の発生状況を踏まえ、運行開始が延期になりました。



歩道側から見た「東京BRT」の停留施設。

バス乗降口が3つあるのは、連接バスに対応しているためです。今回のプレ運行時は通常の路線バスと同様に前扉から乗車を行いますが、本格運行時には全ての扉での乗降を予定しています。券売機等で乗車券を事前販売する等、車内での現金収受を実施しない、新しい運賃収受方式を目指しています。



プレ運行時は乗車口となる前扉。



案内板。



「東京BRT」では、鉄道並みのわかりやすい「案内」を目指しています。

案内板には「停車駅の案内」と「路線地図」が併記されており、初めて乗車する人でも容易に全体像が把握できそうです。

ナンバリングも設定されており、虎ノ門ヒルズがB11、新橋がB01、勝どきBRTがB02、晴海BRTターミナルがB22と決まりました。



運賃は、おとな220円、こども110円。ICカードでも同額です。

プレ運行(一次)では、前扉から乗車、前払いです。



降車は、中扉、後扉です。



プレ運行時の新橋停留所は、晴海方面と虎ノ門ヒルズ方面が前後に並びます。(本格運行時は反対車線に設置予定)

JR新橋駅に近い停留所が晴海方面(画像右側)で、その後ろが虎ノ門ヒルズ方面(画像左側)です。



今回見た限りでは、LED発車案内板やデジタルサイネージは特に見当たりませんでした。プレ運行(一次)では系統が一つしかありませんし、本格運行時には全扉で乗降を行うので視認しやすい設置場所等、将来の課題なのかもしれません。なお、運行事業者である京成バスの「バスナビ」で、車両の現在地を確認出来る予定です。



ピカピカの停留施設。運行開始が楽しみです。



<撮影2020年5月末>

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下仁田駅

2020年04月01日 | 関東


群馬県甘楽郡、下仁田町に位置する、下仁田駅です。

下仁田町「しもにたバス」、上野村「乗合タクシー」、南牧村「南牧バス」が発着します。



下仁田駅は、高崎駅~下仁田駅間33.7kmを走る、上信電鉄の終点です。



下仁田駅へは、高崎駅から電車に揺られ、約1時間の道中。



駅前のバスのりばには、バスポールが3本立っていました。

それぞれ紹介します。



まずは、下仁田町のコミュニティバスである「しもにたバス」です。

上信ハイヤーが受託運行しています。



2019年8月現在の「しもにたバス」時刻表。

かつて運行されていた上信電鉄のバス部門を引き継ぎました。



「しもにたバス」の車両。

白ナンバーからわかるように、自家用車による有償運送です。



「しもにたバス」は路線バス(有償)とスクールバス(無料)の併用方式です。通学時間帯はスクールバスとして運行されます。



スクールバスとして使われる時間帯は児童優先となりますが、一般の方も利用できる(?)ようです。



ワンボックスタイプの車両もありました。



続いて、上野村のコミュニティバスである「上野村乗合タクシー」です。



2019年8月現在の「上野村乗合タクシー」時刻表。

群馬県の上野村へは、JR高崎線の新町駅から日本中央バスの「奥多野線」がありますが、高崎からですと、下仁田駅経由の「乗合タクシー」の方が使いやすいようです。

上野村~下仁田駅間だけではなく、富岡市まで路線長を延ばします。富岡市内の病院や学校へのアクセスとしても使えます。「道の駅しもにた」では池袋への高速バスに乗り継ぐ事が可能です。



「上野村乗合タクシー」の車両。

奥多野交通が受託運行しています。



青色の車両もあります。

「上野村乗合タクシー」も、白ナンバーの自家用車による有償運送でした。



最後に、南牧村のコミュニティバスである「南牧バス」です。



2019年8月現在の「南牧バス」の時刻表。

乗合バスと乗合タクシーによる運行です。



「南牧バス」の車両。

雨沢ハイヤーが受託運行しています。



「南牧バス」の車両は緑ナンバー。

有償運送ではなく、乗合の扱いです。



バス停の前には待合室が設置されています。



待合室の内部。

電車の到着に合わせて各自治体のバスが発車するので、それぞれの利用者のコミュニケーションの場にもなるのではないでしょうか。



3つの自治体のコミュニティバスが集まりますが、自治体ごとにバスを運行しているので利用者にとっては縦割りとなる弊害もあるようです。

「〇〇村のバスが、うちの地元を通過していくのだけど、停車してもらえないか?」

「停車させると、〇〇村に費用を分担しないといけない。自治体内の一部地域だけ停車させるのは公平ではないので、他の地域にも停車させる必要が出てくる。すると、うちのコミュニティバスの利用者が減り、結果として収入も減ってしまう・・・」

住民の利便性が高まるので検討したが「費用を分担したあげく、利用収入も減ってしまう」という問題点もありました。

費用の問題は難しいところです・・・



下仁田駅は、スクールバス、自家用車による有償運送、乗合バス、乗合タクシー・・・さまざまな形態のバスが集まるコミュニティバスの聖地のような場所でした。



<撮影2019年8月(一部2016年7月)>
コメント (3)
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強羅駅(代行バス・臨時バス)

2020年03月23日 | 関東


神奈川県、足柄下郡箱根町に位置する、強羅駅です。

箱根登山鉄道の鉄道線「箱根登山電車」の代行バス・臨時バスと、鋼索線「箱根登山ケーブルカー」の代行バスが発着します。



私が訪れた2020年1月現在、「箱根登山電車」は2019年に発生した台風19号被害の影響により、2019年10月12日から箱根湯本~強羅間で運転を見合わせています。復旧作業に時間がかかるために運転再開は2020年秋頃とされ、その間は代行バス・臨時バスによる振替輸送に決まりました。

また、「箱根登山ケーブルカー」は施設・車両更新工事に伴い、2019年12月3日から2020年3月19日までの期間、全線運休となり、代行バスによる振替輸送が行われています。



↑ 台風19号被害により、運休している「箱根登山電車」



↑ 施設・車両更新工事に伴い、運休している「箱根登山ケーブルカー」



上記の理由により、強羅駅には「箱根登山電車」の代行バス・臨時バスと、「箱根登山ケーブルカー」の代行バスの2路線が発着をしています。



混雑時には、代行バス・臨時バスに乗車するための待機列が長くなるようです。

ホーム上や留置している電車を使用しての列の形成が行われています。



↑ 留置中の電車車内



このように、代行バス・臨時バスを待つ待機列の動線が作られていました。



↑ 「箱根登山電車」の代行バス・臨時バスの発車案内

16時55分発が「直通(直行) 代行バス」、17時00分発が「各停 臨時バス」です。



スペースの狭い駅前広場。バスは駅舎のすぐ前から発車します。



停車しているのは「箱根登山ケーブルカー」の「代行バス」早雲山駅行き。

平日は約30分間隔、土休日は1時間あたり3本(早朝夜間約30分間隔)で運行しています。

撮影便は伊豆箱根バスが担当していました。



早雲山駅行きが発車しました。



続いて、「箱根登山電車」の「代行バス」がバックで進入してきます。



「箱根登山電車」の「直行 代行バス」箱根湯本駅行きです。

箱根湯本駅までノンストップで運行します。1時間あたり、2~4本程度運行する系統です。

撮影便は箱根登山バスが担当していました。



「直行」箱根湯本駅行きが発車すると、すぐに次のバスが進入して来ました。

「箱根登山バス」の「各停 臨時バス」箱根湯本駅行きです。

代行バスではありません。臨時バスです。強羅駅~箱根湯本駅間を結ぶ「臨時」の「路線バス」という扱いです。日中を中心に1時間あたり2本程度運行する系統です。

「直行 代行バス」では停車しない、途中駅で乗降したい場合は「各停 臨時バス」を利用します。



こんなバスもあります。

臨時バスが運行されない、早朝夜間を中心に運行する「各停 代行バス」です。

「臨時」の「路線バス」ではないので、「箱根登山電車」の各停車駅にのみに停車します。

撮影便は箱根登山バスが担当していました。早朝夜間には、タクシーやマイクロバスを使った「各停 代行バス」も運行されます。



最後に、バスの種別を整理すると、、、

「ケーブルカー」は、「代行バス」で振替輸送。

「登山電車」は、ノンストップの「直行 代行バス」、路線バス扱いの「各停 臨時バス」、早朝夜間は「各停 代行バス」、の3種類で振替輸送。

、、、となります。



電車もケーブルカーも発着しない2020年1月の強羅駅。様々な形態のバスを使って利用者の輸送が行われていました。

※追伸:2020年3月20日にケーブルカーは新車両で運行開始。同時に行われたダイヤ改正で、登山電車の「代行バス」は昼間にも「各停 代行バス」の運行が始まりました。



<撮影2020年1月>

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ひばりヶ丘駅北口

2019年03月16日 | 関東


埼玉県新座市にある、ひばりヶ丘駅北口です。西武バスが発着します。



西武池袋線、ひばりヶ丘駅北口のバスターミナルです。

ターミナルは、バスの発着場と、コンビニエンスストア、バス操車場(左奥にチラリとバスが見えます)で構成されています。



北口のバスターミナルとは言いますが、実際には、ひばりヶ丘駅とバスターミナルとの間には距離があり、徒歩で約3分ほどかかります。

長年このように離れた形態でしたが、2019年3月16日に、ひばりヶ丘駅北口ロータリーが完成し、バスが駅前まで乗り入れる事になりました。よって、このバスターミナルは役割を終える事になります。(操車場機能は残るかもしれません)



バスターミナルの中より撮影。



広告看板がターミナルの雰囲気を盛り立てます。



どういった経緯で掲出されたのかはわかりませんが、のりばには「新座市内の農園案内」が掲出されていました。



のりばは2バース。



まずは1番のりば。ひばり71系統の朝霞台駅行きです。



時刻表は2019年2月現在のもの。

ひばりヶ丘駅北口と、東武東上線と武蔵野線が発着する朝霞台駅(武蔵野線は北朝霞駅)とを結びます。



続いて、2番のりば。ひばり73系統の志木駅南口行きです。



時刻表は2019年2月現在のもの。

ひばりヶ丘駅北口と、東武東上線の志木駅とを結びます。ひばり77系統の新座営業所行きもここから発車です。



ここからはバスの動きを見てみましょう。

ひばりヶ丘駅北口行きがターミナルにやって来ました。



バスターミナルの敷地に入ります。



降車扱いは、この場所で行います。



バスを降りた乗客たち。



乗客を降ろしたバスは、ぐるりと転回。



操車場の駐車スペースに合わせ・・・



バックして駐車します。



続いて、操車場から朝霞台駅行きが出てきました。



1番のりばに到着。朝霞台駅行きが乗車扱いを行います。



発車時刻になり、乗客を乗せたバスが発車しました。



3系統合わせて1時間に10便程度発車(平日日中)するので、バスの行き来は頻繁に見られます。



新座市のコミュニティバス「にいバス」も転回のためにバスターミナルに入りますが、ここでの発着はありません。乗降は公道で行います。



バスターミナルから、3月16日に駅前ロータリーが完成する、ひばりヶ丘駅北口方向を望みました。

数百メートルの延伸ですが、これまでの北口バスターミナルは埼玉県、ひばりヶ丘駅は東京都なので、さりげなく県境越えとなります。

ちなみに、北口バス停が駅前ロータリーに移転する事により、これまでの北口バスターミナル付近には、新たな停留所「栗原五丁目」が設けられる事になりました。



駅前ロータリーの完成と同時に、駅に繋がる道路も開通します。



駅前では、新たなバス停留所の工事が進んでいました。



「ひばりヶ丘駅 バス停が駅前に!!」

こんなラッピングバスも登場しました。駅前ロータリーの完成に力が入っています。



これまでのターミナルも、コンビニが併設され、使い勝手はよかったと思いますが、駅前にバスが乗り入れる利便性には敵わない事でしょう。



駅前ロータリーへの乗り入れおめでとうございます。そして、今までのターミナルはお疲れ様でした(^^)



<撮影2019年2月>
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関東自動車 真岡車庫

2018年09月29日 | 関東


栃木県真岡市にある、関東自動車の真岡車庫です。



真岡市の中心市街地には、関東自動車と東野交通の2事業者が乗り入れています。こちらは関東自動車の車庫で、東野交通の車庫よりも街の中心部にあります。



真岡車庫の建物。

飲料の自動販売機や待合室の設備がありました。



待合室の中はこんな感じ。



真岡車庫のバスポール。

JR東北本線の石橋駅と、真岡車庫とを結ぶ「石橋・真岡線」が発着します。



2018年9月現在の時刻表。

1時間に1本はバスが運行されており、それなりの需要がある事がうかがい知れます。



発車を待つ石橋駅行き。

日中は40分かからずに石橋駅と真岡市内を結んでいます。



車庫には駐輪場が設置されていました。

「サイクル&バス」と表示され、自転車との乗り継ぎが考慮されています。



最後になりますが、2018年10月1日に関東自動車と東野交通の合併が行われます。統合後の社名は関東自動車のままで、2事業者全ての路線が承継されると発表されました。ただ、真岡に2つの車庫を持つことになるので、将来的に車庫の統廃合等があるのか、気になるところです。



<撮影2018年9月>

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東野交通 真岡営業所

2018年09月29日 | 関東


栃木県真岡市にある、東野交通の真岡営業所です。



真岡市の中心市街地には、関東自動車と東野交通の2事業者が乗り入れています。東野交通の車庫は街の中心部から若干離れた場所に位置しています。



営業所の建物を挟んで、入庫側と出庫側の2か所の出入口があります。上の画像は入庫側。降車専用のバスポールが立っています。



乗客を降ろし、入庫するバス。



中央に位置するのが「東野交通 真岡営業所」。



こちらが出庫側です。



自動販売機と待合室。



真岡営業所のバスポール。



2018年9月現在の時刻表。

宇都宮市内~真岡営業所を結ぶ「真岡線」と「真岡水橋線」の2路線があり、前者の「真岡線」は日中でも1時間間隔で運行しています。

特に平日の宇都宮発の最終便は、JR宇都宮駅22時08分発、真岡営業所23時02分着と、比較的遅くまで運行されているのが特徴です。



待合室の内部。



持ち込み禁制品や禁止事項の掲示は、手書きでした。東野交通の歴史を感じます。



最後に、ご存じの方も多いでしょうが、2018年10月1日に東野交通と関東自動車は合併を行います。新しい社名は関東自動車。但し、プレリリースには「東野交通由来の営業所や車庫については、基本的には「東野」の名前を新たに付して、東野交通がこれまで築き上げて来た伝統を引き継いで参ります」とあり、何らかの形で東野の名前は残るようです。「東野真岡営業所」・・・なんて名称になるのでしょうか?



<撮影2018年9月>

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築地中央市場

2018年09月07日 | 関東


東京都中央区にある、築地中央市場です。

新橋駅前~築地中央市場間を結ぶ都営バスの市01系統が発着します。



東京都が開設する中央卸売市場 築地市場は、各地からの海産物や青果が集められ、仲卸業者や売買参加者を通じて最終的に消費者へと届けられる生鮮食料品の流通拠点となる場所です。近年は日本文化に興味を持つインバウンドの方々の観光スポットとしても注目されています。



築地市場の全体図。

築地中央市場の停留所は、市場の中に設けられています。そのためにバスは乗客を乗せたまま市場内を走行します。



バスの走行経路を上記画像で説明すると、バスは正門から市場内に入り、魚がし横丁の横で転回と降車扱いを行い、バス停と書かれた箇所で乗車を行った後、再び正門から市場を出ていきます。



実際にバスの動きを見てみましょう。

都営バスが市場内に入りました。



そろりそろりと慎重に進むバス。



バスの降車場に到着。

ここで降車扱いを行います。



朝の築地は、ターレーやフォークリフトがせわしなく活動していました。



降車場を別角度から。



場内は、とにかく空いているスペースが少ないという印象です。



降車専用のバスポール。

続いて、乗車場所の紹介です。



ダンボール箱やパレットがひしめく乗車場。



この乗車場一つ見ても、築地の狭さを物語っているような気がします。



場内の混雑によりバスの入場が困難な場合は、ここにバスが来ない旨の案内がされていました。



築地中央市場のバスポール。



2018年9月現在の時刻表。



卸売市場という性格から、市場の休場日はバスの発着がないのが市01系統の特徴です。



バスが来ました。発車を待つ新橋駅前行き。

白いビニール袋(中身は購入した海産物)をいくつも抱えた乗客らが乗車して行きました。



バスが築地中央市場を発車しました。



5分と同じ景色がない朝の築地市場。

人も物も、バタバタと目まぐるしく変化しています。



インバウンドの方々も多く見かけました。



物販店や飲食店など、人気のお店には長蛇の列。



場内には、喫茶や本屋なんて店舗もあります。

「築地市場の歴史がわかる本ありますか?」「それならば、これがいいよ」

築地の文化を調べたくなり、私も本屋さんで1冊購入してきました。



締めはお寿司。贅沢な朝ごはんでした♪

・・・最後に、ご存じの方も多いでしょうが、築地市場は2018年10月6日を持って営業を終了し、10月11日からは豊洲市場に移転します。築地中央市場の停留所は廃止。市01系統は新たに豊洲市場に乗り入れる事になりました。

築地市場は、関東大震災後の1923年に「市設臨時東京魚市場」として開場。戦時中の停滞期もあったものの、戦後の高度経済成長、好景気、人口増大により、取扱量も右肩上がりに増えていきます。当時の築地市場における物流の主役は鉄道貨物でしたが、車社会の到来により、その役目はトラックへと変わりました。これ以上、築地で捌くのは困難。そこで市場の移転が計画されます。当初は築地市場や神田市場(秋葉原)等が、新たに埋め立てられた大井ふ頭にそろって移転という筋書きでしたが、野鳥の飛来地になっていた大井ふ頭に野鳥公園を造る事になり、結果として築地市場は移転に含まれず、神田市場等が移転して今の大田市場になりました。

移転が出来ないのならば築地市場を再整備という計画もありました。しかし、整備中の仮市場として汐留貨物ターミナル跡地を使う計画が進行できず、こちらもご破算となります。狭く老朽化の進む築地市場。再び移転という方向性が定まり、今回の豊洲市場移転へと繋がりました。



私は、築地中央市場でバスを降りた時の、プーンと漂う魚の匂いを印象強く覚えています。場外には何度もお世話になっていますが、場内にこんな世界が広がっていたなんて、全く知りませんでした。東京の台所、インバウンドの人気スポット、知らなかった東京を五感で感じた朝の築地中央市場でした。



<撮影2018年9月>

参考文献:築地市場 朝日新聞出版 著者 福地享子+築地魚市場銀鱗会

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